意味
違反、侵害、不履行、突破口、決裂、決壊
(契約・法律などに)違反する、侵害する、破る、(防御・壁などを)突破する、決壊させる、決裂させる、(水面から)跳ね上がる
発音
/briːtʃ/
BREACH
💡 この単語は1音節なので、単語全体を強く発音します。特に「br」は唇を丸めて「ブゥ」と発音し、「ch」は日本語の「チ」よりも強く息を出すように発音するのがコツです。カタカナの「ブリーチ」とは異なるので注意しましょう。
例文
This is a serious breach of trust.
これは重大な信頼の裏切りです。
They found a breach in the wall.
彼らは壁に突破口を見つけました。
The whale breached the surface.
クジラが水面に跳ね上がりました。
We must prevent any breach.
いかなる侵害も防がなければなりません。
A data breach occurred yesterday.
昨日、データ漏洩が発生しました。
He breached the company policy.
彼は会社の規定に違反しました。
Don't breach the security protocol.
セキュリティ規定を破らないでください。
This action could breach the law.
この行為は法律に違反する可能性があります。
The river bank was breached.
川の土手が決壊しました。
It’s a clear breach of privacy.
それは明白なプライバシー侵害です。
変形一覧
文法的注意点
- 📝名詞として使う場合、「a breach of [something]」の形で「〜の違反/侵害」を表すことが多いです。(例: a breach of contract, a breach of security)
- 📝動詞として使う場合、他動詞として「breach [something]」の形で目的語を取ります。(例: breach a contract, breach a wall)
使用情報
よくある間違い
「break」は「壊す、破る」という一般的な意味で使われますが、「breach」は契約、法律、約束、信頼などの規範や取り決めに「違反する、侵害する」という、よりフォーマルかつ特定の文脈で使われます。契約違反には通常「breach」が適切です。
類似スペル単語との違い
「break」は「壊す」「破る」という一般的な動詞または名詞で、物理的なものやルール、記録など幅広い文脈で使われます。一方、「breach」は主に契約、法律、規定、信頼など、特定の取り決めや規範に対する違反や侵害を表す際に用いられ、よりフォーマルな響きがあります。
「violate」は「breach」と似ていますが、より強い法的な意味合いや、暴力的な侵害、神聖なものを汚すといったニュアンスを含むことがあります。規則、法律、権利などを破る際に使われますが、「breach」よりも対象が広範で、しばしば道徳的・倫理的な違反にも及びます。
「infringement」は特に著作権、特許権などの知的財産権や、個人の権利に対する侵害を指す場合によく使われる名詞です。「breach」が契約や規定の不履行全般を指すのに対し、「infringement」はより具体的な権利侵害に特化した表現です。
派生語
語源
📚 「breach」は古フランス語の「breche(破れ目)」に由来し、英語の「break」と同じゲルマン語根を持っています。元々は物理的な「亀裂」や「破れ目」を意味していましたが、時を経て契約や信頼など抽象的なものへの「違反」や「侵害」の意味へと発展しました。
学習のコツ
- 💡名詞と動詞の両方の意味と使い方を一緒に覚えると効率的です。
- 💡「breach of contract(契約違反)」や「data breach(データ漏洩)」など、よく使われるコロケーションごと覚えることが重要です。
- 💡ビジネスや法律、セキュリティ関連のニュースで頻繁に登場するので、実際の記事で使われ方を確認しましょう。
- 💡信頼、約束、規定といった抽象的なものへの違反・侵害に使われることが多いことを意識しましょう。
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