a trace of color
発音
/ə ˈtreɪs əv ˈkʌlər/
a TRACE of COLOR
💡 「trace(トレイス)」と「color(カラー)」をはっきりと発音し、「a」と「of」は軽く弱めに発音すると自然です。特に「trace」の/ei/と「color」の/ʌ/の母音を意識しましょう。
使用情報
構成単語
意味
ごくわずかな色、かすかな色合い、ほんの少しの色。
"A very small or slight amount of color, often so subtle that it is barely noticeable or appears as a faint tint."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、ある場所に存在する色が非常に少量で、ほとんど見えないか、あるいは繊細で控えめな場合に使われます。単に「色が薄い」というよりも、「色の存在がごくわずかである」というニュアンスを強調します。 * どんな場面で使うか: 自然現象(夕焼けの空、花のつぼみ)、人の顔色(病気からの回復、感情の変化)、芸術作品(絵画、デザイン)、化学反応、鉱物など、非常に微細な色の存在を表現する際によく用いられます。客観的な描写だけでなく、その色が持つ儚さや繊細さ、希望や変化の兆しといった感情的なニュアンスを込めることも可能です。 * どんな気持ちを表すか: 多くの場合、観察者が微細な変化や存在に気づいた際の客観的な記述に使われますが、そこにはしばしば感動、安堵、あるいは期待といった感情が込められることもあります。例えば、病人の顔色にかすかな赤みが戻るのを見て安堵する、といった文脈です。 * フォーマル度: "neutral" から "slightly formal"。日常会話でも使われますが、特に文学的、記述的な文脈ではより洗練された印象を与えます。詩的な表現や、細部への注意を払った描写に適しています。 * ネイティブがどう感じるか: 特定の色の存在が「ほとんどない」または「かろうじて見える」という、非常に繊細なニュアンスを伝えるのに適した表現だと感じます。より詩的で表現豊かな描写に使われることが多いです。
例文
After a long illness, a trace of color slowly returned to her cheeks.
長い病気のあと、彼女の頬にゆっくりとかすかな赤みが戻ってきました。
The artist used only a trace of color in the background to emphasize the main subject.
その画家は、主役を強調するために背景にほんの少しの色しか使いませんでした。
In the dim light, I could only see a trace of color in the intricate tapestry.
薄暗い光の中では、複雑なタペストリーにかすかな色しか見えませんでした。
There was just a trace of color in the otherwise black-and-white photograph, making it unique.
その白黒写真にはほんの少しの色しかなく、それがユニークなものにしていました。
The sky at dawn often shows a beautiful trace of color before the sun fully rises.
夜明けの空は、太陽が完全に昇る前によく美しいかすかな色を見せます。
The interior designer recommended adding just a trace of color to the neutral walls for a subtle effect.
インテリアデザイナーは、ニュートラルな壁にほんの少しの色を加えて、微妙な効果を出すことを勧めました。
Our new product line incorporates a trace of color into the packaging to subtly differentiate it.
当社の新製品ラインは、パッケージにごくわずかな色を取り入れ、 subtle な差別化を図っています。
Microscopic analysis revealed a trace of color in the ancient pigment, indicating its rare origin.
顕微鏡分析により、その古代の顔料にかすかな色が見つかり、その希少な起源を示していました。
The delicate manuscript contained drawings with only a trace of color, preserving their original faded beauty.
その繊細な手稿には、かすかな色しかない絵が描かれており、その元々の色あせた美しさが保たれていました。
類似表現との違い
「a trace of color」は「ごくわずかな量」や「かろうじて識別できる痕跡」という、より具体的な量の少なさや存在感を強調します。「a hint of color」は「かすかな気配」や「ほのめかし」といった、示唆的なニュアンスが強く、必ずしも物質的な量の少なさだけを指すわけではありません。例えば、顔色に関して「a trace of color returned」は赤みが戻ってきたことを客観的に示しますが、「a hint of color in her eyes」は瞳の奥に感情の気配があることを示唆するかもしれません。
「a touch of color」は、主に「アクセントとして加えられた少量の色」や「わずかな装飾的な色」を指すことが多いです。例えば、単調なものに彩りを加える意図がある場合に使われます。一方で「a trace of color」は、意図的かどうかに関わらず、その色がごくわずかであるという事実を客観的に描写する際に用いられます。装飾的なニュアンスは含まれません。
「a faint color」は「かすかな色」という意味で、色そのものの薄さや淡さを形容詞で表現します。これは色の濃度や彩度に関する表現です。一方、「a trace of color」は色の「量」や「存在」がごくわずかであることを指し、色が薄いかどうかだけでなく、その存在自体が稀であるというニュアンスを含みます。色の「性質」と「存在量」の違いで使い分けられます。
よくある間違い
「かすかな色」という名詞句として使う場合、不定冠詞 'a' と前置詞 'of' を含めるのが自然な英語の表現です。「trace color」だけでは文法的に不自然に聞こえるか、「色をたどる」などの動詞的な意味に誤解される可能性があります。
学習のコツ
- 💡「a trace of 〜」で「ごくわずかな〜」「〜の痕跡」とパターンで覚えると、様々な名詞に応用できます。
- 💡文学的な描写や、細部に注目した観察結果を述べる際に特に役立つ表現です。
- 💡人の顔色や風景、芸術作品など、繊細な美しさや変化を表現する場面で活用してみましょう。
対話例
美術館で絵画について友人同士が話している場面
A:
This painting is quite monochromatic, isn't it?
この絵はかなり単色だね。
B:
Yes, but if you look closely, there's a trace of color in the background, almost like a faint sunset.
ええ、でもよく見ると、背景にかすかな色があるわ。まるで淡い夕焼けのようね。
友人の体調を気遣う場面
A:
You looked quite pale yesterday. Are you feeling better today?
昨日、かなり顔色が優れなかったね。今日はもう良くなった?
B:
Much better, thanks! I even see a trace of color returning to my cheeks.
うん、ずいぶん良くなったよ、ありがとう!頬にもかすかに赤みが戻ってきたのがわかるよ。
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