ill-treatment
発音
/ɪlˈtriːtmənt/
ill-TREATment
💡 「ill」は短く「イル」と発音します。「treatment」の「treat」に強くアクセントを置き、「ment」は弱く曖昧に発音しましょう。
使用情報
構成単語
意味
悪質な、または不当な扱いを指します。特に、身体的、精神的、または感情的な苦痛を与えるような行為や待遇を意味します。虐待、ひどい扱い。
"Cruel, unkind, or unfair treatment of someone or something, often involving physical, emotional, or psychological abuse or neglect."
💡 ニュアンス・使い方
この表現は、人間、動物、または物に対して、意図的に害を与えるような行為や、配慮を欠いた不適切な対応全般を指します。身体的な虐待だけでなく、精神的な苦痛を与える言葉の暴力や無視なども含みます。非常に深刻な状況を表す際に使われ、ネガティブな感情を強く伴います。主に書面やニュース報道、法律関係、公式な場で使われることが多く、フォーマルな印象を与えます。口語では、より直接的な「abuse」や「mistreatment」が選ばれることもあります。単に「悪い扱い」というよりも、「悪意のある、または甚だしく不適切な扱い」というニュアンスが強いです。
例文
The rescue organization reported several cases of animal ill-treatment.
その保護団体は、動物への虐待がいくつかあったと報告しました。
She recounted stories of ill-treatment during her captivity.
彼女は捕虜時代の不当な扱いの話を語りました。
Many refugees suffer ill-treatment in detention centers.
多くの難民が収容所で不当な扱いを受けています。
The film exposed the ill-treatment of factory workers in the past.
その映画は過去の工場労働者へのひどい扱いを明るみに出しました。
He was accused of ill-treatment towards his subordinates.
彼は部下への不当な扱いを非難されました。
The historical document describes the ill-treatment of indigenous populations.
その歴史文書は、先住民に対する不当な扱いを記述しています。
There were whispers of ill-treatment behind the closed doors of the orphanage.
その孤児院の閉ざされたドアの向こうでは、虐待の噂がささやかれていました。
Our company has a zero-tolerance policy against any form of ill-treatment in the workplace.
弊社では、職場におけるいかなる形の不当な扱いに対しても一切許容しない方針を掲げています。
Allegations of ill-treatment from suppliers must be thoroughly investigated.
サプライヤーからの不当な扱いの申し立ては、徹底的に調査されなければなりません。
International conventions aim to prevent the ill-treatment of prisoners of war.
国際条約は、捕虜に対する虐待を防止することを目的としています。
The report condemned the systemic ill-treatment of asylum seekers.
その報告書は、亡命希望者に対する組織的な不当な扱いを非難しました。
類似表現との違い
`abuse`は「虐待」や「悪用」「乱用」といったより広範な意味を持ち、身体的、精神的、性的、感情的など多岐にわたる行為を指します。`ill-treatment`が「不適切な扱い」に焦点を当てるのに対し、`abuse`は悪意や権力の乱用を強く示唆します。`ill-treatment`よりも口語的でも使われます。
`mistreatment`は`ill-treatment`と非常に似ていますが、少しフォーマル度が低く、日常会話でも使われやすいです。意味としては「不適切な扱い」「誤った扱い」という点で共通しますが、`ill-treatment`が悪意や意図的な害をより強く含むのに対し、`mistreatment`は不注意や無知による不適切な扱いも含むことがあります。
`maltreatment`は`ill-treatment`とほぼ同義で、特に虐待やひどい扱いを指す非常にフォーマルで堅い表現です。医療、法律、社会福祉の分野でよく用いられ、`ill-treatment`と同様に、人や動物への身体的・精神的な苦痛を与える行為を指します。
`cruelty`は「残酷さ」という性質そのものを指す名詞で、`ill-treatment`や`abuse`が「行為」を指すのに対し、`cruelty`は「残虐な性質」や「状態」を指します。「acts of cruelty(残酷な行為)」のように使われます。`ill-treatment`が具体的な不適切な扱いを指すのに対し、`cruelty`はより感情や意図に焦点を当てます。
よくある間違い
このフレーズは複合語であり、通常ハイフンで繋がれます。スペースを空けると、`ill`が`treatment`を修飾する形容詞句のように見え、単一の概念としての「不当な扱い」というニュアンスが弱まります。
`bad treatment`も「悪い扱い」を意味しますが、`ill-treatment`はより深刻で、しばしば意図的な害や虐待のニュアンスを含みます。`bad treatment`は単に「適切でない」程度の意味合いで使われることもあり、フォーマルな文脈や深刻な状況では`ill-treatment`の方が適切です。
学習のコツ
- 💡「`ill-`」は「悪い」「不適切な」を意味する接頭辞として、他にも多くの単語に使われることを覚えましょう(例: ill-advised (軽率な), ill-mannered (行儀の悪い))。
- 💡この表現は主に書面やニュース、法律関係など、フォーマルで深刻な状況で使われることが多いです。日常会話では「abuse」や「mistreatment」の方が一般的です。
- 💡人や動物、物だけでなく、概念や権利などに対する不適切な扱いにも使えます。
- 💡動詞形は「ill-treat」、形容詞形は「ill-treated」となります。合わせて覚えておくと便利です。
対話例
ニュース報道について話している
A:
Did you see the news about the refugees? They're reporting severe ill-treatment.
難民に関するニュース見た?ひどい扱いを受けていると報じられているよ。
B:
Yes, it's heartbreaking. I hope international organizations intervene quickly.
はい、心が痛みます。国際機関が迅速に介入することを願っています。
職場の倫理問題について話し合い
A:
We need to ensure that no employee experiences any form of ill-treatment.
どの従業員もいかなる形の不当な扱いも経験しないようにする必要があります。
B:
Absolutely. Our HR policy clearly outlines the zero-tolerance approach to such issues.
もちろんです。当社の人事方針は、そのような問題に対するゼロトレランスのアプローチを明確に示しています。
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