kick around
発音
/kɪk əˈraʊnd/
kick aROUND
💡 「キック」と「アラウンド」を繋げて発音し、「アラウンド」の方をやや強く発音します。全体的にリラックスした口語的な響きです。
使用情報
構成単語
意味
アイデアや計画などを非公式に検討する、話し合う、ブレインストーミングする。
"To discuss an idea, plan, or proposal informally, often without a fixed agenda or goal, to explore possibilities or gather initial opinions."
💡 ニュアンス・使い方
この意味での「kick around」は、まだまとまっていない段階のアイデアや計画を、気軽な雰囲気で意見交換する際に使われます。フォーマルな会議での詳細な議論というよりは、ブレインストーミングや友人との雑談、同僚との軽い打ち合わせなど、肩の力を抜いて話し合う場面に適しています。新しい視点を見つけたり、漠然とした考えを具体化し始めたりするのに役立つ表現で、ポジティブな検討を表します。
例文
Let's kick around some ideas for the new marketing campaign next week.
来週、新しいマーケティングキャンペーンのアイデアをいくつか検討してみましょう。
Have you had a chance to kick around my proposal for the event?
イベントに関する私の提案、少し検討してもらえましたか?
We spent the afternoon just kicking around different solutions to the problem.
私たちは午後を費やして、その問題に対する様々な解決策を話し合っていました。
I've been kicking around the idea of starting my own business for a while now.
しばらく前から、自分のビジネスを始めるというアイデアをあれこれ考えています。
Before the official meeting, let's kick around the agenda points informally.
正式な会議の前に、議題のポイントを非公式に話し合いましょう。
They need to kick around a few more concepts before they decide on the final design.
最終デザインを決める前に、彼らはもう少しコンセプトを検討する必要があります。
It's good to kick around ideas with people from different departments.
異なる部署の人たちとアイデアを出し合うのは良いことです。
We're just kicking around some thoughts, nothing solid yet.
まだ漠然とした考えを出し合っているだけで、具体的なものはありません。
物を散らかしておく、粗末に扱う、あちこちに置きっぱなしにする。
"To leave something lying around carelessly or haphazardly, or to treat an object roughly or without care."
💡 ニュアンス・使い方
この意味での「kick around」は、物が本来あるべき場所に置かれず、無造作に散らかっていたり、ぞんざいに扱われていたりする状況を表します。少し不満や整理整頓を促すニュアンスが含まれることがあり、主にカジュアルな日常会話で使われます。人に対して使われる場合は「いじめる」「虐待する」といった非常に強い、否定的な意味合いになりますが、現代では稀で、主に物に対して使われます。
例文
Don't just kick your clothes around; put them in the laundry basket.
服を散らかしっぱなしにしないで、洗濯かごに入れてください。
There are books and papers just kicking around everywhere in his room.
彼の部屋には本や書類がどこにでも散らばっています。
My old guitar has been kicking around in the garage for years.
私の古いギターは何年もガレージに置きっぱなしになっています。
I found some spare parts kicking around in the workshop, so I used them.
作業場にいくつかの予備部品が散らかっていたので、それを使いました。
類似表現との違い
「toss around」もアイデアを議論する際に使われますが、「kick around」よりもさらに軽く、短時間でポンポンと意見を出し合うようなニュアンスが強いです。「kick around」はもう少し時間をかけて検討する意味合いを含むことがあります。
「bounce ideas off (someone)」は、自分のアイデアを相手に話してみて、フィードバックや意見を求めるという一方的な投げかけのニュアンスが強いです。一方、「kick around」は、まだ形になっていないアイデアをみんなでゼロから話し合う、共同で検討する意味合いがより強いです。
「discuss」は「議論する」という一般的な動詞で、「kick around」よりもフォーマルな場面で使われることが多いです。より構造化された、目的のはっきりした話し合いに適しています。「kick around」は、より非公式で、まだ結論を出す前の気軽な話し合いに使われます。
よくある間違い
「kick around」を物理的にボールなどを蹴る意味で使うのは不自然です。「kick the ball around」のように間に目的語を入れるか、「play soccer/football」などより具体的な表現を使います。句動詞としての「kick around」は比喩的な意味で使われることが多いです。
「kick around」は非公式な検討に適しており、会社の重役会議(board meeting)のようなフォーマルな場での「決定」に関する議論には不適切です。そのような場合は「discuss」や「deliberate on」など、よりフォーマルな言葉を選ぶべきです。
学習のコツ
- 💡「アイデアを検討する」と「物を散らかす」の2つの主要な意味をしっかり区別して覚えましょう。
- 💡「何か(アイデアなど)をkick aroundする」という形で使うことが多いので、目的語の位置に注意しましょう。
- 💡まだまとまっていない初期段階のアイデア出しや、友人との気軽な相談に最適な表現です。
対話例
同僚とのプロジェクトのアイデア出し
A:
I have a few initial thoughts for the new project. Want to kick them around over coffee?
新しいプロジェクトについていくつか初期の考えがあるんだけど、コーヒーでも飲みながら話し合わない?
B:
Sounds good! I'm free this afternoon. Let's see what we can come up with.
いいね!今日の午後なら空いてるよ。どんなアイデアが出るか見てみよう。
家庭での子供への注意
A:
Please don't kick your toys around like that. Put them back in the box when you're done.
おもちゃをそんな風に散らかさないで。遊び終わったら箱に戻してね。
B:
Okay, Mom. Sorry.
わかった、ママ。ごめんなさい。
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