delegate authority
発音
/ˌdɛlɪɡeɪt ɔːˈθɒrɪti/
DELegate auTHORity
💡 「デリゲイト オソリティ」と発音します。特に「デ」と「ソ」の部分に強勢を置くと、より自然な発音になります。最後の 'rity' は「リティ」と軽めに発音します。
使用情報
構成単語
意味
権限を委譲する、権限を付与する。
"To assign or transfer power, responsibility, or decision-making rights from a higher position or body to a lower one or to another entity."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、主にビジネス、政治、法律といったフォーマルな文脈で使用されます。単にタスクを割り振るのではなく、意思決定の権利や責任を伴う権限そのものを、上位の役職や組織から下位の役職や個人、あるいは他の組織に移すことを意味します。信頼と責任の分担、効率化、あるいはリーダーシップ育成などの目的で行われます。この表現を使うことで、専門的でプロフェッショナルな印象を与えます。カジュアルな日常会話で使うことはほとんどありません。
例文
The CEO decided to delegate more authority to regional managers to speed up decision-making.
CEOは、意思決定の迅速化を図るため、地域マネージャーにより多くの権限を委譲することを決定しました。
It's important for project leaders to know when and how to delegate authority effectively.
プロジェクトリーダーは、いつ、どのようにして効果的に権限を委譲するかを知ることが重要です。
We need to delegate authority for this specific task to the most qualified team member.
この特定のタスクに関する権限は、最も適格なチームメンバーに委譲する必要があります。
Managers who fear delegating authority often hinder their team's growth.
権限委譲を恐れるマネージャーは、しばしばチームの成長を妨げます。
The new legislation empowers local councils to delegate authority for certain public services.
新しい法律は、地方議会が特定の公共サービスに関する権限を委譲することを認めています。
The board resolution specifies the conditions under which the chairman can delegate authority.
理事会の決議は、議長が権限を委譲できる条件を明記しています。
In large organizations, the ability to wisely delegate authority is a cornerstone of effective leadership.
大規模な組織において、賢明に権限を委譲する能力は、効果的なリーダーシップの礎となります。
Delegating authority ensures that decisions are made at the most appropriate level, closer to the action.
権限を委譲することで、意思決定が最も適切なレベル、つまり現場に近い場所で行われることが保証されます。
The committee has been given the power to delegate authority for approving minor budget adjustments.
委員会は、軽微な予算調整を承認する権限を委譲する力を与えられました。
To foster innovation, some companies choose to delegate authority to small, autonomous teams.
イノベーションを促進するため、一部の企業は小規模で自律的なチームに権限を委譲することを選択しています。
類似表現との違い
「empower someone」は、誰かに権限を与えることに加えて、その人の自信や能力を高め、行動を促すニュアンスも持ちます。単なる権限移譲よりも、相手を力づけ、自律性を促す意味合いが強いです。より広範な文脈で使われます。
「vest authority」は、「delegate authority」と同様に権限を付与する意味ですが、特に法律や規則に基づいて、特定の個人や団体に正式に、恒久的な権限を与えるという堅いニュアンスがあります。非常にフォーマルな法律文書や公式な文脈で使われます。
「transfer power」は、権力や権限を移行するという意味で、「delegate authority」と似ていますが、より広範な「権力」全般の移動を指すことがあります。特に政府の交代や組織全体の支配権の移行といった、大規模な文脈で使われることが多いです。
「assign tasks」は、具体的な作業や仕事を割り振ることを意味します。権限の委譲とは異なり、意思決定の権利や責任まで含まず、あくまで作業の分担に焦点を当てています。「delegate authority」よりもはるかにカジュアルな文脈で使われます。
よくある間違い
「~に関する権限」は 'authority for' を使い、具体的なタスクや決定について権限を委譲する際に用います。また、「~に権限を委譲する」は 'delegate authority to someone' と 'to' を使います。'of' を使うのは自然ではありません。
学習のコツ
- 💡主にビジネス、法律、行政などのフォーマルな文脈で使われることを覚えておきましょう。
- 💡「〜に権限を委譲する」と言う場合は、'delegate authority to someone' の形で覚えると良いでしょう。
- 💡単に仕事を割り振る 'assign tasks' とは異なり、意思決定の責任を含む権限そのものを移譲するというニュアンスを理解しましょう。
- 💡'delegate' の動詞としての発音は /dɛlɪɡeɪt/ です。名詞形 'delegate'(代表者)の発音は /dɛlɪɡət/ と異なるので注意しましょう。
対話例
企業役員会議での組織改編に関する議論
A:
To foster agility and responsiveness, I suggest we delegate more authority to our regional operation centers.
機敏性と対応力を高めるため、地域オペレーションセンターにより多くの権限を委譲することを提案します。
B:
That's a valid point. Empowering local teams to make decisions could significantly improve our market penetration.
それはもっともな意見です。現地チームに意思決定の権限を与えることは、市場浸透率を大幅に向上させる可能性があります。
上司と部下の評価面談
A:
In the coming quarter, I plan to delegate more authority to you regarding project budgeting.
来四半期には、プロジェクトの予算編成に関してあなたにもっと多くの権限を委譲するつもりです。
B:
Thank you. I appreciate your trust and look forward to taking on that increased responsibility.
ありがとうございます。信頼していただき感謝いたします。その増大する責任を担うことを楽しみにしております。
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