Of vs From（ofとfromの使い分け）
Of vs From
概要
この文法は何か
前置詞「of」と「from」は共に起源や所属を表しますが、使い分けが必要です。ofは所属・関係・材料を、fromは出発点・起源・分離を表します。
いつ使うか
物の材料、人の出身、物事の起源、所属関係などを説明するときに、文脈に応じて正しい前置詞を選ぶ必要があります。
作り方
名詞/形容詞 + of/from + 名詞
重要ポイント
- 1of は所属関係や全体の一部を表す（例：member of, part of）
- 2from は出発点や起源を表す（例：from Tokyo, from Japan）
- 3of は材料が変化していない場合に使う（例：made of wood）
- 4from は材料が変化した場合に使う（例：made from grapes）
- 5両方使える場合もあるが、微妙にニュアンスが異なる
ルールと例文
of - 所属・一部（全体の中の一部）
part/member/one + of + 名詞
She is a member of the team.
彼女はチームのメンバーです。
This is part of the problem.
これは問題の一部です。
He is one of my best friends.
彼は私の親友の一人です。
The capital of Japan is Tokyo.
日本の首都は東京です。
from - 出発点・起源（どこから来たか）
be/come + from + 場所
I am from Japan.
私は日本出身です。
She comes from a small town.
彼女は小さな町の出身です。
This product is from Italy.
この製品はイタリア製です。
The train from Tokyo arrives at 3 pm.
東京からの電車は午後3時に到着します。
made of - 材料（見た目でわかる、変化なし）
made of + 材料
The table is made of wood.
そのテーブルは木でできています。
The ring is made of gold.
その指輪は金でできています。
This shirt is made of cotton.
このシャツは綿でできています。
made from - 原料（見た目が変化、加工後）
made from + 原料
Wine is made from grapes.
ワインはブドウから作られます。
Paper is made from wood.
紙は木から作られます。
Cheese is made from milk.
チーズは牛乳から作られます。
of - 性質・特徴
形容詞 + of + 人
It is kind of you to help me.
助けてくれてありがとう。（親切ですね）
It was stupid of me to forget.
忘れるなんて私は愚かでした。
It is generous of him to share.
分け与えるなんて彼は寛大です。
from - 分離・除去
動詞 + from
She is different from her sister.
彼女は姉と違います。
I learned a lot from this experience.
この経験から多くを学びました。
He is suffering from a cold.
彼は風邪をひいています。
よく使うパターン
member/part/one of + 名詞
〜の一員/一部/一つ
be/come from + 場所
〜出身である/〜から来る
made of + 材料（変化なし）
〜でできている（素材が見える）
made from + 原料（変化あり）
〜から作られる（加工済み）
different from
〜と違う
使用シーン
出身地を尋ねる・答える
自己紹介や出身について話す場面
Where are you from? - I am from Japan.
どこの出身ですか？ - 日本出身です。
She comes from a big city.
彼女は大都市の出身です。
材料や素材を説明する
物の材質や原料を説明する場面
This desk is made of solid oak.
この机は無垢のオーク材でできています。
Yogurt is made from milk.
ヨーグルトは牛乳から作られます。
所属や関係を示す
グループや組織との関係を説明する場面
He is a member of our team.
彼は私たちのチームのメンバーです。
This is one of the best restaurants in town.
これは街で最高のレストランの一つです。
会話例
Meeting someone new
Where are you from?
どこの出身ですか？
I am from Australia, but I live in Japan now.
オーストラリア出身ですが、今は日本に住んでいます。
What part of Australia are you from?
オーストラリアのどの地域の出身ですか？
I am from Sydney, the capital of New South Wales.
シドニー出身で、ニューサウスウェールズ州の州都です。
Shopping for furniture
What is this table made of?
このテーブルは何でできていますか？
It is made of solid wood.
無垢材でできています。
And what about this plastic chair?
このプラスチックの椅子は？
It is made from recycled materials.
リサイクル素材から作られています。
学習のコツ
- 💡「from」は物理的な出発点や起源を表すと覚えましょう
- 💡「of」は所属や関係、全体の一部を表すと覚えましょう
- 💡「made of」は材料が見える、「made from」は材料が変化したと覚えましょう
- 💡出身地は必ず「from」を使います（I am from...）
- 💡所属や一部を表すときは「of」を使います（member of, part of）
- 💡例文を作って実際に使ってみることで、違いが自然に身につきます
- 💡「different from」（アメリカ英語）と「different to」（イギリス英語）の違いも覚えましょう
文化的注意点
アメリカ英語では「different from」、イギリス英語では「different to」または「different from」の両方が使われます。「different than」はカジュアルな口語で使われることがあります。
「made of」と「made from」の区別は、材料が最終製品で識別できるかどうかで判断します。ただし、両方使える場合もあります。
よくある間違い
I am of Japan.
I am from Japan.
出身地には「from」を使います。「of」は使いません。
She is a member from the team.
She is a member of the team.
所属には「of」を使います。「from」は使いません。
The table is made from wood.
The table is made of wood.
木材が見た目でわかる場合は「made of」を使います。
Wine is made of grapes.
Wine is made from grapes.
ブドウがワインに変化しているので「made from」を使います。
The capital from Japan is Tokyo.
The capital of Japan is Tokyo.
所属関係には「of」を使います。
She is different of me.
She is different from me.
「different」の後は「from」を使います（アメリカ英語）。
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