a sense of irony
発音
/ə sɛns əv ˈaɪrəni/
ə SENSE əv I-rə-nee
💡 「a sense of」はつながって発音され、「sense」に軽い強勢。「irony」の最初の「i」に最も強い強勢を置いて、「アイロニー」のように発音します。
使用情報
構成単語
意味
皮肉を理解し、見抜く能力、または皮肉な状況に対して抱く感覚や知的な視点。物事の裏にある期待と現実のずれや、言葉の裏に隠された真意を感じ取る洞察力を指します。
"The ability to understand, appreciate, or express situations or statements that convey a meaning opposite to their literal or intended meaning, often for humorous or critical effect. It refers to the insight or perception of incongruity between what is expected and what actually occurs."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、単に笑い話として皮肉を言うだけでなく、状況の不条理さや複雑さを理解している知的な姿勢を示します。会話や文章において、話し手・書き手の知性や洞察力をアピールする際に用いられます。時には、世の中の矛盾を指摘するような批判的なニュアンスを含むこともありますが、必ずしも悪意があるわけではありません。フォーマル度はニュートラルからややフォーマルな文脈まで幅広く使え、ビジネスや学術的な議論でも登場します。ネイティブは、この表現を使うことで、物事を深く洞察し、表層的な意味だけでなくその裏にある意味を捉えていると感じるでしょう。
例文
She has a great sense of irony, always finding humor in awkward situations.
彼女は皮肉のセンスが抜群で、いつも気まずい状況にユーモアを見出しています。
His dry sense of irony can be hard for some people to get at first.
彼の辛口な皮肉のセンスは、最初は理解されにくいことがあります。
I appreciate her sharp sense of irony in her comments about society.
彼女の社会に対するコメントにおける鋭い皮肉のセンスを高く評価しています。
It takes a certain sense of irony to laugh at that kind of misfortune.
ああいう不運な出来事を笑い飛ばすには、ある種の皮肉のセンスが必要です。
He used his keen sense of irony to lighten the mood during the tense meeting.
彼は鋭い皮肉のセンスを使い、緊迫した会議の雰囲気を和ませました。
The speaker displayed a subtle sense of irony when discussing the unexpected market fluctuations.
講演者は、予期せぬ市場変動について議論する際に、微妙な皮肉のセンスを示しました。
Her presentation included a keen sense of irony regarding outdated industry trends.
彼女のプレゼンテーションには、時代遅れの業界トレンドに対する鋭い皮肉のセンスが含まれていました。
Literature often employs a sophisticated sense of irony to critique societal norms.
文学はしばしば洗練された皮肉のセンスを用いて、社会規範を批判します。
The philosopher's work is characterized by a profound sense of irony and intellectual wit.
その哲学者の作品は、深い皮肉のセンスと知的な機知に富んでいます。
One needs a developed sense of irony to fully grasp the complexities of the play.
その演劇の複雑さを完全に理解するには、発達した皮肉のセンスが必要です。
He found himself admiring the author's nuanced sense of irony in her latest novel.
彼は最新の小説で、著者の繊細な皮肉のセンスに感銘を受けていました。
類似表現との違い
「a sense of humor」は、物事を面白がる能力や、ユーモアを理解し表現する能力を指します。「a sense of irony」は、ユーモアの一種ではありますが、特に「期待と現実のずれ」や「言葉の裏に隠された意味」を見抜く、より特定の知的な感覚に焦点を当てています。ユーモアはより広範な笑いの感覚を指しますが、皮肉は必ずしも常に笑いを伴うわけではありません。
「sarcasm(皮肉、嫌味)」は、しばしば相手を傷つけたり、軽蔑したりする意図が強く、より攻撃的なニュアンスを持つ言葉による皮肉です。「a sense of irony」は、必ずしも悪意があるとは限らず、状況の不条理さを指摘したり、知的ユーモアとして使われたりすることが多く、より洗練された表現です。
「wit(機知、とんち)」は、言葉や状況を素早く捉え、面白く、あるいは鋭く表現する知的な能力を指します。皮肉はwitの一つの形ではありますが、witはより広範な、言葉を巧みに操る能力全体を指します。「a sense of irony」は、witの中でも特に皮肉を理解し、楽しむ感覚に特化しています。
よくある間違い
「irony」は「sense」を修飾する形容詞として機能しません。「〜の感覚/センス」という場合は、通常「sense of X」の形を取ります。名詞を別の名詞で修飾する「X sense」という形は不自然です。
「〜のセンス」という表現では、前置詞は「of」を使うのが自然です。「for」を使うと、「皮肉のためのセンス」のような意味合いになり、不自然に聞こえます。
学習のコツ
- 💡「sense of」の後に様々な抽象名詞を置くことで、「〜の感覚/センス」と表現できる一般的なパターンです。
- 💡「irony」は「皮肉」という意味で、特に「期待と現実のずれ」や「言葉の裏に隠された真意」を見抜く感覚と捉えましょう。
- 💡類似表現の「sarcasm(嫌味、当てこすり)」とはニュアンスが異なります。ironyの方がより知的で、必ずしも悪意があるとは限りません。
- 💡「dry sense of irony(辛口の皮肉のセンス)」や「keen sense of irony(鋭い皮肉のセンス)」のように、形容詞を伴って使うことが多いです。
対話例
友人が予期せぬ結果について笑いながら話している場面。
A:
I spent a fortune on this 'waterproof' jacket, and it rained so hard that I was completely soaked!
この「防水」ジャケットに大金をはたいたのに、雨がひどくてびしょ濡れになっちゃったよ!
B:
Oh, the irony! Well, you certainly have a good sense of irony to laugh about it.
ああ、皮肉だね!まあ、それについて笑い飛ばせるなんて、本当に皮肉のセンスがあるね。
ある記事や本について批評的に話している場面。
A:
I thought the author's commentary on modern society was incredibly insightful.
現代社会に関するその著者のコメントは、信じられないほど洞察に満ちていると思いました。
B:
Absolutely. She demonstrates a brilliant sense of irony in highlighting our everyday contradictions.
全く同感です。彼女は私たちの日常の矛盾を浮き彫りにする上で、見事な皮肉のセンスを発揮しています。
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