a hint of irony
発音
/ə hɪnt əv ˈaɪrəni/
a HINT of I-ro-ny
💡 「hint」と「irony」をはっきりと発音し、「of」は「アヴ」のように軽く繋げると自然です。フレーズ全体の意味の核となる「hint」と「irony」に強勢を置くことを意識しましょう。
使用情報
構成単語
意味
かすかな皮肉、皮肉なニュアンスや兆候
"A slight or subtle suggestion of irony, often used to describe a remark, situation, or expression that has an understated but noticeable ironic quality."
💡 ニュアンス・使い方
何か言動や状況に、露骨ではないが確かに感じられる皮肉の要素があることを指します。話し手が直接的に皮肉を言っているわけではないが、聞き手にはその意図や状況が皮肉めいていると伝わるような場合に使われます。多くの場合、直接的な批判や嘲笑ではなく、より洗練された、含みのある表現として用いられます。フォーマルからカジュアルまで幅広い場面で使えますが、文学作品の分析や批評など、やや知的な文脈で使われることも多いです。ネイティブは、言葉の裏にある含みや複雑な感情を表現する際にこのフレーズを使います。
例文
Her compliment had a hint of irony, making me wonder if she was serious.
彼女の褒め言葉にはかすかな皮肉があり、本気なのかどうか疑問に思いました。
He said he loved cleaning, but there was a distinct hint of irony in his voice.
彼は掃除が好きだと言ったが、その声には明らかな皮肉がこめられていました。
The sign saying 'Speed Limit: 100 mph' on a dirt road had a definite hint of irony.
未舗装の道に「制限速度:時速160キロ」と書かれた標識には、間違いなく皮肉が込められていました。
"Oh, great," he muttered with a hint of irony, as it started raining right after he washed his car.
「あぁ、最高だね」と、車を洗った直後に雨が降り出したので、彼が皮肉を込めてつぶやきました。
There was a hint of irony in her smile when she saw him still sleeping at noon.
正午に彼がまだ寝ているのを見て、彼女の笑顔にはかすかな皮肉がありました。
The manager's comment about our "efficient" workflow carried a hint of irony, given our recent delays.
最近の遅延を考えると、私たちの「効率的な」ワークフローに関するマネージャーのコメントには、かすかな皮肉が込められていました。
His polite refusal contained a subtle hint of irony regarding the proposed changes.
彼の丁寧な拒否には、提案された変更に対する微妙な皮肉が込められていました。
The report mentioned the "successful" project, though a hint of irony could be felt between the lines.
報告書は「成功した」プロジェクトについて言及していましたが、行間にはかすかな皮肉が感じられました。
Literary critics often find a hint of irony in the author's narrative style.
文学評論家は、しばしばその著者の語り口に皮肉の兆候を見出します。
The historical context reveals a profound hint of irony in the political discourse of that era.
歴史的背景は、その時代の政治的言説における深遠な皮肉の兆候を明らかにしています。
類似表現との違い
「a hint of irony」とほぼ同義で、同じように「かすかな皮肉」を意味します。非常に似ており、ほとんどの場合置き換え可能です。どちらも控えめながら感じられる皮肉を表現する際に使われます。
「皮肉な感覚」または「皮肉のセンス」を意味し、状況全体が皮肉であると感じる時や、皮肉を理解・評価する能力について言及する際に使われます。「a hint of irony」が「皮肉の兆候/ニュアンス」という特定の要素を指すのに対し、「a sense of irony」はより広範な「感覚」や「認識」を指します。
「a hint of irony」と同様に「わずかな皮肉」を意味しますが、「trace」はより痕跡的、非常に微量なニュアンスを強調する傾向があります。ほとんど見つけられないほどの、ごくかすかな皮肉を表現する際に使われることがあります。
よくある間違い
「hint」自体が「かすかな」「わずかな」という意味合いを持つため、「strong hint」はやや不自然に響くことがあります。もし強い皮肉を表現したい場合は、「obvious irony」や「deep irony」など別の表現を選ぶか、「a strong sense of irony」のように別のコロケーションを使うと良いでしょう。
「〜の兆候」という意味で、部分と全体の関係を示す際には前置詞「of」を使います。「with」は「〜と共に」という意味で、ここでは不自然な組み合わせとなります。
学習のコツ
- 💡「hint」は「かすかな、わずかな」という意味合いを持つため、皮肉の度合いが非常に強い場合は「obvious irony」や「blatant irony」など別の表現を検討しましょう。
- 💡文学作品の批評や、人の含みのある発言を表現する際に非常に効果的です。読書や映画鑑賞の際に意識して使ってみましょう。
- 💡「a hint of X」で「Xの兆候/わずかな〜」と応用が利きます(例: a hint of sadness, a hint of danger, a hint of sarcasm)。
対話例
同僚との仕事に関する会話
A:
The new system is supposed to make everything easier, right?
新しいシステムで全てが簡単になるはずですよね?
B:
Yes, that's what they said. Though I detect a hint of irony in your tone.
ええ、彼らはそう言っていましたね。ですが、あなたの口調にはかすかな皮肉が感じられますよ。
友人と映画の感想を話す
A:
What did you think of the ending? It felt a bit odd.
エンディングどう思った?なんだか少し奇妙だったんだけど。
B:
I think the director intended a hint of irony in the protagonist's final lines. It made me think.
監督は主人公の最後のセリフにかすかな皮肉を込めたかったんじゃないかな。考えさせられたよ。
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