/ə treɪs əv daʊt/
a TRACE of DOUBT
💡 「trace」と「doubt」に強勢を置き、「of」は弱く「əv」のように発音すると、より自然な英語に聞こえます。全体の流れをスムーズに発音しましょう。
"A very small amount or sign of doubt or uncertainty about something or someone."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、ある事柄や人物に対して、完全には納得しきれない、あるいは完全に信用しきれないときに使われます。疑いの程度は非常に小さく、「ほんの少し引っかかる」といったニュアンスです。例えば、完璧に見える計画の中に、何か小さな懸念材料を見つけた場合や、信頼している人の発言にわずかな不審さを感じた場合などに適しています。フォーマルからニュートラルな文脈で使われ、慎重さや繊細な感情を表すことができます。ネイティブスピーカーは、細部にまで注意を払っている様子や、物事を深く考えている印象を受けるでしょう。
Despite his confident tone, I detected a trace of doubt in his eyes.
彼の自信に満ちた口調にもかかわらず、私は彼の目にわずかな疑念を察知しました。
There wasn't a trace of doubt in her voice when she declared her innocence.
彼女が無実を主張したとき、その声には微塵も疑いの影はありませんでした。
The lawyer tried to instill a trace of doubt in the jury's minds.
弁護士は陪審員の心にわずかな疑念を植え付けようとしました。
A trace of doubt crept into my mind as I reviewed the data.
データを再確認しているうちに、かすかな疑念が私の心に忍び込んできました。
His long silence raised a trace of doubt among the board members.
彼の長い沈黙は、役員たちの間にわずかな疑念を生じさせました。
Even after the explanation, a trace of doubt lingered in my thoughts.
説明の後も、かすかな疑念が私の頭の中に残っていました。
The initial reports contained a trace of doubt regarding the exact cause of the accident.
最初の報告書には、事故の正確な原因に関するわずかな疑念が含まれていました。
The evidence presented left no trace of doubt about his guilt.
提示された証拠は、彼の有罪に微塵の疑いも残しませんでした。
She noticed a trace of doubt in his usually unwavering commitment.
彼女は、通常揺るぎない彼の決意にわずかな迷いの兆候を見つけました。
A trace of doubt about the effectiveness of the new policy was voiced during the meeting.
新しい政策の有効性について、会議中にわずかな疑念が表明されました。
「a trace of doubt」と同様に「わずかな疑念」を表しますが、「shadow」は「影」を意味するため、より不吉な、あるいは払拭しきれないような漠然とした不安感を伴うことがあります。特に「beyond a shadow of a doubt」(微塵の疑いもなく)のように、否定文で完璧な確信を強調する際によく使われます。
「hint」は「ほのめかし、気配」、「suspicion」は「疑惑」を意味します。「a trace of doubt」が純粋な疑念や不確かさに焦点を当てるのに対し、「a hint of suspicion」は、何か不正や悪意があるかもしれないという「疑惑の気配」を指すため、より具体的な不正の可能性を示唆することがあります。
「shred」は「細片、断片」を意味し、物理的に非常に微細なものを指します。そのため「a shred of doubt」は「微塵の疑い」という、極めてわずかな疑念を強調します。多くの場合「not a shred of doubt」(微塵も疑いがない)という否定的な文脈で使われ、「trace」よりもさらに疑念の少なさを強調する際に用いられます。
「a touch of uncertainty」は「わずかな不確かさ」を意味し、「doubt」と同様に確信が持てない状態を表します。しかし、「doubt」が「疑い」という感情を伴うのに対し、「uncertainty」は「不確実性」という事実や状況の客観的な側面を指すことが多いです。感情的なニュアンスは「a trace of doubt」の方が強い場合があります。
「doubt」は通常、数えられない名詞(不可算名詞)として「疑念」という意味で使われるため、複数形にすることはありません。
「trace」と「doubt」を繋ぐ前置詞「of」が必要です。「〜の痕跡」という意味構造を作るために「of」が不可欠です。
「a small doubt」でも意味は通じますが、「a trace of doubt」はより定型的な表現で、「ごくわずかな、ほんの少しの」というニュアンスをより繊細に表現できます。特に「疑念の兆候」のような意味合いで使われます。
A:
The project plan seems solid, doesn't it?
プロジェクト計画はしっかりしてるように見えるよね?
B:
Yes, mostly. But I still have a trace of doubt about the budget allocation for the final phase.
ええ、概ねは。でも、最終段階の予算配分については、まだわずかな疑念があります。
A:
And then, out of nowhere, the lights flickered and the door slowly opened by itself!
そしたら、どこからともなく電気が点滅して、ドアがゆっくりとひとりでに開いたんだよ!
B:
Wow, that's spooky! I believe you, but I confess there's a trace of doubt in my mind.
うわー、不気味だね!信じるけど、正直言って、私の心にはほんの少し疑念が残ってるよ。
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