not a but b
発音
/nɒt eɪ bʌt biː/
NOT A but B
💡 「not」の後のAと「but」の後のBを強調して発音することで、対比を明確にします。特に、AとBが異なる情報であると伝える意図が強い場合によく使われます。
使用情報
構成単語
意味
AではなくBであること、AではなくBだ。
"This phrase is used to emphasize that something is B, rather than A. It clarifies a situation or statement by rejecting one possibility or characteristic (A) and affirming another (B). It highlights a contrast or correction."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、ある事柄が「A」であるという誤解を解き、「B」であるという真実や事実を明確に伝えたいときに使われます。AとBには同じ文法構造(名詞句、形容詞句、動詞句、節など)が続くことが多く、並行構造を保つことが重要です。誤解を訂正したり、自分の意図や目的を強調したり、物事の本質を指摘したりする場面で非常に有効です。比較的にニュートラルな表現であり、日常会話からビジネス、フォーマルな文書まで幅広く使用できます。ネイティブスピーカーにとっては、明確で直接的な情報伝達の手段として認識されます。
例文
I'm not tired, but just hungry.
疲れているんじゃなくて、ただお腹が空いているだけだよ。
The problem is not a lack of resources, but a lack of clear direction.
問題は資源の不足ではなく、明確な方向性の欠如です。
She's not just a colleague, but a dear friend.
彼女は単なる同僚ではなく、大切な友人です。
We decided to invest not in new equipment, but in staff training.
私たちは新しい設備ではなく、社員研修に投資することに決めました。
Success is not the absence of failure, but the persistence through failure.
成功とは失敗がないことではなく、失敗を通しての粘り強さである。
He chose to act not out of anger, but out of principle.
彼は怒りからではなく、信念に基づいて行動することを選んだ。
The report highlights not only the challenges, but also the opportunities.
その報告書は課題だけでなく、機会も強調しています。
It's not about what you say, but how you say it.
何を言うかではなく、どう言うかが重要なのです。
True knowledge comes not from memorization, but from understanding.
真の知識は暗記からではなく、理解から生まれる。
Our aim is not to restrict, but to enable.
私たちの目的は制限することではなく、可能にすることです。
類似表現との違い
「~というよりもむしろ」「~ではなく」という意味で使われ、選択肢の中から「むしろB」というニュアンスが強いです。'not A but B'がAを否定してBを強調するのに対し、'rather than'は「AよりBを好む・選ぶ」といった優先順位や代替を表現する際に使われます。ややフォーマルな響きがあります。
「~の代わりに」「~ではなくて」という意味で、AとBが置き換えの関係にある場合によく使われます。行動や選択の代替を示すことが多く、「AではなくBを選んだ」という文脈で用います。'not A but B'は単に事実の対比を述べる際にも使えますが、'instead of'は具体的な選択や行動の代替を示唆します。
「AじゃなくてBだよ」という、より口語的で直接的な表現です。特に説明や訂正の際に頻繁に用いられます。'not A but B'よりもカジュアルで、話し言葉でよく耳にします。文の構造が少し異なりますが、Aを否定しBを肯定する意味合いは同じです。
よくある間違い
「not only A but B (also)」は「AだけでなくBも」という意味で、「not A but B」とは全く意味が異なります。この二つを混同しないように注意が必要です。'not only'を使う場合は「も」という追加のニュアンスが含まれます。
「and」は肯定的な要素を並列で繋ぐ接続詞であり、否定的な対比には通常使いません。Aを否定しBを肯定するという対比構造を明確にするには「but」を用いるのが適切です。「not A and B」は「AでもBでもない」という意味になることがあります。
学習のコツ
- 💡「not A but B」では、AとBには必ず同じ文法構造(名詞句、形容詞句、動詞句、節など)が来ます。これを並行構造(parallel structure)と呼びます。
- 💡この構文は、誤解を解消したり、自分の真意や主張を明確に伝えたりする際に非常に役立ちます。
- 💡Aを強く否定し、Bを強調する意図で使われることが多いため、発音の強弱に気をつけましょう。
対話例
友人が風邪をひいていると思ったが、そうではないと訂正する場面。
A:
You sound a bit hoarse. Are you catching a cold?
少し声がかすれてるね。風邪ひいてるの?
B:
No, I'm not sick, but just a little tired from a long day.
いや、病気じゃなくて、ただ一日中忙しかったから少し疲れてるだけだよ。
会議でプロジェクトの目的について誤解が生じているため、真の目的を説明する場面。
A:
So, the main goal of this project is to cut costs, right?
では、このプロジェクトの主な目標はコスト削減ですね?
B:
Actually, our main goal is not to cut costs, but to improve efficiency and long-term sustainability.
いえ、実は私たちの主な目標はコスト削減ではなく、効率性と長期的な持続可能性を向上させることです。
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