意味
先行するもの、先行事象、前例、祖先、前身;(文法で)先行詞(関係代名詞などが指す名詞)
先行する、以前の
発音
/ˌæntɪˈsiːdənt/
an-ti-CE-dent
💡 「アンティシーデント」と発音します。第三音節の「シー (CEE)」を最も強く、最初の「アン (AN)」を軽く強めに発音すると自然です。日本人には「シー」の長めの母音と語尾のT音が抜けやすいので、意識して発音練習しましょう。
例文
His anger had an antecedent cause.
彼の怒りには先行する原因がありました。
The antecedent idea was simple.
その先行する考えは単純でした。
My family's antecedent is unknown.
私の家族の祖先は不明です。
Her success had an antecedent.
彼女の成功には前身がありました。
What was the antecedent decision?
先行する決定は何でしたか?
This event had no antecedent.
この出来事に前例はありませんでした。
Find the antecedent of the pronoun.
代名詞の先行詞を見つけてください。
The problem's antecedent was complex.
その問題の先行事象は複雑でした。
A legal antecedent sets a standard.
法的な前例が基準を定めます。
Each effect has an antecedent cause.
あらゆる結果には先行する原因があります。
変形一覧
名詞
文法的注意点
- 📝文法では、関係代名詞 (who, which, thatなど) が指し示す名詞を『先行詞』と呼びます。例えば 'the man who is tall' の 'the man' が antecedent(先行詞)です。
- 📝形容詞として使う場合、通常は名詞の前に置かれ、『以前の』『先行する』という意味になります。
- 📝名詞として使う場合、可算名詞ですので、単数の場合は冠詞 (a/an) や所有格 (my/hisなど) を伴うか、複数形 (antecedents) になります。
使用情報
類似スペル単語との違い
precedentは「判例、前例」という意味で、特に法律や規則、慣習における過去の決定や出来事を指します。antecedentも「先行するもの」という意味で似ていますが、より広範な「以前にあった物事、原因」を指すのに対し、precedentは特定の状況で「基準となる前例」というニュアンスが強いです。特に法律文脈では厳密な使い分けが必要です。
precursorは「前身、先駆者」という意味で、後に続くものの発達や出現を可能にしたもの、または兆候となるものを指します。antecedentと意味が重なることも多いですが、precursorは未来の出来事を予測させる「先触れ」や、発展段階における「前の段階」というニュアンスをより強く持ちます。
派生語
語源
📚 ラテン語の "antecedens" (先行する、先に行く) が直接の語源です。"ante-" は「〜の前」、"cedere" は「行く」を意味し、文字通り「前に進むもの」を指します。文脈によって「前例」「原因」「祖先」など多様な意味を持つようになりました。
学習のコツ
- 💡この単語は、文脈によって「前例」や「原因」、「祖先」など様々な意味になるので、文脈に注意して理解しましょう。
- 💡特に文法用語としての「先行詞」は、関係代名詞の学習で非常に重要になります。
- 💡名詞としても形容詞としても使われますが、名詞として使われる頻度が高いです。
- 💡『アンティシーデント』と発音し、強勢は『シー』にあります。しっかり意識して発音練習しましょう。
Memorizeアプリで効率的に学習
antecedent を含む、すべての英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。