confer authority
発音
/kənˈfɜːr əˈθɔːrəti/
conFER auTHORity
💡 「confer」は『カンファ〜』のように後半を強く、『authority』は『オーソーリティ』のように真ん中あたりを強く発音します。全体的に少し硬い響きがあります。
使用情報
構成単語
意味
(誰かに)公式な権限や権力を授与する、付与する、与える。
"To officially grant power, the right to make decisions, or control to a person or an organization."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、ある個人や組織に、何かを行うための正当な権限や権力を正式に与える際に使われます。非常にフォーマルな文脈で用いられ、特にビジネス、法律、行政、学術などの分野で頻繁に見られます。単に「give authority」と言うよりも、より公式性、合法性、あるいは熟考の上での決定といったニュアンスが強調されます。日常会話で使われることはほとんどなく、書面や公式な発表で用いられることが多いです。ネイティブは、この表現を聞くと、その決定が重要な根拠や手続きに基づいて行われたものであると感じます。
例文
The board decided to confer authority upon the CEO to negotiate the merger.
取締役会は、合併交渉を行う権限をCEOに付与することを決定しました。
Parliament alone has the power to confer authority to declare war.
宣戦布告の権限を付与できるのは議会のみです。
The new regulations will confer authority on local councils to manage public spaces.
新規定により、地方議会には公共スペースを管理する権限が与えられます。
The director has the discretion to confer authority on project managers for resource allocation.
ディレクターには、資源配分の権限をプロジェクトマネージャーに付与する裁量があります。
By signing the document, you confer authority to act on your behalf.
この書類に署名することにより、あなたは代理として行動する権限を付与します。
The university senate will confer authority for curriculum changes to the academic affairs committee.
大学の評議会は、カリキュラム変更の権限を学務委員会に付与します。
Our legal team advised us that only the president can confer authority for such a major decision.
私たちの法務チームは、そのような重要な決定の権限を付与できるのは社長だけだと助言しました。
Historically, monarchs would confer authority upon their loyal subjects through various decrees.
歴史的に、君主たちは様々な勅令を通じて忠実な家臣に権限を授与しました。
The shareholders' resolution will confer authority on the management team to execute the expansion plan.
株主総会の決議により、経営陣には拡張計画を実行する権限が与えられます。
The charter aims to confer authority on community leaders to address local issues.
その憲章は、地域の問題に対処する権限をコミュニティリーダーに与えることを目的としています。
類似表現との違い
「grant authority」も「権限を与える」を意味しますが、「confer authority」の方がより格式張った、公式な、あるいは熟慮の結果として権限を授与するというニュアンスが強いです。特に法的文書や非常に厳格な組織内で使われます。
「delegate authority」は、上位の者が下位の者に権限を「委譲する」という意味合いが強いです。権限自体を移すというよりも、特定の業務や決定を行うための権限を一時的または恒久的に「預ける」というニュアンスを含みます。conferはより広範な権限の『付与』に使われます。
「vest authority in (someone)」は、特定の人物や団体に権限を「帰属させる」「付与する」という、非常に法的な響きを持つ表現です。恒久的な権限の付与や、制度上の権限の所在を明示する際に使われます。「confer authority」と同様に非常にフォーマルですが、より法的な文脈に限定される傾向があります。
最も一般的でカジュアルな表現です。公式な文脈でも使われますが、「confer authority」や「grant authority」のような厳格さや公式性は薄いです。日常会話で「権限を与える」と言いたい場合は、通常こちらが使われます。
よくある間違い
「authority」は「権限」という意味で使う場合、不可算名詞として扱われることが多いため、通常は冠詞 'a' や 'an' はつけません。特定の種類の権限を指す場合は 'an authority' とすることもありますが、一般的な権限の付与では 'authority' が適切です。
動詞 'confer' には「協議する」「相談する」という意味もありますが、その場合は 'confer with someone (on/about something)' のように使います。「権限を与える」という意味で使う場合は、その授与行為自体を指しますので、「協議する」とは異なります。
学習のコツ
- 💡非常にフォーマルな文脈でのみ使用し、日常会話では「give authority」などを使います。
- 💡主に法律、行政、ビジネスの公式文書やスピーチで効果的です。
- 💡『confer』は「協議する」という意味も持つため、文脈で混同しないよう注意が必要です。
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