abrogate rights

コロケーション英検1級C2TOEIC TOEIC 900点目標

発音

/ˈæbrəɡeɪt raɪts/

ABrogate RIGHTS

💡 abrogateは「アブローゲイト」のように、最初のアに強勢を置いて発音します。rightsは「ライツ」と、語尾のtsをしっかり発音することが重要です。

使用情報

フォーマリティ:フォーマル
頻度:時々使われる
使用場面:
法律政治・国際関係歴史社会問題学術メディア・報道ビジネス

構成単語

意味

(特定の)権利を正式に廃止する、無効にする、取り消す。

"To officially repeal, cancel, or revoke certain rights, privileges, or laws, often implying a formal and authoritative action."

💡 ニュアンス・使い方

このフレーズは非常にフォーマルで、主に法律、政治、政府の文脈で使用されます。一般的な会話やビジネスシーンで使うことはほとんどありません。「権利を剥奪する」「権利を消滅させる」といった強い意味合いを持ち、多くの場合、否定的な状況や、権力のある組織が個人の権利を制限・除去する際に使われます。ネイティブスピーカーにとっては、堅苦しく、学術的・専門的な響きを持つ表現です。

例文

The new legislation could potentially abrogate several fundamental human rights.

フォーマル

その新しい法律は、いくつかの基本的人権を潜在的に廃止する可能性があります。

Critics argued that the amendment would abrogate the voting rights of certain minorities.

フォーマル

批評家たちは、その修正案が特定の少数派の投票権を無効にすると主張しました。

Historically, oppressive regimes often abrogate the rights of their citizens to maintain power.

フォーマル

歴史的に、抑圧的な政権は権力を維持するために国民の権利をしばしば廃止してきました。

The court's decision was seen as an attempt to abrogate the rights of the accused.

フォーマル

その裁判所の決定は、被告人の権利を無効にする試みと見なされました。

Concerns were raised that the executive order might abrogate certain constitutional rights.

フォーマル

その大統領令が特定の憲法上の権利を廃止するのではないかとの懸念が提起されました。

Such actions could abrogate the rights of indigenous communities to their ancestral lands.

フォーマル

そのような行為は、先住民族の先祖伝来の土地に対する権利を無効にする可能性があります。

The international treaty ensures no signatory nation can arbitrarily abrogate these rights.

フォーマル

その国際条約は、いかなる署名国もこれらの権利を恣意的に廃止できないことを保証しています。

Some fear that technological advancements might abrogate the right to privacy.

フォーマル

一部では、技術の進歩がプライバシーの権利を侵すのではないかと懸念されています。

A government should never abrogate the rights of its people without due process.

フォーマル

政府は正当な法的手続きなしに国民の権利を廃止してはなりません。

The company's new policy was seen by employees as an attempt to abrogate their negotiation rights.

ビジネス

会社の新しい方針は、従業員によって交渉権を無効にする試みと見なされました。

類似表現との違い

repeal a lawフォーマル

「repeal」は主に法律や法案を「廃止する」際に使われます。一方、「abrogate」は法律だけでなく、契約、合意、特権、そして「権利」そのものにも適用されます。どちらもフォーマルですが、「abrogate rights」は「権利」の喪失に焦点を当てています。

revoke a rightフォーマル

「revoke」は「取り消す」「撤回する」という意味で、しばしば与えられた特権や免許などを「取り消す」際に使われます。「abrogate」はより広範に「公式に無効にする」「廃止する」というニュアンスが強く、恒久的な性質を持つことが多いです。

nullify a rightフォーマル

「nullify」は「(法的に)無効にする」「効力をなくす」という意味で、「abrogate」と非常に似ています。しかし、「abrogate」がしばしば上位機関による決定や権力行使を伴うのに対し、「nullify」は単に何かの効力をなくすという、より広い文脈で使われることがあります。

「cancel」は「取り消す」「中止する」という一般的な意味で、フォーマル度が低く、日常会話でも使われます。「abrogate」が法的な廃止や公式な無効化を指すのに対し、「cancel」はより広範でカジュアルな状況で使われるため、文脈が大きく異なります。

よくある間違い

abrogate of rights
abrogate rights

abrogateは他動詞なので、目的語であるrightsを直接取ります。前置詞 'of' は不要です。

The company abrogated the rights from its employees.
The company abrogated the rights of its employees.

「誰かの権利」を示す場合、「rights of its employees」のように 'of' を使って所有関係を示すのが自然です。もしくは「The company abrogated its employees' rights.」とも言えます。

I abrogated my right to speak.
I gave up my right to speak. / I waived my right to speak.

abrogateは、個人が自らの権利を放棄するというよりは、外部の権力や組織が公式に権利を廃止する文脈で使われます。個人的な権利放棄には 'give up' や 'waive' が適切です。

学習のコツ

  • 💡「abrogate rights」は非常にフォーマルで、法律、政治、歴史などの専門的な文書や議論で使われます。日常会話ではまず使いません。
  • 💡主に「政府」「議会」「裁判所」「組織」などが、市民や特定の集団の権利を廃止・無効にする、という文脈で使われることが多いです。
  • 💡「abrogate」は「権利」以外にも、「abrogate a treaty (条約を廃止する)」や「abrogate a law (法律を廃止する)」など、公式な取り決めや規則を廃止する際にも使われます。
  • 💡多くの場合、否定的な意味合いで使われ、権利の喪失や制限を伴います。

対話例

国際法の専門家同士の会議での議論

A:

Do you believe this new security act could abrogate the fundamental rights outlined in the international convention?

この新しい治安法案は、国際条約に明記されている基本的人権を廃止する可能性があるとお考えですか?

B:

It's a significant concern. We must scrutinize its provisions to ensure it does not unduly abrogate citizens' rights to privacy and free speech.

それは重大な懸念です。規定を精査し、プライバシーと表現の自由に対する市民の権利を不当に廃止しないことを確実にしなければなりません。

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