/ˈræðər ðæn/
RATHER than
💡 「rather」は「ラザー」に近い発音で、母音は「æ」(アとエの中間)です。「than」は「ザン」に近い発音で、母音は「æ」です。全体的にリズム良く発音し、比較する対象が明確になるよう意識しましょう。
"Used to indicate a preference for one thing over another, or to present an alternative to something, often implying a rejection of the first option."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、単に2つのものを比較するだけでなく、ある選択肢を否定し、別の選択肢を明確に肯定する意図を強く持ちます。何かを比較して、どちらを選ぶか、どちらが適切かを明確にしたいときに非常に便利です。 * **どんな場面で使うか**: 日常会話からビジネス、学術的な書き言葉まで幅広く使われます。選択、提案、説明、理由付けなど、様々な文脈で比較対象をはっきりと示したいときに活躍します。 * **どんな気持ちを表すか**: 「こっちのほうが良い」「こっちを選ぶ」という、はっきりとした選好や意図を表します。 * **フォーマル度**: 比較的ニュートラルで、文脈によってフォーマルにもカジュアルにもなります。ビジネス文書やフォーマルな議論でもよく使われますが、友人との会話でも頻繁に登場します。 * **ネイティブがどう感じるか**: 非常に自然で一般的な表現であり、明確な選択や比較を表現する上で不可欠なフレーズと認識されています。
I'd like to stay home rather than go out tonight.
今夜は外出するよりむしろ家にいたいです。
Let's walk rather than take the bus; it's a nice day.
バスに乗るより歩きましょう。いい天気ですから。
She chose to read a book rather than watch TV.
彼女はテレビを見るのではなく、本を読む方を選びました。
We should try to solve the problem rather than just complain about it.
文句を言うだけでなく、問題を解決しようとすべきです。
I prefer tea rather than coffee in the morning.
朝はコーヒーより紅茶の方が好きです。
The team decided to develop a new feature rather than fix minor bugs.
チームは軽微なバグを修正するのではなく、新しい機能を開発することに決めました。
We aim to empower our employees rather than micromanage them.
私たちは従業員を細かく管理するのではなく、権限を与えることを目指しています。
It is important to foster critical thinking rather than rote memorization.
丸暗記ではなく、批判的思考を育むことが重要です。
The new policy emphasizes prevention rather than merely reaction.
新しい政策は、単なる反応ではなく予防を重視しています。
「instead of」は「〜の代わりに」「〜ではなく」という意味で使われ、ある行動や物事を別のものに置き換える「代替」のニュアンスが強いです。一方、「rather than」は2つの選択肢を比較し、一方を「優先」する、あるいは「選好」する意味合いがより強く、両者が互いに排他的であるというより、どちらを選ぶかという意志が強調されます。
「in preference to」は「rather than」よりもフォーマルな表現で、「〜を優先して」という意味です。特に公式な文書や議論で使われます。「rather than」がより幅広い文脈で使われるのに対し、「in preference to」は明確な「優先」を強調したい場合に用いられます。
「not A but B」は「AではなくBである」と、二つの要素を強く対比させる時に使われます。文の構造全体で対比を強調する傾向があります。「rather than」は接続詞句として動詞句や名詞句を直接接続できますが、「not A but B」はより明確な対立関係を示します。例: 'It's not about what you say but what you do.'
「rather than」の後の動詞の形は、「than」の前の動詞の形に合わせるのが一般的です。特に、前の動詞が原形不定詞(toがない不定詞)または動名詞の場合は、それに揃える方が自然で簡潔です。
「rather than」は「〜よりもむしろ」という意味の塊として使われ、動詞句全体を修飾するように配置するのが一般的です。「rather」を動詞の前に独立して置くと不自然な表現になることがあります。「would rather + 動詞の原形 + than + 動詞の原形」という形も非常に頻繁に使われます。
「rather than」の後ろに節(主語+動詞)が続くことは稀で、一般的には名詞句や動名詞句が続きます。節を続けたい場合は、より自然な表現に言い換えるか、動名詞句を用いるのが適切です。
A:
What do you want to do this weekend? Go to the beach or visit the museum?
今週末、何したい?ビーチに行くか、美術館に行くか?
B:
I'd rather visit the museum rather than go to the beach. It might be too hot.
ビーチに行くよりむしろ美術館に行きたいな。暑すぎるかもしれないし。
A:
Should we prioritize speed or quality for this project?
このプロジェクト、スピードと品質、どちらを優先すべきでしょうか?
B:
I think we should focus on quality rather than just rushing to meet the deadline.
締め切りに間に合わせるために急ぐだけでなく、品質に焦点を当てるべきだと思います。
rather than を含む、すべてのフレーズ・英単語を自分専用の単語帳で学習できます。フラッシュカード形式の反復学習で確実に記憶定着。