rather

/ˈræðər/

英検準2級B1TOEIC ★★★
日常表現ビジネス教育

意味

副詞

かなり、いくぶん、どちらかと言えば(予想よりも程度が高い、または控えめな表現として)

副詞

むしろ、かえって、いっそう(比較や選択の強調として)

副詞

~することを好む、~したい(「would rather + 動詞の原形」の形で)

発音

/ˈræðər/

RAther

💡 「ラダー」ではなく、最初の「ラ」に強勢を置き、強く発音します。母音は「ア」と「エ」の中間のような音(æ)で、口を横に広げず、舌を平らにして発音します。後半の「ther」は、舌を軽く噛む摩擦音の「ð」で、喉を震わせながら発音するのがポイントです。

例文

It's rather cold today.

カジュアル

今日はかなり寒いですね。

I'd rather stay home.

カジュアル

むしろ家にいたいです。

She is rather busy now.

カジュアル

彼女は今、かなり忙しいです。

He would rather walk than drive.

カジュアル

彼は運転するよりむしろ歩きたいです。

This is rather interesting.

カジュアル

これはなかなか面白いですね。

The report is rather good.

ビジネス

その報告書はかなり良いです。

I rather think it's true.

ビジネス

私はむしろそれが本当だと思います。

I would rather decline the offer.

ビジネス

私はむしろその申し出を辞退したいです。

They rather liked the proposal.

フォーマル

彼らはその提案をかなり気に入りました。

We rather appreciate your help.

フォーマル

私たちはむしろあなたの助けに感謝いたします。

文法的注意点

  • 📝「would rather + 動詞の原形 (+ than + 動詞の原形)」の形で「~するよりむしろ…したい」という比較表現が可能です。
  • 📝「rather than」は「~よりむしろ」という意味で、接続詞句として動詞、名詞、句などを並列させ、好まれる選択肢を強調します。
  • 📝形容詞や副詞を修飾する際、"rather"は冠詞の前に置かれることがあります(例: rather a good idea, rather an interesting book)。

使用情報

フォーマリティ:中立
頻度:よく使われる
使用場面:
日常会話ビジネス学校・教育趣味・娯楽意見表明比較・対比感情表現

よくある間違い

I prefer rather to go.
I would rather go.

「~したい、~することを好む」という意味で使う場合、「would rather + 動詞の原形」が正しい表現です。「prefer rather to go」のような形は文法的に間違いです。

She rather beautiful.
She is rather beautiful.

「rather」は副詞なので、形容詞「beautiful」を修飾する場合はbe動詞が必要です。「She is beautiful rather.」も間違いです。

類似スペル単語との違い

quite

「quite」も「かなり、いくぶん」という意味で使われますが、「rather」の方が「予想よりも」「少し驚くほど」といったニュアンスを含むことがあります。また、イギリス英語では「quite」が「全く、完全に」という意味で使われることもありますが、「rather」はその意味では使われません。

fairly

「fairly」は「かなり、まずまず」という意味で、比較的中立的な評価を表します。「rather」は「fairly」よりも程度が強いか、あるいは期待や予想と異なるニュアンスを含むことがあります。例えば、「fairly good」は「まずまず良い」ですが、「rather good」は「思ったより良い」というニュアンスを含みます。

somewhat

「somewhat」も「いくぶん、多少」という意味で使われますが、通常「rather」より弱い程度を示します。「rather」はポジティブな意味でもネガティブな意味でも使えますが、「somewhat」は通常、中立的かややネガティブな文脈で使われることが多いです。

語源

由来:古英語
語根:
hraþor (より早く、より早くに)

📚 古英語の「hraþor」(「より早く」や「より早くに」を意味するhraðeの比較級)に由来し、時間的な意味から「むしろ」「かえって」といった優先や選択の意味へと発展しました。現代英語でも「むしろ」という比較のニュアンスが残っています。

学習のコツ

  • 💡「rather」は「むしろ」や「かなり」など、状況に応じて意味が変わるので文脈で理解しましょう。
  • 💡「would rather 動詞の原形」で「~したい」という希望を表す表現は重要です。
  • 💡「rather than ~」で「~よりもむしろ」という比較・選択の意味で使われます。
  • 💡形容詞や副詞の前に置いて「かなり~だ」「いくぶん~だ」と程度の強調によく使われます。
  • 💡イギリス英語では感情表現を控えめに言う際にも使われます。(例: "It's rather good." = 「結構良いね」)

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