a trace of humor
発音
/ə treɪs ʌv ˈhjuːmər/
a TRACE of HUmor
💡 「trace」と「humor」を強く発音し、「of」は「アヴ」のように弱めに発音します。全体的に柔らかく滑らかにつなげることを意識しましょう。
使用情報
構成単語
意味
わずかなユーモア、かすかな面白み、少々の機知。
"A very small amount or suggestion of humor, often subtly present in a person's expression, voice, or writing."
💡 ニュアンス・使い方
人の表情、声の調子、文章の内容などに、ごくわずかなユーモアが見られる状況で使われます。特に、真剣な状況の中にふとした面白さや皮肉が垣間見えるような場合に適しています。厳粛な雰囲気や深刻な会話の中で、相手が少し冗談を言ったり、表情に笑みが浮かんだりした際に、そのわずかな面白さを指摘するようなニュアンスで使われます。控えめで、気づきにくいユーモアを表現するのに用いられます。フォーマル度は比較的ニュートラルで、ビジネスシーンでもフォーマルな会話でも使用可能です。ただし、ユーモアの質を評価する際に使われるため、どちらかというと観察的な表現です。「trace」が「痕跡」や「微量」を意味することから、ネイティブは「ほとんどないに等しいが、確かに存在するユーモア」という控えめなニュアンスを感じます。深刻な場面での一瞬の息抜きのようなユーモアを表現するのに適しています。
例文
Her serious presentation had a trace of humor in the concluding remarks.
彼女の真面目なプレゼンにも、結びの言葉にわずかなユーモアが見られました。
Even in his sad story, there was a trace of humor that made us smile.
彼の悲しい話の中にも、私たちを笑顔にするかすかなユーモアがありました。
I detected a trace of humor in her voice when she told me off.
彼女が私を叱った時、その声にかすかなユーモアを感じました。
The old professor, despite his stern reputation, always had a trace of humor in his lectures.
その老教授は、厳格な評判にもかかわらず、いつも講義にわずかなユーモアを加えていました。
His dry wit often comes with a trace of humor that you might miss if you're not paying attention.
彼の辛口なユーモアは、注意していないと聞き逃してしまうようなかすかな面白みを伴うことが多いです。
She tried to hide her amusement, but a trace of humor still showed in her eyes.
彼女は楽しんでいるのを隠そうとしたが、それでも目にわずかなユーモアが浮かんでいた。
His deadpan delivery always contained a trace of humor that made his jokes even funnier.
彼の真顔の語り口にはいつもかすかなユーモアが含まれていて、それがジョークを一層面白くしていました。
The CEO's stern message to the employees had a trace of humor, easing the tension.
CEOの従業員への厳しいメッセージには、緊張を和らげるわずかなユーモアが込められていました。
While the report was mostly analytical, the author managed to inject a trace of humor into the introduction.
レポートはほとんど分析的だったが、著者は序論にかすかなユーモアを注入することに成功した。
The diplomat's statement, though grave, revealed a trace of humor that suggested a subtle wit.
外交官の声明は厳粛なものであったが、かすかなユーモアがうかがえ、その奥深い機知を示していた。
Historians often find a trace of humor in ancient texts, offering insight into the culture of the time.
歴史家はしばしば古代の文書にかすかなユーモアを見つけ、当時の文化への洞察を提供します。
類似表現との違い
「trace」が「痕跡」「微量」という意味合いが強いのに対し、「hint」は「示唆」「手がかり」というニュアンスが強く、ユーモアが間接的に示されている、あるいは気づきにくい形で存在することを示します。どちらもごくわずかなユーモアを指しますが、traceの方がより客観的に「存在」を述べる傾向があります。
「a touch of humor」は「a trace of humor」と非常に近い意味で使われ、ほとんど交換可能です。「touch」は「少しの量」「感触」といった意味合いがあり、ユーモアが軽く添えられている、あるいは感じられるというニュアンスがあります。多くの場合、意味合いは同じですが、touchの方がやや柔らかい印象を与えることがあります。
「a spark of humor」は、ユーモアが瞬間的にひらめいたり、きらめいたりする様子を強調します。「trace」が「痕跡のように存在する」ことを表すのに対し、「spark」はより突発的で、明るく短いユーモアの瞬間を指すことが多いです。
よくある間違い
「trace」と「humor」の間には「of」が必要です。「a trace of X」で「Xの痕跡/微量」という意味になります。
「a little humor」も「少量のユーモア」を意味しますが、「a trace of humor」は「ほとんどないに等しいほどの、ごくわずかなユーモア」という、より微妙なニュアンスを含みます。特に、真剣な状況や真面目な人柄の中に垣間見えるユーモアを指す場合によく使われます。
学習のコツ
- 💡「trace of」の後には、通常、不可算名詞や無冠詞の名詞が来ます。「a trace of humor」のように「humor」は無冠詞で使うのが自然です。
- 💡このフレーズは、深刻な状況や真面目な人柄の中に、ふとした瞬間に現れる「控えめなユーモア」を表現するのに特に適しています。
- 💡人の表情や声のトーン、文章の行間など、直接的ではない「かすかな兆候」としてユーモアを感じ取る際に効果的な表現です。
対話例
同僚が厳しい状況でもユーモアを忘れないことについて話す
A:
Did you see how Sarah handled that difficult client? She was so calm.
サラが難しい顧客にどう対応したか見た?彼女、すごく冷静だったね。
B:
Yes, and even under pressure, I detected a trace of humor in her responses. That really diffused the tension.
ええ、プレッシャーの中でも、彼女の返答にかすかなユーモアを感じました。それが本当に緊張を和らげましたね。
ある講演者の話について感想を述べる
A:
Professor Davies' lecture was very dense, but I appreciated his dry wit.
デイヴィス教授の講義は非常に内容が濃かったですが、彼の辛口なユーモアは好きでした。
B:
Absolutely. There was always a trace of humor in his delivery, even when discussing complex theories. It made it more engaging.
全くです。複雑な理論を論じている時でも、彼の話し方には常にかすかなユーモアがありました。それがより魅力的でしたね。
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