throw into chaos
発音
/θroʊ ˈɪntuː ˈkeɪ.ɑːs/
throw INto CHAoS
💡 「throw」は「th」の音に注意し、舌を軽く噛むように発音します。「into」は「イントゥー」または弱く「イントゥ」と発音されがちですが、このフレーズでは「INto」としっかり発音されることも多いです。「chaos」は「ケイオス」と発音し、全体として「throw」と「chaos」が強く発音されます。
使用情報
構成単語
意味
(状況や組織など)を大混乱に陥れる、混沌状態にする、収拾がつかない状態にする
"To cause a situation, organization, or system to become completely disorganized, uncontrollable, or in a state of great confusion."
💡 ニュアンス・使い方
この表現は、予期せぬ出来事、不適切な決定、大規模な災害などが原因で、既存の秩序、計画、または安定した状態が完全に破壊され、収拾がつかないほどの混乱状態に陥ることを描写する際に用いられます。政治、経済、組織運営、社会情勢、大規模なプロジェクトなど、比較的規模の大きな事柄や深刻な状況について使われることが多いです。事態の深刻さ、状況の悪化、制御不能な状態に対する懸念や危機感を強調するネガティブな結果を語る際に適しています。比較的フォーマルな文脈でよく見られますが、深刻な状況を語る日常会話でも使われます。ネイティブにとっては、単に「混乱する」のではなく、何かが「投げ込まれて」完全にコントロールを失い、どうにもならない状態になったという強いイメージを与えます。
例文
The sudden power outage threw the entire neighborhood into chaos.
突然の停電で、近所全体が大混乱に陥りました。
Her unexpected resignation threw the project team into chaos for a few days.
彼女の突然の辞任は、プロジェクトチームを数日間混乱に陥れました。
A single mistake during the dress rehearsal almost threw the whole show into chaos.
最終リハーサル中のたった一つのミスで、ショー全体がほぼ大混乱に陥るところでした。
The new teacher's unfamiliarity with the curriculum temporarily threw the class into chaos.
新任の先生がカリキュラムに不慣れだったため、一時的に授業が大混乱に陥りました。
The surprise announcement of the merger threw the employees into chaos.
合併の突然の発表は従業員を混乱に陥れました。
The unannounced system update threatened to throw the company's operations into chaos.
事前の通知なしのシステム更新は、会社の業務を大混乱に陥れる恐れがありました。
The competitor's aggressive pricing strategy threw the market into chaos.
競合他社の攻撃的な価格戦略が市場を混乱に陥れました。
Failure to secure the necessary permits could throw the entire construction project into chaos.
必要な許可を確保できなかった場合、建設プロジェクト全体が大混乱に陥る可能性があります。
The political scandal threatened to throw the nation's governance into chaos.
その政治スキャンダルは国の統治を大混乱に陥れる恐れがありました。
A natural disaster of that magnitude would inevitably throw the region's infrastructure into chaos.
その規模の自然災害は、必然的に地域のインフラを大混乱に陥れるでしょう。
The sudden collapse of the financial institution threw the global economy into chaos.
その金融機関の突然の破綻は、世界経済を大混乱に陥れました。
類似表現との違い
"throw into chaos" とほぼ同じ意味で使われますが、"plunge" は「急に、深く落ち込む」というニュアンスが強く、より突然かつ深刻な混乱状態への陥り方を強調します。破壊的、壊滅的な状況で使われることが多いです。
"descend" は「下降する、堕ちる」という意味合いがあり、徐々に、あるいは不可避的に混乱状態へと向かっていく過程を表す際に使われます。じわじわと事態が悪化していく様子や、後戻りできない状況を表現するのに適しています。
"disarray" は「混乱、乱雑」という意味で、"chaos" よりも少しだけ程度の軽い混乱や無秩序を指すことが多いです。"chaos" が完全な収拾不能状態であるのに対し、"disarray" は一時的な混乱で立て直しがある程度可能な状態を指すことがあります。
「大混乱を引き起こす」という意味では似ていますが、"havoc" は破壊や甚大な被害を伴う混乱を指すことが多く、より広範な損害を強調します。特定のシステムや組織だけでなく、より広い範囲に及ぶ破壊的な影響を表す場合に用いられます。
よくある間違い
「〜の状態に」という方向性を示す前置詞 'into' が必須です。'in' を使うと「〜の中で混乱させる」となり、ニュアンスが変わってしまいます。
'to' も方向を示しますが、特定の状態や状況へ「深く陥る」という強調されたニュアンスを出すには 'into' がより適切で一般的です。
学習のコツ
- 💡'throw' は「投げ入れる」という原義から、比喩的に「混乱状態に陥れる」という意味合いで使われていると考えると覚えやすいです。
- 💡主語(何が混乱を引き起こしたか)と目的語(何が混乱したか)を明確にすることで、より正確で力強い表現ができます。
- 💡深刻な状況を表す際に非常に効果的な表現であり、ニュース記事やビジネスのレポートでもよく耳にするため、覚えておくと役立ちます。
対話例
会社の緊急会議
A:
The sudden system failure almost threw our production line into chaos.
突然のシステム障害で、生産ラインがほぼ大混乱に陥るところでした。
B:
Yes, it was a close call. We need to implement a more robust backup plan immediately.
ええ、危なかったですね。もっと堅牢なバックアッププランを直ちに導入する必要があります。
ニュース番組の報道
A:
The unexpected election results threaten to throw the political landscape into chaos.
予想外の選挙結果が、政局を大混乱に陥れる恐れがあります。
B:
Indeed, the nation faces a period of significant uncertainty and potential instability.
確かに、国家は著しい不確実性と潜在的な不安定な時期に直面しています。
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