薄っぺらくて壊れやすい、もろい、安っぽい
(言い訳、証拠、議論などが)根拠の薄い、説得力のない、不十分な
/ˈflɪmzi/
FLIM-zy
💡 第一音節の「FLIM」に強勢を置きます。日本人学習者は「フリムジー」と発音しがちですが、「フ」ではなく、唇を軽く噛むか触れる程度の「f」の音を意識し、続く「l」は舌先を上あごに付けずに発音すると自然です。母音の「i」は短く「イ」と発音します。
This flimsy box broke easily.
この薄っぺらい箱はすぐに壊れました。
Her flimsy dress tore in wind.
彼女の薄いドレスは風で破れました。
It's a flimsy table, be careful.
それはもろいテーブルです、気をつけてください。
The umbrella felt quite flimsy.
その傘はかなりもろく感じました。
Don't build on flimsy foundations.
薄弱な基礎の上に築いてはいけません。
His excuse was totally flimsy.
彼の言い訳は全く根拠がありませんでした。
The report presented flimsy evidence.
その報告書は薄弱な証拠を提示しました。
Their proposal seemed rather flimsy.
彼らの提案はかなり説得力に欠けました。
We dismissed the flimsy argument.
私たちはその薄弱な主張を却下しました。
Such flimsy structures risk collapse.
そのような脆弱な構造は崩壊の危険があります。
flimsyは「もろい、弱い」という否定的な意味を持つ形容詞なので、「強い」という意味のstrongと組み合わせるのは不自然です。単にflimsyだけで意味が通じます。
「thin」は単に「厚さが少ない」ことを指し、物理的な強度や耐久性については含意しません。一方、「flimsy」は薄さに加えて「もろい、弱い、安っぽい、頼りにならない」といったネガティブなニュアンスを含みます。例えば、薄くても丈夫なものはthinですがflimsyではありません。
「weak」は「力が弱い、抵抗力がない、壊れやすい」ことを指し、対象が薄いかどうかは問いません。対して「flimsy」は「薄くて弱い」という特徴を強調します。物理的なものだけでなく、議論や証拠に対しても、weakは単に「弱い」ですが、flimsyは「根拠が薄くて頼りにならない」という意味で使われます。
「fragile」は「壊れやすい、デリケートな」という意味で、flimsyと近いですが、fragileは「取り扱い注意の繊細さ」というニュアンスが強く、flimsyは「構造が粗雑で頼りない、安っぽい」という含みがより強調されます。高価なガラス製品がfragileであるのに対し、安価な組み立て家具がflimsyである、といった使い分けがあります。
📚 16世紀に英語に登場したと考えられていますが、その確固たる語源は不明です。古くは「flim-flam」(つまらないもの、ごまかし)に関連しているという説もあります。この言葉は当初、物理的なものの薄さや弱さを指していましたが、後に比喩的に「根拠が薄い、説得力がない」という意味でも使われるようになりました。
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