put on an act
発音
/pʊt ɒn ən ækt/
put ON an ACT
💡 「put on」は続けて「プットーン」のように発音し、「an act」は「アナクト」のようにつながることが多いです。「act(アクト)」に最も強い強勢を置いて発音しましょう。
使用情報
構成単語
意味
本心ではない態度や感情を装う、見せかけの行動をする、芝居をする、猫をかぶる。
"To pretend to be someone or something that you are not, especially to deceive others, to get attention, or to hide true feelings."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、誰かが誠実でない、本心とは違う振る舞いをしていると指摘する際に使われます。多くの場合、偽善的、わざとらしい、あるいは不誠実といった否定的なニュアンスを伴います。人前で良い子ぶったり、弱いふりをしたり、あるいは強がったりする場合など、様々な状況で「見せかけの行動」を指します。カジュアルな会話でよく使われますが、ビジネスの場では相手を批判する際に注意して使う必要があります。ネイティブは、この表現を使うことで、相手の偽りの行動を見抜いているという気持ちを伝えることができます。
例文
He was just putting on an act to get sympathy.
彼はただ同情を引くために芝居をしていただけだった。
Don't put on an act; just be yourself.
猫をかぶるなよ。ありのままでいろよ。
I think she's putting on an act for the boss.
彼女は上司の前で猫をかぶっているんだと思う。
He was putting on a brave act, but I knew he was scared.
彼は強がっていたが、怯えているのが私にはわかった。
She put on an act of not caring, but I could tell she was hurt.
彼女は気にしていないふりをしたけれど、傷ついているのが私にはわかった。
Stop putting on an act and tell me what you really think.
芝居はやめて、本当にどう思っているのか教えてくれ。
The child put on an act of being asleep when his mom came in.
母親が入ってきたとき、その子は寝たふりをした。
It's important for leaders to be authentic rather than constantly putting on an act.
リーダーは常に芝居をするのではなく、本物であることが重要です。
During sensitive negotiations, some representatives might put on an act of confidence.
デリケートな交渉中、一部の代表者は自信があるふりをするかもしれません。
His performance in the debate was clearly an act designed to appeal to a specific demographic.
討論会での彼のパフォーマンスは、特定の層に訴えかけるための演技であることは明らかだった。
The diplomat tried to put on an act of indifference, but his facial expression betrayed his true feelings.
その外交官は無関心を装おうとしたが、彼の表情が本心を裏切っていた。
I'm tired of her always putting on an act around new people.
彼女が新しい人の前でいつも猫をかぶっているのにはうんざりだ。
類似表現との違い
「〜のふりをする」という意味で最も近い類義語ですが、「pretend」の方がより一般的でニュートラルな響きがあります。「put on an act」は「偽善的」「わざとらしい」といったネガティブな含みがあるのに対し、「pretend」は単に「〜のふりをする」という事実を述べることができ、子供が遊ぶような無邪気な状況でも使えます。
「〜のふりをする」という意味ですが、「put on an act」よりもフォーマルな言葉です。通常、感情、病気、興味などを装うときに使われ、特に書面で目にすることが多いです。「feign ignorance (知らないふりをする)」のように使われます。
文字通り「役割を演じる」という意味で、良い意味でも悪い意味でも使えます。「put on an act」が「本心を隠して偽る」というニュアンスが強いのに対し、「play a role」は与えられた、あるいは自ら設定した「役割」に従って振る舞うことを指します。必ずしもネガティブな意味ではありません。
「見せびらかす」「派手な振る舞いをする」という意味で、「put on an act」よりも大げさで、他人に見せるためのパフォーマンス的な行動を指します。注目を集める目的が強く、しばしば軽蔑的なニュアンスを含みますが、「put on an act」ほど「偽善的」な響きはありません。
「ごまかす」「装う」という意味で、「put on an act」よりも口語的でカジュアルな表現です。特に、能力や自信がないのにそうであるかのように振る舞う場合によく使われます。例えば、「fake it until you make it(うまくいくまで、できるふりをしろ)」のように使われます。
よくある間違い
このフレーズは「put on an act」という形で一つの慣用句として確立されています。「put an act on」という語順は、文法的に間違いではないものの、非常に不自然に聞こえます。
「action」は「行動」という意味ですが、この慣用句では「演技」や「芝居」を意味する「act」が使われます。「action」を使ってしまうと、意味が通じなくなります。
この慣用句では、たとえ複数回繰り返される行為であっても、「act」は常に単数形(an act)で使われます。複数形にすることはありません。
学習のコツ
- 💡「put on an act」は「演技をする」という意味ですが、日本語の「演技」よりも「猫をかぶる」「わざとらしい振る舞いをする」といった、少しネガティブなニュアンスが強いことを覚えておきましょう。
- 💡主に他人の偽善的な態度や、本心を見せない振る舞いを批判するときに使われます。友人や親しい間柄で使うことが多い表現です。
- 💡「〜のふりをする」というより一般的な意味で使いたい場合は、よりニュートラルな「pretend」を選ぶのが無難です。
対話例
友人がデートでいつもの自分と違う態度をとっていたことについて話しています。
A:
I saw Tom on a date yesterday, and he was being so polite and quiet. It was weird!
昨日トムがデートしてるの見たんだけど、やけに丁寧で物静かだったよ。変な感じだった!
B:
Oh, he's probably just putting on an act. He's usually loud and messy.
ああ、きっと猫をかぶってただけだよ。普段はうるさいし散らかし屋だからね。
同僚が上司の前でだけ態度を変えることについて、不満を漏らしています。
A:
Sarah is so different when the manager is around. It's really annoying.
サラって部長がいる時といない時で全然違うよね。本当にイライラするよ。
B:
I know! She's definitely putting on an act to make a good impression.
わかる!彼女は間違いなく良い印象を与えるために芝居をしているんだよ。
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