意味
(法律、慣習、合意、権利などを)正式に廃止する、撤廃する、無効にする、取り消す
発音
/ˈæbrəɡeɪt/
ABrogate
💡 第一音節の「ア」に最も強くアクセントを置きます。「r」の音は舌を巻かずに口の中で浮かせた状態で発音し、最後の「-gate」は「ゲイトゥ」のように、最後に短い「ウ」の音を意識すると自然です。日本語の「アブ」とは異なり、口を大きく開けて短く「ア」と発音しましょう。
例文
To abrogate a contract is serious.
契約を破棄するのは重大です。
Abrogate outdated policies promptly.
時代遅れの政策を速やかに撤廃する。
We must abrogate these practices.
我々はこれらの慣習を廃止せねばならない。
The old law was abrogated.
その古い法律は廃止されました。
They plan to abrogate the treaty.
彼らは条約を破棄する予定です。
Congress might abrogate that law.
議会はその法律を廃止するかもしれません。
The agreement was abrogated by consent.
その合意は同意により撤廃されました。
His rights were abrogated unfairly.
彼の権利は不当に剥奪されました。
The court could abrogate the ruling.
裁判所はその判決を無効にできます。
Do not abrogate your responsibilities.
あなたの責任を放棄してはなりません。
変形一覧
動詞
文法的注意点
- 📝この単語は他動詞であり、常に目的語(廃止される対象)を必要とします。
- 📝主に法律、規則、条約、権利、合意、慣習といった抽象的で公式なものを目的語にとります。
- 📝過去分詞形のabrogatedは「廃止された」「撤廃された」という意味の形容詞としても使われます。
使用情報
よくある間違い
abrogateは法律や契約、制度などを「正式に廃止する、撤廃する」という非常にフォーマルかつ専門的な意味で使われます。日常の予定を「取り消す」場合には、cancelやcall offなどの単語を使うのが適切で、abrogateは不自然です。
類似スペル単語との違い
abrogateは主に法律、条約、慣習などを「正式な手続きを経て」廃止する意味合いが強く、より専門的です。一方、abolishは奴隷制度や古い制度、習慣など、より広範なものを「完全に排除する、根絶する」という意味で使われ、abrogateより一般的な文脈でも用いられます。
annulも法律や契約を「無効にする」という意味で使われますが、多くの場合、遡及的に無効にする、つまり「最初から存在しなかったことにする」というニュアンスが強いです。abrogateは「今後、効力をなくす」という点が強調されることが多く、将来的な効力の停止を指します。
repealは主に法律や議会の決定、またはその一部を「撤回する、廃止する」という意味で使われます。abrogateと同様にフォーマルな文脈で用いられますが、repealは特に立法機関による法規の撤回に限定される傾向があります。
派生語
語源
📚 ラテン語のabrogare(提案して取り消す、廃止する)に由来します。これは接頭辞ab-(〜から離れて)と動詞rogare(尋ねる、提案する)の組み合わせで、古代ローマでは「法律の廃止を市民に提案する」という意味で使われました。
学習のコツ
- 💡「法や制度を廃止する」という堅い文脈でのみ使われる単語であることを覚えておきましょう。
- 💡似た意味のabolishよりも「正式な手続きを経て廃止する」というニュアンスが強いです。
- 💡長めの単語なので、発音の際は第一音節のストレスに特に注意しましょう。
- 💡主にニュース記事、学術論文、法律文書などで見かけることが多いです。
- 💡否定的な意味合いで使われることがほとんどです。
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