意味
見かけはもっともらしいが、実際は誤っている、欺瞞的な、うわべだけの
発音
/ˈspiːʃəs/
SPEcious
💡 最初の音節「spi-」を強く発音します。「cious」の部分は「シャス」のように発音し、シーアスとはなりません。日本語の「ス」よりも息を多めに、舌先を前歯の裏に近づけて発音すると、よりネイティブに近い音になります。
例文
His argument was specious.
彼の主張はもっともらしいものでした。
That idea sounds specious.
その考えはうわべだけのように聞こえます。
Don't trust specious claims.
もっともらしい主張を信用してはいけません。
Her logic felt specious.
彼女の論理は欺瞞的に感じられました。
The data was specious.
そのデータは誤解を招くものでした。
His excuse seemed specious.
彼の言い訳はもっともらしく見えました。
A specious offer was made.
見かけ倒しの申し出がされました。
It was a specious argument.
それはもっともらしい議論でした。
Such a specious theory lacks basis.
そのような欺瞞的な理論には根拠がありません。
Avoid specious reasoning always.
常に欺瞞的な推論は避けてください。
変形一覧
形容詞
文法的注意点
- 📝「specious」は形容詞なので、名詞を修飾する(例: a specious argument)か、be動詞やseem、appearなどの動詞の後に補語として使われます(例: The logic was specious)。
- 📝主に抽象的な概念(主張、議論、理論、理由、見せかけなど)に対して用いられることが多く、人や具体的な物自体を直接修飾することは稀です。
使用情報
よくある間違い
「specious」は「見かけ上もっともらしいが、実際は誤っている・欺瞞的である」という否定的な意味合いを持つ形容詞です。単純に「似ている」という意味で使うのではなく、表面的な魅力と裏腹の欠陥を指摘する際に用います。
類似スペル単語との違い
「specious」は「見かけ上もっともらしいが、実際は誤っている」という意味の形容詞で、発音は /ˈspiːʃəs/ です。一方、「spacious」は「広々とした」という意味の形容詞で、発音は /ˈspeɪʃəs/ となります。スペルが非常に似ていますが、意味も発音も全く異なるため、混同しないよう注意が必要です。
「specious」は「見かけはもっともらしいが、実は誤っている」というニュアンスを含み、表面的な説得力があることを強調します。対して「fallacious」は「論理的に誤っている、間違いだらけの」と、より客観的で論理的な誤りに焦点を当てた言葉です。両者とも間違いを意味しますが、「specious」は誤解を招くような見せかけの良さがある点で異なります。
派生語
語源
📚 ラテン語の 'speciosus' に由来し、元々は「美しい、見栄えの良い」という意味でした。しかし、時代が下るにつれて「見かけは良いが、中身は偽りである」という否定的な意味合いを帯びるようになりました。
学習のコツ
- 💡この単語は、特に議論や主張の信憑性を疑う文脈で使われます。
- 💡「見かけ倒し」「うわべだけ」といった日本語のニュアンスを理解すると覚えやすいでしょう。
- 💡類語の deceptive (欺瞞的な) や fallacious (誤った) と一緒に覚えると、より意味が深まります。
- 💡主にフォーマルな文章や議論で用いられるため、日常会話ではあまり耳にしません。
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