bequeath knowledge
発音
/bɪˈkwiːð ˈnɒlɪdʒ/
beQUEATH KNOWledge
💡 「bequeath」は「ビークウィーズ」のように発音し、thは有声の/ð/（日本語の「ザ」に近いが舌先を軽く噛む音）です。「knowledge」は「ノリッヂ」のように発音し、最初の「o」は「ア」に近い音になります。
使用情報
構成単語
意味
知識や知恵を後世に、または次世代に継承する、伝えること。特に、価値あるものとして遺産のように残すというニュアンスが強い。
"To pass on knowledge, wisdom, or understanding to future generations or to someone as a valuable legacy, often implying a sense of duty, tradition, or long-term impact."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは非常にフォーマルで、学術論文、歴史的文書、公式なスピーチ、文学作品などで頻繁に用いられます。単に「教える (teach)」や「伝える (pass on)」というよりも、その知識が持つ重要性、深遠さ、そしてそれが時を超えて受け継がれるべき貴重な遺産であるという重みが込められています。個人間のカジュアルな会話で使うことはほとんどなく、もし使えば非常に仰々しく聞こえるでしょう。主に、偉大な人物が残した知恵や、組織、文化が持つ専門知識の継承といった文脈で使われます。ネイティブはこの表現を聞くと、その知識が持つ歴史的・文化的な重みや、尊敬の念を感じ取ります。
例文
The ancient philosophers sought to bequeath knowledge to their disciples.
古代の哲学者は、弟子たちに知識を伝えようと努めました。
It is our duty to bequeath knowledge of our history to the next generation.
私たちの歴史の知識を次世代に継承することは、私たちの義務です。
Universities play a crucial role in not only creating but also bequeathing knowledge.
大学は、知識を生み出すだけでなく、それを継承する上で極めて重要な役割を担っています。
The retiring CEO dedicated his final years to mentoring young leaders and bequeathing knowledge of corporate strategy.
退任するCEOは、若手リーダーの指導と企業戦略の知識を継承することに晩年を捧げました。
Through storytelling, indigenous cultures have long endeavoured to bequeath knowledge of their traditions and values.
物語を通じて、先住民文化は長らくその伝統と価値観の知識を継承しようと努力してきました。
His extensive library was a testament to his lifelong effort to acquire and bequeath knowledge.
彼の広範な蔵書は、知識を獲得し、それを後世に伝えるという彼の生涯にわたる努力の証でした。
Effective knowledge management within a company is essential to bequeath knowledge across departments.
企業内の効果的な知識管理は、部門間で知識を継承するために不可欠です。
Scientists strive to bequeath knowledge that will benefit humanity for centuries to come.
科学者たちは、今後何世紀にもわたって人類に恩恵をもたらす知識を継承しようと奮闘しています。
A master craftsman's workshop is a place where skills and a deep understanding of the art form are bequeathed knowledge.
熟練職人の工房は、技術と芸術形式への深い理解が知識として継承される場所です。
The goal of education is fundamentally to bequeath knowledge and critical thinking skills to students.
教育の目標は、基本的に学生に知識と批判的思考スキルを継承することです。
類似表現との違い
最も一般的で、フォーマル度もやや低いです。「知識を伝える」という広い意味で使われ、日常会話でも耳にすることがあります。bequeathほど重々しいニュアンスはありません。
フォーマルな表現ですが、「bequeath knowledge」ほど歴史的・遺産的な重みはありません。主に、先生が生徒に、専門家が聞き手に知識や情報を提供するという、教育的な行為に焦点が当たります。
体系的または技術的に知識を伝えることを強調します。情報伝達のプロセスや手段に重点が置かれることが多く、bequeathが持つ「遺産として残す」というニュアンスは薄いです。
世代から世代へと受け継がれるというニュアンスが強く、「bequeath knowledge」と近い意味合いを持ちますが、より口語的で幅広い文脈で使用可能です。家族の伝統や職人の技術など、具体的な継承の場面で使われます。
よくある間違い
動詞「bequeath」は直接目的語を取り、「知識を（誰かに）伝える」という場合、「to someone」という形ではなく、単に「bequeath knowledge (to someone)」と表現できますが、「knowledge」が目的語なので、この場合は「to」は不要、もしくは「bequeath X to Y」のように使用します。`bequeath knowledge`で完結できます。例文のように「bequeath knowledge of our history to the next generation」のように間接目的語を伴う場合は、その限りではありませんが、フレーズ自体は前置詞を必要としません。
「knowledge」は不可算名詞なので、通常は不定冠詞「a」を付けません。知識の集合体や概念を表すため、「a piece of knowledge」などのように数える場合は別です。
「bequeath knowledge」は非常にフォーマルで、一般的に現在進行形で個人間の直接的な指導に使われることは稀です。より自然な選択肢としては「impart knowledge」や「pass on knowledge」が適しています。
学習のコツ
- 💡「bequeath knowledge」は、知識が単なる情報ではなく、貴重な遺産や知恵として後世に伝えられるべきだという強いメッセージを込める際に使います。
- 💡主に書き言葉や、学術的・歴史的・哲学的な文脈でのスピーチに適しており、カジュアルな会話では避けるべき表現です。
- 💡「pass on knowledge」との違いを理解すると、フォーマル度の使い分けがしやすくなります。
- 💡類義語としては「impart knowledge (知識を授ける)」がありますが、bequeathはより長期的な継承や遺産としての側面を強調します。
対話例
大学の学長と教授が教育の未来について語る場面
A:
Our primary mission as an institution is to not only generate new insights but also to effectively bequeath knowledge to the students.
機関としての私たちの主要な使命は、新たな洞察を生み出すだけでなく、学生に知識を効果的に継承することです。
B:
Absolutely, Professor. Preserving and passing on the wisdom accumulated over centuries is vital for their future.
全くその通りです、教授。何世紀にもわたって蓄積された知恵を保護し、伝えることは、彼らの未来にとって不可欠です。
歴史家が文化遺産の重要性について講演する場面
A:
It is through the study of ancient texts that we continue to bequeath knowledge of our ancestors' philosophies and ways of life.
古代の文献を研究することによって、私たちは先祖の哲学や生活様式の知識を継承し続けているのです。
B:
Indeed, without understanding the past, we risk losing invaluable lessons for the future.
確かに、過去を理解しなければ、私たちは将来にとってかけがえのない教訓を失う危険性があります。
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