a trace of
発音
/ə treɪs ʌv/
ə TRACE ʌv
💡 「a」は弱く「ア」と発音し、「trace」は「トレイス」のように、母音をはっきりと発音し、最後の「s」は無声音で息を抜くようにします。「of」は「オブ」ではなく、弱く「アヴ」のように発音されることが多いです。
使用情報
構成単語
意味
ごくわずかな、ほんの少しの(量や兆候、感情など)
"A very small amount of something, especially something that is difficult to detect or find; a slight indication or sign of something."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、目に見えにくい、あるいは非常に少ない量や、かろうじて存在するといった「痕跡」「兆候」「微量」を表す際に使われます。物理的な量だけでなく、感情、性質、記憶など、抽象的な概念にも適用できます。何かを「検出するのが難しい」というニュアンスが強く含まれており、隠されたものや見過ごされがちなものを指し示すときに特に効果的です。フォーマル度はニュートラルで、幅広い文脈で使用されますが、科学的な報告や歴史的な記述など、精密さが求められる場面でもよく登場します。ネイティブスピーカーは、特に「ほとんどない」という状況を強調したい場合に自然にこの表現を用います。
例文
There was a trace of sadness in her eyes when she talked about her past.
彼女が過去について話した時、その瞳にはかすかな悲しみが浮かんでいました。
We found a trace of an unknown substance in the sample.
そのサンプルから、未知の物質のごくわずかな痕跡が見つかりました。
The soup had a trace of garlic, which made it delicious.
そのスープにはほんの少しニンニクの風味があり、それがとても美味しくしていました。
Scientists are looking for a trace of life on other planets.
科学者たちは、他の惑星に生命の痕跡がないか探しています。
He spoke with a trace of an accent, hinting at his foreign origin.
彼はわずかに訛りのある英語を話し、彼の外国のルーツをうかがわせました。
The financial report showed a trace of recovery in the market.
その金融報告書は、市場にわずかな回復の兆しを示していました。
Even after washing, a trace of the smell remained on the cloth.
洗濯した後でも、その布にはわずかに匂いが残っていました。
The audit revealed a trace of discrepancy in the accounts.
監査の結果、会計にわずかな不一致が見つかりました。
The old photograph had a trace of his youthful smile.
その古い写真には、彼の若かりし頃の笑顔のかすかな面影がありました。
We've detected a trace of harmful chemicals in the water supply.
水道水から有害な化学物質のごく微量が検出されました。
類似表現との違い
「a trace of」と同様に「かすかな」という意味ですが、「a hint of」は特に感情、アイデア、味、雰囲気など、より抽象的で感じ取るものに使われることが多いです。また、「trace」よりも「示唆」や「ほのめかし」といったニュアンスが強いです。
「a touch of」は、何かを少し加える、またはわずかな特徴や性質を表す際に使われます。「a trace of」が「検出が難しいほどの微量」というニュアンスが強いのに対し、「a touch of」は意図的に加える、あるいは特定の個性や装飾としての「少々」というニュアンスが強いです。
「a bit of」は最もカジュアルで汎用性の高い表現で、「少しの」「わずかな」という意味です。物理的な量から抽象的なものまで幅広く使えますが、「a trace of」が持つ「かろうじて存在している」「検出が難しい」という強いニュアンスは持ちません。
「a vestige of」は「a trace of」よりもフォーマルで、特に過去のものがかろうじて残っている「痕跡」「名残」という意味合いが非常に強いです。滅び去ったもの、古くなったものの最後の兆候を指す場合によく使われ、歴史的、学術的な文脈で頻繁に見られます。
「a shred of」は「ほんのわずかな」という意味ですが、特に「希望 (hope)」「証拠 (evidence)」「良識 (common sense)」など、抽象的な概念で、通常は複数形にならないものと組み合わせて使われることが多いです。「一片の」「かけらの」といった、ほとんど残されていない絶望的な状況を強調するニュアンスがあります。
よくある間違い
「a trace of」は常に「of」を使って「〜の痕跡」という意味を表します。「for」は目的を示すため、この文脈では適切ではありません。
「trace」自体に「ごくわずかな」という意味が含まれているため、「a little trace of」とすると冗長になります。単に「a trace of」で十分です。
学習のコツ
- 💡「a trace of」は、数えられない名詞や抽象名詞と組み合わせて使われることが多いです。
- 💡物理的な微量だけでなく、感情や性質の「ごくわずかな兆候」を表す際にも非常に便利です。
- 💡何かを「検出するのが難しい」「かろうじて存在している」というニュアンスを伝えたいときに効果的な表現です。
- 💡「trace」という単語が「追跡する」「たどる」という意味を持つことから、「たどれるかどうかのギリギリの痕跡」というイメージを持つと覚えやすいでしょう。
対話例
友人と新しいレストランの料理について話している場面
A:
How was the pasta at the new Italian place?
あの新しいイタリアンのパスタどうだった?
B:
It was really good! It had a trace of truffle oil, which was a nice surprise.
すごく美味しかったよ!ほんの少しトリュフオイルの風味がして、それが良い驚きだったね。
会社の同僚がプレゼンテーションについて意見を交わしている場面
A:
I thought the presentation went well, but I still felt a trace of nervousness from the speaker.
プレゼンはうまくいったと思うけど、発表者にはまだわずかな緊張が見えた気がするな。
B:
Yes, I noticed that too. It's understandable for such a big audience.
ええ、私もそれに気づきました。あれだけ大勢の前だと無理もないですよね。
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