意味
遺棄された、見捨てられた、打ち捨てられた(建物、船、土地などが放置され荒廃している状態)
職務怠慢な、義務を怠った、無責任な(特に責任がある立場にある人が、その義務を放棄している状態)
遺棄された物、放棄された物(特に放置された船や建物)
浮浪者、無職者、職務怠慢な人(社会的に見捨てられたり、義務を果たさない人)
発音
/ˈdɛrəlɪkt/
DEr-uh-likt
💡 第一音節の「デ」を強く発音し、「r」と「l」の音を明確に区別することが重要です。日本人には「デレリクト」と聞こえがちですが、「デラリクト」のように「a」に近い母音を意識するとより自然な発音になります。最後の「-ict」は「イクトゥ」と軽く発音しましょう。
例文
The old factory looked derelict.
その古い工場は廃墟のように見えました。
A derelict ship drifted ashore.
遺棄された船が岸に打ち寄せました。
Many houses became derelict.
多くの家屋が廃墟となりました。
The car was left derelict.
その車は放置されました。
They found a derelict building.
彼らは廃屋を見つけました。
The area had many derelicts.
その地域には多くの浮浪者がいました。
This issue makes the land derelict.
この問題が土地を荒廃させます。
A derelict property needed repairs.
放置された物件は修理が必要でした。
He was derelict in his duties.
彼は職務を怠っていました。
Helping derelicts is their mission.
浮浪者を助けるのが彼らの使命です。
変形一覧
名詞
形容詞
文法的注意点
- 📝形容詞として使う場合、名詞の前に置かれることが多く、be動詞の後に補語としても使われます(例: The building is derelict.)。
- 📝名詞として使う場合、「浮浪者」などの意味では可算名詞として複数形(derelicts)になります。
使用情報
よくある間違い
derelictは通常、建物や物が「見捨てられた、荒廃した」状態を表す形容詞です。人を指す場合は、名詞として「浮浪者」や「職務怠慢な人」の意味になります。形容詞として人を修飾する場合は 'derelict in his duties' のように使います。
類似スペル単語との違い
derelictは「見捨てられた、放棄された」状態や「職務怠慢」を指す形容詞または名詞であるのに対し、delict(デリクト)は主に法律用語で「不法行為、違法行為」を意味します。スペルが似ていますが、意味は大きく異なり混同しやすいので注意が必要です。
派生語
語源
📚 この単語は、ラテン語の「derelinquere」(完全に放棄する)に由来し、中世ラテン語を経て古フランス語から英語に入りました。元々は所有者が放棄した財産や義務を指していましたが、後に放置され荒廃した建物や船、さらには職務を怠った人に対しても使われるようになりました。
学習のコツ
- 💡「見捨てられた」「放棄された」という荒廃のイメージを持つと、形容詞と名詞の両方の意味を理解しやすくなります。
- 💡主に建物、船、土地、あるいは職務など、何かが放置されたり怠られたりした状態を表現する際に使われます。
- 💡類語の abandoned や neglected と一緒に覚えることで、言葉のニュアンスの違いを比較できます。
- 💡ビジネスや法律、都市計画といったフォーマルな文脈でよく見かける単語なので、そうした分野の文章を読む際に注目してみましょう。
- 💡動詞としての用法はほとんどなく、形容詞または名詞として使われることを覚えておきましょう。
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