move along
発音
/muːv əˈlɒŋ/
move aLONG
💡 「ムーブ」は唇を軽く丸めて「ムー」と発音し、vの音は下唇を軽く噛むようにします。「アロング」は「ロン」を強く発音し、最後のgはしっかり発音しましょう。
使用情報
構成単語
意味
(場所から)立ち去る、先に進む(指示・要請)
"To leave a place or proceed forward, often used as an instruction or command for people to keep moving or clear an area."
💡 ニュアンス・使い方
この意味では、主に公の場において、通行を妨げている人々に「邪魔にならないように進んでください」「その場を離れてください」と指示する際に使われます。警察官や警備員が群衆を整理したり、事故現場などで野次馬を散らしたりする際によく耳にする表現です。やや命令的・指示的な響きがあり、時には不躾に聞こえることもありますが、公共の秩序を保つために必要な指示として受け止められます。
例文
The police officer told the crowd to move along.
警察官は群衆に立ち去るよう指示しました。
Excuse me, could you please move along? You're blocking the entrance.
すみません、どうぞお進みください。入口を塞いでいます。
Security guards are asking people to move along to avoid congestion.
警備員は混雑を避けるため、人々に進むよう求めています。
We need to move along now or we'll miss our flight.
もう進まないと、飛行機に乗り遅れてしまいますよ。
Tourists were asked to move along from the restricted area.
観光客は立ち入り禁止区域から離れるよう求められました。
Come on, kids, let's move along before it gets too dark.
さあ、子供たち、暗くなる前に先に進もう。
The usher politely requested the audience to move along to their seats.
案内係は観客に、席へ進むよう丁寧に要請しました。
If you're not going to buy anything, please move along.
何も購入されないのであれば、どうぞお次へ。
(物事が)順調に進む、進展する
"To make progress or continue with an activity, process, or project without significant delay or hindrance."
💡 ニュアンス・使い方
この意味では、物事や計画、会話などが停滞することなく、順調に進行している、あるいは進められるべきだ、という状況を表します。会議やプロジェクトの進捗報告などで、建設的な前進を促したり、現在の状況がスムーズであることを伝えたりする際に使われます。比較的ポジティブなニュアンスがあり、効率性や着実な進行を重視する場面で適しています。
例文
The project is moving along nicely, right on schedule.
プロジェクトは順調に進んでおり、予定通りです。
How's your research paper moving along?
研究論文の進捗はいかがですか?
Let's move along with the agenda to cover all points.
全ての論点を網羅できるよう、議題を進めましょう。
Despite some minor issues, construction is moving along well.
いくつかの小さな問題にもかかわらず、建設工事は順調に進んでいます。
The discussion needs to move along, we don't have all day.
議論を進める必要があります。一日中時間があるわけではありません。
Hopefully, negotiations will start to move along more quickly now.
願わくば、交渉がもっと早く進展し始めることを。
They managed to move things along despite the initial difficulties.
彼らは初期の困難にもかかわらず、物事を前進させることができました。
Our new marketing campaign is really moving along.
私たちの新しいマーケティングキャンペーンは本当に順調に進んでいます。
(比喩的に)立ち直る、前向きに進む、次の段階へ移行する
"To recover from a difficult or painful experience, to stop dwelling on the past, and to progress to a new phase in life."
💡 ニュアンス・使い方
この比喩的な意味では、過去の出来事、悲しみ、困難などを乗り越え、精神的に前向きに生きる、あるいは人生の次の段階へと進むことを指します。辛い失恋や別れ、仕事の変化などを経験した人が「過去を引きずらずに前に進むべきだ」と決意する際によく用いられます。個人的な感情や決意を表現する際に使われることが多く、共感や励ましの気持ちを伝える力強い表現です。
例文
It's hard, but I know I need to move along.
辛いけれど、前に進まないといけないと分かっています。
After her divorce, she decided it was time to move along with her life.
離婚後、彼女は人生を前に進める時だと決心しました。
You can't dwell on past mistakes forever; you have to move along.
過去の過ちをいつまでも悔やんでいられない、前に進まなければなりません。
It took him a while, but he's finally starting to move along after the loss.
