act of clemency
発音
/ækt əv ˈklɛmənsi/
act of CLEMency
💡 「クレメンシー」の「レ」の部分に強くアクセントを置きます。「of」は弱く発音されることが多く、「アヴ」や「ア」のように聞こえます。
使用情報
構成単語
意味
慈悲の行為、恩赦(特に権力者が刑罰を軽減・免除する行為)
"An act of mercy or leniency, especially by a person in authority, such as a ruler, governor, or president, granting a pardon or a reduction of a severe penalty to an offender."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは非常にフォーマルで、主に法律、政治、歴史、ジャーナリズムといった公的な文脈で使われます。政府のトップ、裁判官、君主などが、囚人や犯罪者に対して刑を免除したり減刑したりする行為、あるいはより広い意味での「慈悲深い行為」を指す際に用いられます。個人的な間での日常会話で「許してあげる」といった意味合いで使うことはほとんどなく、もし使えば非常に大げさで不自然に聞こえます。権力者が寛大な心で罰を軽減・免除するという、厳粛で正式な状況での判断を表現し、制度的・法的な慈悲を指すことが多いです。
例文
The president granted an act of clemency to the non-violent offender.
大統領は非暴力犯に恩赦を与えました。
The king's act of clemency was widely praised by human rights organizations.
国王の慈悲の行為は人権団体から広く賞賛されました。
The court considered an act of clemency due to new evidence presented.
法廷は提出された新証拠により、恩赦の可能性を検討しました。
Historians debated whether the emperor's decision was an act of clemency or a political maneuver.
歴史家たちは皇帝の決定が恩赦の行為であったのか、それとも政治的駆け引きであったのかを議論しました。
The governor's final act of clemency before leaving office surprised many.
知事が退任前に行った最後の恩赦は多くの人々を驚かせました。
Many prisoners hoped for an act of clemency during the national holiday.
多くの囚人が祝日中に恩赦を期待しました。
The committee recommended an act of clemency for the elderly inmate.
委員会は高齢の受刑者に対し恩赦を勧告しました。
Such an act of clemency can inspire hope among those who have lost it.
そのような慈悲の行為は、希望を失った人々に希望を与えることができます。
Public opinion was divided on whether the pardon constituted a true act of clemency.
恩赦が真の慈悲の行為となるかについて、世論は分かれました。
類似表現との違い
「pardon」は「恩赦」という具体的な行為を指す動詞・名詞で、法的な刑罰の免除に特化しています。「act of clemency」は「慈悲の行為」というより広い意味を持ちますが、「pardon」はその具体的な一例となります。フォーマル度は同程度ですが、「pardon」の方が一般的なニュース記事で目にすることも多いかもしれません。
「mercy」は「慈悲」「情け」という感情や性質そのものを指す名詞です。「act of clemency」は、その慈悲に基づいた具体的な「行為」を指します。例えば、「show mercy(慈悲を示す)」というように使われますが、「act of clemency」はより正式な、権威による行為に限定されることが多いです。
「leniency」も「寛大さ」という性質を指す名詞です。「act of clemency」は、その寛大さが行動として表れたものですが、「act of leniency」という表現は一般的ではありません。「act of clemency」はより重大な決定や公的な行為を指すニュアンスが強いです。
よくある間違い
「act of clemency」は非常にフォーマルで、個人的な、日常的な状況では使いません。上司が早退を許すような場面では、「merciful(慈悲深い)」や「lenient(寛大な)」といった形容詞、または「showed me some mercy(情けを示した)」などが適切です。
「act of clemency」は、主に政府や裁判所などの権威ある機関が、法律に基づいた重大な罰則を軽減・免除する際に使う非常にフォーマルな表現です。学校の先生に対して使うのは不自然で、大げさすぎます。この場合は「be lenient with」のような表現が良いでしょう。
学習のコツ
- 💡非常にフォーマルな表現であり、日常会話では使用しないことを意識しましょう。
- 💡主に法律、政治、歴史に関するニュース記事や公式文書でよく見かける表現です。
- 💡「恩赦」「慈悲深い行為」といった重い意味合いを持つため、使用する文脈をよく選ぶ必要があります。
- 💡「act of mercy」や「pardon」といった関連表現との違いを理解すると、使い分けがより明確になります。
対話例
ニュースで報じられた恩赦について議論する場面。
A:
Did you hear about the recent presidential pardon?
最近の大統領恩赦について聞きましたか?
B:
Yes, I did. Many are debating whether it was a genuine act of clemency or a political calculation.
はい、聞きました。それが真の慈悲の行為だったのか、それとも政治的計算だったのか、多くの人が議論していますね。
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