plunge into chaos
発音
/plʌndʒ ˈɪntə ˈkeɪ.ɑːs/
PLUNGE in-to CHAY-os
💡 「plunge」は「プランジ」と発音し、語尾の「-ge」は「ッジ」と濁る音です。「into」は「インタ」と軽く発音し、「chaos」は「ケイオス」と発音します。「cha」の部分を強く発音し、全体的に力強く発音することで、状況の深刻さが伝わります。
使用情報
構成単語
意味
(状況や組織などが)急激かつ深刻な混乱状態に陥る、大混乱に突き進む。
"To suddenly and deeply enter a state of extreme disorder, confusion, or anarchy, often due to an unexpected event or crisis, causing a breakdown of order or stability."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、それまで何らかの秩序や安定を保っていた状況や組織が、ある出来事をきっかけに一気に、そして深刻な無秩序状態に陥る様子を描写します。単なる「混乱」ではなく、「収拾がつかないような大混乱」「手の施しようがないほどの混沌」という非常に強いニュアンスを含みます。 どんな場面で使うか:政治的な危機、経済の不安定化、大規模な災害、企業の経営破綻、社会システムの崩壊、あるいは個人的な生活の急な破綻など、広範囲な状況の「大混乱」を表すのに使われます。特に、劇的で予期せぬ変化によって引き起こされる混乱に適しています。 どんな気持ちを表すか:状況に対する強い懸念、危機感、絶望感、または事態の深刻さへの警鐘を伝える際に用いられます。 フォーマル度:比較的フォーマルで、ニュース記事、分析レポート、公式な声明、ビジネス文書、学術論文などでよく見られます。日常会話でも使えますが、やや大げさな響きを持つため、親しい間柄での軽い話題には不向きです。 ネイティブがどう感じるか:非常に強い表現であり、状況の深刻さを強調したいときに選ばれる言葉です。聞く側にもその深刻さがストレートに伝わります。
例文
The sudden resignation of the prime minister plunged the country into chaos.
首相の突然の辞任により、その国は大混乱に陥った。
Without clear leadership, the project team could plunge into chaos.
明確なリーダーシップがなければ、プロジェクトチームは混乱に陥る可能性がある。
The unexpected system failure plunged the entire network into chaos.
予期せぬシステム障害により、ネットワーク全体が大混乱に陥った。
One small spark could plunge the volatile region into chaos.
一つの小さな火花が、その不安定な地域を大混乱に陥れる可能性がある。
His life plunged into chaos after losing his job and his home.
仕事を失い、家も失って、彼の人生は混乱の極みに陥った。
The class plunged into chaos when the substitute teacher lost control.
代理の先生が授業を制御できなくなり、クラスは大混乱に陥った。
The city plunged into chaos following the major earthquake.
大地震の後、その都市は大混乱に陥った。
If we don't fix this bug soon, our release schedule will plunge into chaos.
このバグを早急に修正しないと、私たちのリリーススケジュールは大混乱に陥るでしょう。
The debate plunged into chaos as participants began shouting at each other.
参加者たちが互いに叫び始めたため、討論は大混乱に陥った。
The stock market plunged into chaos after the unprecedented economic news.
前例のない経済ニュースの後、株式市場は大混乱に陥った。
類似表現との違い
「plunge into chaos」が「急激かつ突然の混乱」を表すのに対し、「descend into chaos」は「徐々に、あるいは段階的に混乱状態に陥っていく」というニュアンスを含むことがあります。どちらも深刻な混乱を表しますが、「plunge」の方が劇的で即時的な変化を強調します。
「plunge into chaos」が「大混乱」という非常に深刻な状況を指すのに対し、「fall into disorder」はより一般的な「秩序が乱れる」「混乱状態になる」を意味し、その深刻度は「chaos」ほどではない場合があります。より広範な状況で使えます。
「be thrown into confusion」は、何らかの外部要因によって「混乱させられる」「当惑させられる」という受動的なニュアンスが強いです。一時的な混乱や個人の感情的な混乱にも使われます。「plunge into chaos」は、より広範なシステムや状況全体が深い混乱に陥ることを指します。
「plunge into chaos」が一般的な「大混乱」を指すのに対し、「degenerate into anarchy」は特に「無政府状態」や「完全に統制の取れない無法状態」へと悪化することを意味します。より政治的または社会的な文脈で使われ、「chaos」よりも極端な状態を示唆します。
よくある間違い
「〜に突入する」「〜に陥る」という意味で、内部へ向かう動きや変化を表す場合は前置詞「into」が適切です。「in」は「〜の中にある」という静的な状態を表します。
「to」は方向や到達点を指しますが、「into」は「〜の中へ」という内部への深い動きや状態の変化を強調します。ここでは「カオスという状態の内部へ深く入っていく」というニュアンスが強いため「into」が適しています。
「chaos」は一般的に不可算名詞として扱われ、「非常に激しい混乱」という抽象的な状態を表すため、通常は不定冠詞「a」を付けません。
学習のコツ
- 💡「plunge」は「急激に落ちる」「飛び込む」という原義を覚えると、「急な混乱」のイメージが掴みやすいです。
- 💡主にフォーマルな文脈で、状況の深刻さを強調したい時に使われる表現です。
- 💡類似表現「descend into chaos」との違い(「plunge」は急激、「descend」は徐々というニュアンス)を意識すると、使い分けがより理解できます。
対話例
企業が突然の不祥事に直面した際の会話
A:
Did you hear about the scandal at TechCorp? The stock price just plummeted.
テックコープのスキャンダル聞きましたか?株価が急落しましたよ。
B:
Yes, it's terrible. The entire company seems to have plunged into chaos.
ええ、ひどいですね。会社全体が大混乱に陥ったようです。
政治情勢の悪化についてのニュース番組での議論
A:
The latest election results suggest the country could plunge into chaos once again.
最新の選挙結果は、その国が再び大混乱に陥る可能性を示唆しています。
B:
Indeed. Without a stable government, such an outcome seems inevitable.
本当にそうですね。安定した政府がなければ、そのような結果は避けられないでしょう。
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