a touch of irony
発音
/ə tʌtʃ əv ˈaɪrəni/
ə TOUCH əv IRONY
💡 「touch」と「irony」の「アイ」の部分を特に強く発音します。「of」は「アヴ」のように軽く発音されます。
使用情報
構成単語
意味
少しの皮肉、かすかな皮肉、皮肉のひとかけら。状況や発言に、予期せぬ、または矛盾する要素がわずかに含まれていることを指します。
"A small amount or subtle hint of irony, often used to describe a situation, statement, or event that has an unexpected or contradictory element, usually for humorous or critical effect."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、ある状況、発言、出来事の中に、ほんのわずかながらも皮肉な要素が含まれていることを控えめに表現したいときに使われます。直接的な批判や嘲笑のニュアンスは薄く、むしろ状況の矛盾や予期せぬ展開に対する観察やコメントとして用いられることが多いです。話し言葉でも書き言葉でも使われますが、やや洗練された印象を与えます。ネイティブスピーカーは、表現力豊かで、皮肉を直接的すぎずにスマートに伝える言い方だと感じます。フォーマル度はニュートラルですが、文脈によってはややフォーマルに聞こえることもあります。
例文
There was a touch of irony in his voice when he said he loved cleaning.
彼が掃除が好きだと言ったとき、その声には少し皮肉がこもっていました。
The outcome of the meeting had a touch of irony, considering their initial optimism.
最初の楽観的な見方からすると、会議の結果には少し皮肉なものがありました。
It's a touch of irony that the fire station burned down last night.
消防署が昨夜焼失したというのは、少し皮肉な話です。
Her comment about enjoying the rain after forgetting her umbrella had a definite touch of irony.
傘を忘れた後に雨を楽しむという彼女のコメントには、明らかに皮肉なニュアンスがありました。
The report concluded with a touch of irony, highlighting the unexpected success of the failed project.
その報告書は、失敗したプロジェクトの予期せぬ成功を強調し、少し皮肉を込めて締めくくられていました。
The fact that the expert on time management missed his own deadline had a touch of irony.
時間管理の専門家が自身の締め切りを破ったという事実は、少し皮肉が効いていました。
The playwright often injects a touch of irony into his characters' dialogues.
その劇作家はしばしば登場人物の対話に皮肉を少し加えます。
There's a subtle touch of irony in their corporate slogan, given their history.
彼らの歴史を考えると、企業スローガンには微妙な皮肉が込められています。
The award for humility was given to the most boastful student, with a touch of irony.
謙虚さの賞は、最も自慢好きな生徒に贈られ、そこには少し皮肉が込められていました。
His seemingly serious advice often contained a touch of irony that made people smile.
彼の一見真面目なアドバイスには、しばしば人々を笑顔にさせるような皮肉が少し含まれていました。
類似表現との違い
「a touch of irony」とほぼ同義ですが、「hint」は「かすかな示唆」や「ほのめかし」というニュアンスがより強いです。より間接的で気づきにくい皮肉を表す場合に使われることがあります。
これは「皮肉な感覚」や「皮肉を理解する能力」を指します。「a touch of irony」が状況や発言そのものに含まれる皮肉を指すのに対し、「a sense of irony」は、皮肉な状況を認識したり、皮肉な見方をする個人の能力や傾向を表します。
主に人の性格や行動の一部として「皮肉な一面がある」ことを指します。「a touch of irony」が特定の状況や発言に限定されるのに対し、「a streak of irony」はより持続的で根深い特性を示唆します。
「sarcasm」は「皮肉」と訳されますが、「irony」よりも攻撃的で意地悪な響きがあります。相手を傷つけたり馬鹿にしたりする意図が含まれる場合が多いです。「a touch of irony」はもっと穏やかで、ユーモラスな文脈でも使われます。
よくある間違い
「irony」は名詞で「皮肉」という意味です。「ironic」は形容詞で「皮肉な」という意味なので、「a touch of」の後には名詞の「irony」を使います。
「a little irony」も意味は通じますが、自然な英語表現としては「a touch of irony」の方がより一般的で洗練されています。「a touch of」は「少しの」という量を表すだけでなく、ニュアンス的な「〜な気配」も示します。
学習のコツ
- 💡「a touch of」は「少しの」「わずかな」という意味で、様々な名詞と組み合わせて使えます。例えば、「a touch of class (品格)」、「a touch of humor (ユーモア)」など。
- 💡直接的な批判を避け、状況の矛盾や予期せぬ展開について、控えめに皮肉を表現したいときに便利なフレーズです。
- 💡文学や映画の評論など、洗練された議論の場面で効果的に使われることが多いです。
対話例
友人と最近のニュースについて話す時
A:
Did you hear that the mayor, who promised to fix all the city's potholes, just got a flat tire himself?
市の全ての道路の穴を直すと公約した市長が、自分でパンクしたって聞いた?
B:
Yes, I did! There's certainly a touch of irony in that situation, isn't there?
うん、聞いたよ!それは確かに少し皮肉が効いている状況だよね。
職場でのプロジェクトの意外な結果について話す時
A:
We initially thought this low-budget idea wouldn't work, but it ended up being our most profitable project.
この低予算のアイデアは当初うまくいかないと思っていたんですが、結局それが最も利益の上がるプロジェクトになりましたね。
B:
Indeed. There's a definite touch of irony in how things turned out.
本当に。結果的には、やはり少し皮肉なものがありますね。
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