thick with grime

コロケーション英検2級B2TOEIC ★★★TOEIC 700点目標

発音

/θɪk wɪð ɡraɪm/

THICK wɪð GRIME

💡 「thick」の'th'は舌を上下の歯で軽く挟んで息を出す無声摩擦音です。「with」の'th'は有声で、舌を挟んだまま喉を震わせます。「grime」の'gr'は連続して発音し、「ɪ」は「イ」と「エ」の中間のような音になります。

使用情報

フォーマリティ:中立
頻度:時々使われる
使用場面:
日常会話住居・清掃自動車・機械芸術・文化自然・環境ビジネス趣味・娯楽

構成単語

意味

べっとりとした汚れで覆われている状態。油汚れや煤(すす)などの頑固な汚れが厚く堆積している様子を表します。

"Covered with a substantial, often greasy or sooty, layer of accumulated dirt or filth, making it appear heavily soiled and unpleasant."

💡 ニュアンス・使い方

このフレーズは、単に「汚れている」というよりも、汚れが厚く、こびりついていて、なかなか落ちそうにない状態を強調します。特に、油汚れ、煤、泥など、粘り気のある頑固な汚れ(grime)に対して使われます。視覚的に不快な印象や、長期間手入れされていないというニュアンスを含みます。日常会話から、物の状態を詳細に描写する際に用いられますが、ビジネスのフォーマルな文書では、より客観的な表現(例: 'heavily soiled', 'coated with residue')が選ばれることがあります。ネイティブは、この表現を聞くと「かなり汚い」「かなり手入れされていない」という強い印象を受けます。

例文

The old oven was thick with grime, making it an unpleasant task to clean.

カジュアル

その古いオーブンは油汚れでべっとりとしていて、掃除するのが嫌な作業でした。

After years of neglect, the windows were thick with grime, barely letting any light through.

カジュアル

長年放置されていたため、窓は汚れで厚く覆われ、ほとんど光を通しませんでした。

His workshop tools were thick with grime, indicating heavy use and infrequent cleaning.

カジュアル

彼の作業場の道具は汚れがべったりと付いており、酷使され、あまり掃除されていないことを示していました。

The kitchen fan was thick with grime, a clear sign it needed a deep clean.

カジュアル

キッチンの換気扇は油汚れでべとべとで、徹底的な掃除が必要な明らかな兆候でした。

The mechanic struggled to open the engine cover, which was thick with grime and rust.

カジュアル

整備士は、油汚れと錆で厚く覆われたエンジンカバーを開けるのに苦労しました。

The entire abandoned factory floor was thick with grime and industrial waste.

ビジネス

放棄された工場全体が、油汚れと産業廃棄物でべったりと覆われていました。

Our inspection revealed that critical components were thick with grime, hindering optimal performance.

ビジネス

当社の検査で、重要な部品が油汚れで厚く覆われ、最適な性能を妨げていることが判明しました。

The report detailed the condition of the historical artifact, noting that its surface was thick with centuries of grime.

フォーマル

報告書は歴史的遺物の状態を詳述し、その表面が何世紀もの汚れで厚く覆われていることを記していました。

Despite repeated attempts, the old sign remained thick with grime, suggesting a more aggressive cleaning method was required.

カジュアル

何度試みても、その古い標識は油汚れでべったりとしたままで、より強力な洗浄方法が必要であることを示唆していました。

類似表現との違い

「covered in dirt」は一般的な「土埃や普通の汚れで覆われている」状態を表し、「thick with grime」が持つような汚れの層の厚さや、油汚れ・煤といった特定の頑固な汚れのニュアンスは薄いです。より幅広い種類の汚れに使えます。

「coated with filth」は「filth(汚物、不潔なもの)」という単語が使われているため、「grime」よりもさらに不潔さや嫌悪感が強く、不衛生な状態を指すことが多いです。「厚く覆われている」というニュアンスは共通しますが、汚れの種類や程度に対する印象が異なります。

「caked with mud」は「泥が固まってこびりついている」状態に特化した表現です。汚れの種類が「泥」に限定されますが、「厚く固まっている」という状態の描写は「thick with grime」と共通しています。他の種類の汚れには使いません。

「encrusted with dirt」は、汚れが硬く固まって表面に付着している様子を表します。結晶や硬い層のようにこびりついているニュアンスがあり、「thick with grime」がより油性のべったりとした汚れを指すのに対し、「encrusted」は固形化した汚れをイメージさせます。

よくある間違い

thick of grime
thick with grime

「〜で厚く覆われている」という状態を表す場合、前置詞は「of」ではなく「with」を使用するのが正解です。'thick' の後に続く物質を表す場合は 'with' が自然な組み合わせです。

thick by grime
thick with grime

「〜によって厚くなっている」と直訳すると「by」を使いたくなるかもしれませんが、英語では何かの物質で覆われている状態を表す際には「with」が適切です。「by」は動作主や手段を示す場合に使われます。

thick with dirt
thick with grime

文法的には間違いではありませんが、「thick with grime」の方が汚れの種類(油性の頑固な汚れ、煤など)やその厚さ、こびりつき具合のニュアンスをより強く表します。「dirt」は一般的な汚れ全般を指します。

学習のコツ

  • 💡「grime」は、油汚れ、煤、垢など、特に頑固で落としにくい汚れを指すことを理解すると、フレーズの持つニュアンスが掴みやすくなります。
  • 💡物理的に汚れている場所や物を描写する際に効果的な表現です。比喩的な意味で使われることはほとんどありません。
  • 💡「thick with ~」の形で「〜が厚く堆積している」という意味になる他のコロケーションも合わせて学習すると良いでしょう(例: thick with dust, thick with mud)。

対話例

友人が引っ越したばかりの古いアパートについて話しています。

A:

How's your new apartment? Did you settle in?

新しいアパートどう?もう落ち着いた?

B:

It's alright, but the kitchen was a nightmare. The stove was literally thick with grime from the previous tenants.

まあまあだよ。でもキッチンがひどかった。前の住人の油汚れで、コンロが文字通りべったりだったんだ。

古い道具を修理している場面。

A:

Wow, this old wrench is really crusty. Is it even salvageable?

うわ、この古いレンチ、本当に錆びてるね。まだ使えるの?

B:

Yeah, it's thick with grime and rust, but I think with some elbow grease, it'll be fine.

うん、油汚れと錆でべったりだけど、ゴシゴシ磨けば大丈夫だと思うよ。

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