resort to duplicity
発音
/rɪˈzɔːrt tuː djuːˈplɪsɪti/
reSORT to duPLIcity
💡 「resort」の『zor』の部分と「duplicity」の『pli』の部分を強く発音します。特に「duplicity」は『デュープリシティー』のように、シをはっきりと発音することを意識しましょう。
使用情報
構成単語
意味
(誠実さを捨てて)欺瞞に訴える、二枚舌を使う、偽善的な態度を取る。
"To engage in dishonest or deceitful behavior, often using cunning or trickery, especially when other more straightforward methods have failed or are unavailable. It implies a deliberate act of misleading someone."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、困難な状況や窮地に追い込まれた際に、誠実さや正直さを捨てて不正直な手段を用いることを指します。特に、相手を欺くための二枚舌や偽善的な言動に訴える、という強い非難のニュアンスを含みます。ビジネス、政治、法律など、倫理が問われるフォーマルな文脈で、不正行為や背信行為を批判する際に使われることがほとんどです。日常会話で用いられることは稀で、使うと非常に堅苦しく、また相手への強い非難や失望を表します。ネイティブは、この表現を聞くと、道徳的に許されない深刻な裏切りや策略を連想します。
例文
The politician was accused of resorting to duplicity to win the election.
その政治家は選挙に勝つために欺瞞に訴えたと非難されました。
Facing imminent bankruptcy, the company resorted to duplicity to hide its financial troubles.
差し迫った破産に直面し、その会社は財政問題を隠すために欺瞞を用いました。
Rather than negotiating honestly, the rival firm chose to resort to duplicity in the deal.
正直に交渉する代わりに、ライバル企業はその取引で欺瞞に訴えることを選びました。
It's a shame that some individuals resort to duplicity to achieve their personal goals.
一部の個人が個人の目標を達成するために欺瞞に訴えるのは残念です。
The prosecutor argued that the defendant had no choice but to resort to duplicity given the circumstances.
検察官は、被告は状況を考えると欺瞞に訴えるしかなかったと主張しました。
Their diplomatic efforts failed because one side was determined to resort to duplicity.
一方の側が欺瞞に訴えることを決意していたため、彼らの外交努力は失敗に終わりました。
The board condemned the CEO for resorting to duplicity in handling the crisis.
取締役会は、危機管理においてCEOが欺瞞に訴えたことを非難しました。
Historians often discuss whether leaders resort to duplicity during wartime.
歴史家たちは、指導者が戦時に欺瞞に訴えるかどうかをしばしば議論します。
Never resort to duplicity; honesty is always the best policy.
決して欺瞞に訴えてはなりません。正直さが常に最善の策です。
He was known for never resorting to duplicity, even in the toughest negotiations.
彼は、最も困難な交渉においてさえ、決して欺瞞に訴えることがないことで知られていました。
類似表現との違い
「deception」も「欺瞞、詐欺」を意味しますが、「duplicity」が特に「二枚舌」や「裏表のある態度」に焦点を当てるのに対し、「deception」はより広範な「だます行為全般」を指します。意味は非常に近いですが、「duplicity」の方が特定のタイプの欺瞞を指すことが多いです。
「deceit」も「欺瞞、詐欺」を意味します。「engage in deceit」は「欺瞞行為に及ぶ」という一般的な表現で、「resort to duplicity」と同様にフォーマルな文脈で使われますが、「resort to」のような『最終手段として』というニュアンスは含まれません。
「不正直な行為を行う」という、より一般的な表現です。「duplicity」が持つ『二枚舌』や『策略的な欺瞞』という特定のニュアンスは薄く、単に正直でない行為全般を指します。「resort to duplicity」よりもフォーマル度はやや低くなります。
「subterfuge」は「ごまかし、策略、逃げ道」を意味し、困難な状況から逃れるために巧妙な手段を使うことを指します。欺瞞性という点で似ていますが、「duplicity」が裏切りや二枚舌に重点を置くのに対し、「subterfuge」は隠蔽や回避のニュアンスが強いです。
よくある間違い
「resort」が手段に訴えることを表す場合、その手段を示す名詞の前には必ず前置詞「to」が必要です。
「duplicity」は名詞で「欺瞞」という意味です。「duplicitous」は形容詞(欺瞞的な)なので、この構文では「to」の後に名詞を置くのが正しい使い方です。
「to」は前置詞として使われているため、その後ろには動名詞(-ing形)か名詞が来ます。「deceive」は動詞なので、名詞形の「deception」を使うか、「resort to deceiving」と動名詞にするのが適切です。
学習のコツ
- 💡非常にフォーマルな表現であり、日常会話ではほとんど使われません。
- 💡「to」の後は名詞「duplicity」が来る形を覚えましょう。
- 💡常にネガティブな文脈で、相手の不正直な行動を非難する際に使われます。
- 💡「duplicity」は「二枚舌」「裏表のある言動」というニュアンスが強いことを理解しましょう。
対話例
国際会議での非倫理的な交渉戦術に関する議論
A:
The latest report suggests that one of the negotiating parties may have resorted to duplicity.
最新の報告によると、交渉当事者の一方が欺瞞に訴えた可能性があるとのことです。
B:
If that's true, it would severely undermine the trust vital for future diplomatic relations.
もしそれが事実なら、将来の外交関係に不可欠な信頼を著しく損なうでしょう。
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