彼には時間がかかりましたが、その喪失後、ついに立ち直り始めています。
Sometimes you just have to accept things and move along.
時には物事をただ受け入れ、前に進むしかないのです。
We had a tough year, but we're ready to move along now.
厳しい一年でしたが、私たちは今、前進する準備ができています。
It's important to learn from the past, but then you must move along.
過去から学ぶことは大切ですが、その後は前に進まなければなりません。
Don't let one failure define you; dust yourself off and move along.
一度の失敗で自分を決めつけないで、気持ちを切り替えて前に進みましょう。
類似表現との違い
`move on` は「(次の段階へ)移る」「(話題を)変える」「(過去を乗り越えて)前進する」といった意味合いが強く、より広範な「移行」を示します。一方、`move along` は物理的に「その場から立ち去る」という指示や、「物事が順調に進行する」というニュアンスで使われることが多いです。比喩的な「前に進む」という意味では共通する部分もありますが、`move along` は時に物理的な移動を伴う場面で使われやすいです。
`go ahead` は「先に進む」「どうぞ(許可する)」という意味合いが強く、何かを始める許可や、遠慮せずに進むことを促す際に使われます。`move along` が「立ち去る」や「停滞を解消して進む」というニュアンスを持つのに対し、`go ahead` は「行動を開始する」や「遠慮なく続ける」というポジティブな許可のニュアンスが強いです。
`step aside` は文字通り「脇に寄る」「道を空ける」ことを意味し、邪魔になっている状況で直接的に「少し横へ移動してほしい」と依頼する際に使われます。`move along` が「その場を離れる」または「進む」というより広い移動を指すのに対し、`step aside` は具体的に「場所を譲る」行為に焦点を当てています。
`proceed` はよりフォーマルな言葉で、「続行する」「進む」という意味を持ちます。計画、手続き、議論などが公式な形で進む状況に適しています。`move along` がカジュアルな指示や日常的な進捗を表すことが多いのに対し、`proceed` はより事務的、公的な文脈で用いられます。
よくある間違い
`move along` は自動詞句として使われることが一般的で、目的語を取ることは稀です。`yourself` のような代名詞を挟むと不自然に聞こえます。指示を出す場合も単に `Move along!` と言います。
議論や会話で「次の話題に移る」という場合は、`move on to` を使うのがより自然です。`move along` も「進む」という意味はありますが、この文脈では `move on` の方が一般的です。
学習のコツ
- 💡「立ち去れ」という指示の意味では、警察官や警備員が群衆を整理する際によく使う表現であることを覚えておくと、映画やドラマなどで聞き取りやすくなります。
- 💡比喩的に「辛い過去を乗り越えて前に進む」という感情的な意味があることを理解すると、より深いメッセージを伝えたり、受け取ったりすることができます。
- 💡`along` は「〜に沿って」や「(時間的に)一緒に進む」というニュアンスを持つ副詞であることを意識すると、`move along` の意味をイメージしやすくなります。
- 💡ビジネスシーンでは「物事が順調に進む」という意味で使われることが多いので、プロジェクトの進捗報告などで活用してみましょう。
対話例
イベント会場で、通行を妨げている人々への注意
A:
Excuse me, folks, you'll need to move along. You're blocking the exit.
皆さん、すみません、お進みください。出口を塞いでいます。
B:
Oh, sorry! We didn't realize. Thanks for letting us know.
ああ、すみません!気づきませんでした。教えてくれてありがとうございます。
仕事のプロジェクトの進捗について
A:
How's the new marketing campaign moving along?
新しいマーケティングキャンペーンの進捗はいかがですか?
B:
It's moving along quite well, actually. We're on track to launch next month.
実はかなり順調に進んでいます。来月のローンチに向けて予定通りです。
友人が失恋から立ち直ろうとしている場面
A:
I know it's tough, but you can't stay sad forever. You have to move along.
辛いのは分かるけど、いつまでも悲しんでいるわけにはいかないよ。前に進まないと。
B:
You're right. I'm trying. It's just harder than I thought.
そうだね。頑張ってるんだ。思っていたより難しいけど。
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