意味
(人の低俗な欲望・弱みなどに)迎合する、おもねる、つけ込む、機嫌を取る
女衒、悪事の仲介人、迎合者
発音
/ˈpændər/
PANder
💡 最初の音節「pan-(パン)」を強く発音します。最後の「-der(ダー)」は、日本語の「ダー」よりも舌を巻かずに軽く発音する「r」の音です。全体的に「パンダー」と平坦に発音するのではなく、「パァンダァー」のように、最初の音節を際立たせることを意識しましょう。
例文
He won't pander to them.
彼は彼らに迎合しないでしょう。
Don't pander to his whims.
彼の気まぐれにおもねるな。
They pander to common tastes.
彼らは一般的な好みに迎合します。
Some media pander to gossip.
一部メディアはゴシップに迎合します。
Stop pandering to the crowd.
群衆におもねるのはやめろ。
Politicians often pander to voters.
政治家は有権者に迎合しがちです。
She pandered to her boss's demands.
彼女は上司の要求に迎合しました。
We cannot pander to every client.
全ての顧客に迎合することはできません。
Such ads pander to insecurities.
そのような広告は不安につけ込みます。
Avoid pandering to base desires.
卑しい欲望に迎合するのを避けなさい。
変形一覧
文法的注意点
- 📝動詞panderは、目的語を直接取らず、常に前置詞「to」を伴って「pander to X」の形で使われ、「Xに迎合する、おもねる」という意味になります。
- 📝名詞としてのpanderは古風で、現代英語の日常会話ではほとんど使われません。動詞としての使用が一般的です。
使用情報
よくある間違い
「〜に迎合する」という動詞panderは、常に前置詞toを伴って「pander to X」の形で使われます。forは「〜のために」という目的を表すため、この文脈では適切ではありません。
派生語
語源
📚 この単語は、中世の物語、特にジェフリー・チョーサーの『トロイラスとクリセイデ』に登場する人物、パンドラス(Pandarus)に由来します。彼はトロイの王子トロイラスとクリセイデの恋を仲介する役目を果たし、そのことから「恋愛の仲介人」や「女衒」を意味するようになり、後に比喩的に、人の低俗な欲望や弱みにつけ込む行為を指すようになりました。
学習のコツ
- 💡「〜に迎合する」という点で、動詞の後には必ず前置詞「to」が来ることをセットで覚えましょう。
- 💡この単語は、人の欲望や弱みにつけ込むというネガティブなニュアンスを持つことが多いです。
- 💡語源を知ることで、その「仲介者」から「迎合する」という意味への変化が分かりやすくなります。
- 💡主に、政治家が有権者に迎合したり、メディアがセンセーショナルな内容で大衆の関心を買おうとしたりする文脈でよく用いられます。
Memorizeアプリで効率的に学習
pander を含む、すべての英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。