face up to
発音
/feɪs ʌp tuː/
face UP to
💡 「face」は「フェイス」と発音し、「up」は軽く「アプ」と発音します。全体として「フェイス・アップ・トゥー」のように繋げて発音しますが、「up」を強めに発音することで、困難な状況に「立ち向かう」という積極的なニュアンスがよく伝わります。
使用情報
構成単語
意味
(困難な現実、不快な真実、失敗などから逃げずに)〜に直面する、〜を認める、〜を受け入れる
"To confront and accept a difficult, unpleasant, or painful fact, situation, or responsibility, rather than avoiding or ignoring it."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、単に目にするだけでなく、避けたい、あるいは避け続けてきた困難な現実、自分の過ち、不快な真実などに、勇気を出して真正面から向き合い、それを受け入れることを意味します。多くの場合、その現実が厳しいものであり、それに対処する覚悟を伴います。個人的な問題からビジネスの課題まで幅広く使われ、主体的に問題解決に取り組む姿勢を示す表現です。フォーマル度は「neutral」で、比較的真剣な話題で使われることが多いです。
例文
You need to face up to the fact that you can't always win.
いつも勝てるわけではないという事実に直面する必要があります。
I finally had to face up to my fear of public speaking.
ついに人前で話すことへの恐怖に立ち向かわなければなりませんでした。
It's time for him to face up to his responsibilities.
彼が自分の責任に直面する時が来ました。
She's been avoiding it, but she'll have to face up to the truth eventually.
彼女はそれを避けてきましたが、結局は真実に直面しなければならないでしょう。
We all have to face up to our mistakes sometimes.
私たちは皆、時には自分の過ちに直面しなければなりません。
The company must face up to the challenges of the changing market.
会社は変化する市場の課題に直面しなければなりません。
We need to face up to the fact that our project is behind schedule.
プロジェクトが予定より遅れているという事実に直面する必要があります。
The government was forced to face up to the growing economic crisis.
政府は増大する経済危機に直面せざるを得ませんでした。
It is crucial for leaders to face up to their failures to learn from them.
リーダーが自身の失敗に直面し、そこから学ぶことは極めて重要です。
類似表現との違い
「confront」は「対決する」「直面する」という意味で、物理的・心理的に人や問題と向き合うことを指します。「face up to」は、特に「不快な現実や困難を受け入れ、逃げずに立ち向かう」という、より深い心理的な受容のニュアンスを含みます。confrontは単なる向き合いですが、face up toはそこから逃げない覚悟を伴います。
「deal with」は「〜に対処する」「〜を処理する」という意味で、問題解決や管理に重点を置きます。「face up to」が現実を認識し受け入れることに焦点を当てるのに対し、「deal with」は具体的な行動や対応に焦点を当てます。問題に直面した上で「どうするか」がdeal withです。
「come to terms with」は、主に「(困難な状況や悲しい事実などを)受け入れる」「納得する」という意味で、感情的な受容や和解に重点が置かれます。「face up to」も受け入れるニュアンスがありますが、より能動的に「困難な現実と向き合い、それに対処しようとする」姿勢を含みます。
「acknowledge」は「〜を認める」「〜を承認する」という意味で、事実や真実を公に認める行為を指します。客観的な認識が主眼です。「face up to」は、認めるだけでなく、それが困難であること、そしてそれから逃げないという強い意志が込められています。
よくある間違い
「〜に直面する」という句動詞として使う場合、「face up to」が正しい形です。「face to face」(向かい合って)のような別の表現と混同しないように注意しましょう。
このフレーズで「〜に」という意味を示す前置詞は「to」です。「with」は「〜と一緒に」や「〜を使って」という意味で使われるため、ここでは不適切です。
学習のコツ
- 💡「困難な現実に直面し、それを受け入れる」という核心的な意味を覚える。
- 💡「up」に強調を置いて発音することで、強い意志を示すニュアンスを出す練習をする。
- 💡「face up to the fact that...」(〜という事実に直面する)の形でよく使われることを覚えておくと便利。
- 💡困難な状況から逃げずに、前向きに対処しようとする姿勢を伝えるときに有効なフレーズです。
対話例
友人との会話で、避けたい問題について話している場面。
A:
I really don't want to think about my student loan debt right now.
今、奨学金の借金のことは本当に考えたくないんだ。
B:
I know it's tough, but you really need to face up to it eventually.
大変なのはわかるけど、結局は向き合わなきゃいけないよ。
チームリーダーがプロジェクトの課題について話している場面。
A:
Our sales figures are much lower than expected this quarter.
今期の売上は予想をはるかに下回っていますね。
B:
Yes, we must face up to the fact that our current strategy isn't working.
ええ、今の戦略がうまくいっていないという事実に直面しなければなりません。
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