turn a deaf ear
発音
/tɜːrn ə dɛf ɪər/
turn a DEAF EAR
💡 「deaf ear」を特に強調し、「耳を傾けない」という強い拒絶のニュアンスを出します。`turn` のRと `ear` のRは舌を巻く音です。
使用情報
構成単語
意味
(人からの要求、忠告、苦情などに)耳を傾けない、聞く耳を持たない、意図的に無視する
"To deliberately ignore or refuse to listen to someone's request, advice, or complaint, often because one does not want to acknowledge it or take action."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、誰かの訴えや忠告、要求などを意図的に聞き入れない、あるいは無視する状況で使われます。特に、困っている人や注意を促す人の言葉を意識的に無視するような場合に適しています。聞き手の側の頑固さ、無関心、責任逃れ、あるいは反抗的な態度といった否定的な気持ちを表します。話者はこのフレーズを使って、相手のそうした態度を批判するニュアンスで使うことが多いです。フォーマル度はニュートラルですが、ある程度の重みを持った状況で使われることが多く、無視する側の行為に対して批判的な印象を与えます。
例文
The children turned a deaf ear to their parents' calls to come inside.
子供たちは、家に入るようにという親の呼びかけに耳を貸さなかった。
He just turned a deaf ear when I told him to clean his room.
彼に部屋を片付けるように言ったとき、彼はただ聞く耳を持たなかった。
My roommate always turns a deaf ear to my complaints about the mess.
ルームメイトはいつも、散らかった部屋についての私の不満に耳を傾けません。
She turned a deaf ear to his apologies and walked away.
彼女は彼の謝罪に耳を貸さず、立ち去った。
Despite repeated warnings, he turned a deaf ear to the dangers.
繰り返しの警告にもかかわらず、彼は危険に耳を傾けなかった。
It's frustrating when people turn a deaf ear to common sense.
人々が常識に耳を貸さないのはイライラします。
The management turned a deaf ear to the employees' concerns about working conditions.
経営陣は、労働条件に関する従業員の懸念に耳を傾けなかった。
Many companies turned a deaf ear to environmental warnings for decades.
多くの企業は何十年もの間、環境に関する警告に耳を傾けませんでした。
The committee members seemed to turn a deaf ear to the public's demands.
委員会メンバーは、市民の要求に耳を傾けないようでした。
The government was accused of turning a deaf ear to the pleas of the marginalized communities.
政府は、疎外されたコミュニティの訴えに耳を貸さなかったとして非難された。
History shows that leaders who turn a deaf ear to dissent often face severe consequences.
異論に耳を傾けない指導者は、しばしば深刻な結果に直面するというのが歴史の示すところです。
類似表現との違い
「無視する」という直接的な意味で、`turn a deaf ear` よりも幅広い状況で使えます。`turn a deaf ear` は、特に忠告や訴えなど「聞くべきこと」を意図的に聞かない、という批判的なニュアンスがより強いです。
「〜に注意を払わない」という意味で、`turn a deaf ear` と非常に近いですが、こちらは単に注意が向かない場合にも使えます。`turn a deaf ear` は、明確な意思を持って「聞かない」ことを選ぶニュアンスが強いです。
「軽視する、無視する」という意味で、`turn a deaf ear` と同様に意図的な無視を表します。しかし、`disregard` は情報や規則、感情などを「考慮に入れない」というより一般的な状況で使われ、`turn a deaf ear` は「耳を傾けるべき音や言葉」に特化しています。ややフォーマルな響きがあります。
「(問題などを)無視する、一蹴する」という意味で、物理的に何かを払いのけるように、問題や懸念を軽く扱うニュアンスがあります。`turn a deaf ear` は「聞かない」ことに焦点を当てているのに対し、`brush aside` は「重要ではないと判断して片付ける」という行動を示します。
「〜に耳を閉ざす」と文字通り、または比喩的に言う表現で、`turn a deaf ear` とほぼ同じ意味とニュアンスを持ちます。どちらも意図的な拒否を表しますが、`turn a deaf ear` の方がより一般的で使われる頻度が高いかもしれません。
よくある間違い
「〜に対して」耳を傾けない、という意味なので、方向を示す前置詞 `to` を使います。`for` を使うと不自然です。
`deaf ear` は「聞く耳を持たない」という意味の固定されたイディオムです。`closed` を使うと「閉じた耳」という文字通りの意味になり、このイディオムの意味にはなりません。
学習のコツ
- 💡「to」の後に「聞かない対象」(人、忠告、要求など)が来ることを覚えておきましょう。
- 💡誰かの態度を批判する際や、責任逃れの状況を表現する際に役立つ表現です。
- 💡文字通り「耳が聞こえない」という意味ではないので注意が必要です。比喩的な表現として理解しましょう。
- 💡主に「忠告や訴えを意図的に無視する」という、やや否定的な文脈で使われます。
対話例
仕事での問題に対する同僚の態度について話す場面
A:
Did you talk to Mark about the project delay?
プロジェクトの遅延についてマークと話した?
B:
Yes, but he just turned a deaf ear to my suggestions. He doesn't seem to care.
うん、でも彼は私の提案に聞く耳を持たなかったよ。気にしてないみたいだ。
環境問題についての議論で、当局の対応に不満を述べる場面
A:
I'm worried about the pollution in our city. We should do something.
この街の汚染が心配だよ。何かするべきだ。
B:
I agree, but the local council seems to turn a deaf ear to environmental concerns.
私もそう思うけど、市議会は環境問題に耳を傾けないようだね。
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