pathos

/ˈpeɪθɒs/

英検準1級C1TOEIC ★★
学術芸術文学感情

意味

名詞

悲哀感、哀愁、感傷的な魅力、同情を誘う力(特に文学・芸術作品において)、パトス

発音

/ˈpeɪθɒs/

PAtos

💡 「ペイソス」のように発音します。最初の「ペイ」に強くアクセントを置き、後ろの「ソス」は弱めに発音しましょう。「th」は舌を上下の歯で軽く挟んで「ス」と発音する無声歯摩擦音です。日本語の「ソス」とは異なり、息を漏らすように意識すると良いでしょう。

例文

His speech lacked any pathos.

カジュアル

彼のスピーチには何の感傷もありませんでした。

The film had moments of pathos.

カジュアル

その映画には悲哀を感じる瞬間がありました。

Music conveyed deep pathos.

カジュアル

音楽は深い哀愁を伝えました。

A story full of pathos.

カジュアル

悲哀に満ちた物語です。

The play evoked great pathos.

カジュアル

その劇は大きな感動を呼び起こしました。

Her plea was full of pathos.

カジュアル

彼女の訴えは哀愁に満ちていました。

That scene delivered true pathos.

カジュアル

あのシーンは真の悲哀を届けました。

Literary works often use pathos.

ビジネス

文学作品はしばしばパトスを用います。

We felt the pathos deeply.

フォーマル

私たちはその悲哀を深く感じました。

Art can express profound pathos.

フォーマル

芸術は深い悲哀を表現できます。

変形一覧

名詞

複数形:pathoses

文法的注意点

  • 📝不可算名詞として扱われることが多いですが、特定の「悲哀の表現」や「感動的な瞬間」を指す場合は可算名詞として「a pathos」や「many pathoses」のように使われることも理論上はありえますが、非常に稀です。
  • 📝文学評論などで、作品が持つ「同情を誘う力」や「哀愁」といった抽象的な概念を指す場合に使われます。

使用情報

フォーマリティ:フォーマル
頻度:時々使われる
使用場面:
芸術・文化学術文学批評映画・TV教育歴史

類似スペル単語との違い

ethos

ethosは「気風、精神、倫理」を意味し、ある集団や文化の根本的な性格や道徳的信念を指します。pathosが感情に訴えかける力であるのに対し、ethosは信頼性や品格に基づいた説得力を指します。

logos

logosは「論理、理性、言説」を意味し、事実や論理に基づいた説得力を指します。pathosが感情に訴えるのに対し、logosは客観的な事実や推論に訴える点で対照的です。

派生語

語源

由来:古代ギリシャ語
語根:
πάθος (pathos: 苦しみ、情熱、感情)

📚 ギリシャ語の「パトス」は「苦しみ」や「情熱」を意味し、哲学者のアリストテレスが弁論術の三大要素の一つとして「ロゴス(論理)」「エトス(倫理)」「パトス(感情)」を挙げたことで知られます。そこから転じて、聴衆の感情に訴えかける力を指すようになりました。

学習のコツ

  • 💡文学や芸術作品の感情的な側面を語る際によく使われる単語です。
  • 💡「哀愁」や「悲壮感」といった日本語のニュアンスに近い意味で捉えると理解しやすいでしょう。
  • 💡対義語の「ロゴス(logos)」や「エトス(ethos)」と比較して覚えると、それぞれの概念がより明確になります。

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