意味
(悪い事態などを)急に引き起こす、早める、促進する、(人を)ある状態に突き落とす、(化学で)〜を沈殿させる、(気象で)降水させる
軽率な、性急な、にわかな
沈殿物、析出物
発音
/prɪˈsɪpɪteɪt/
preCIPitate
💡 この単語は第2音節の「-CIP- (スィップ)」に強いアクセントがあります。最初の「pre- (プリ)」は軽く発音し、「-tate (テイトゥ)」は最後の「トゥ」を意識するとネイティブに近い音になります。日本人が間違えやすいのは、全ての音節を平坦に発音してしまうことです。
例文
Her quick words precipitated a fight.
彼女の早まった言葉が喧嘩を引き起こした。
The rain precipitated earlier today.
雨は今日早く降りました。
Filter out the white precipitate.
白い沈殿物を濾過してください。
His precipitate remarks offended many.
彼の軽率な発言が多くの人を怒らせた。
Avoid precipitate judgments.
軽率な判断は避けましょう。
One false step could precipitate a fall.
一歩間違えれば転落を招くでしょう。
Don't precipitate a quick decision.
性急な決定は避けてください。
The news may precipitate a sale.
そのニュースは売りを誘発するかもしれません。
His actions could precipitate a crisis.
彼の行動が危機を招きかねません。
We need to collect the precipitate.
沈殿物を集める必要があります。
変形一覧
文法的注意点
- 📝動詞として使う場合、しばしば目的語に「危機 (crisis)」、「変化 (change)」、「決定 (decision)」など、抽象的で重要な事柄や、時にネガティブな結果を伴う名詞が来ます。
- 📝形容詞として使う場合、「a precipitate decision (性急な決定)」のように名詞を修飾する形で使われることが多いです。
- 📝化学や気象の文脈では、自動詞として「〜が沈殿する」「〜が降水する」のように使われることもあります。
使用情報
よくある間違い
「precipitate」は形容詞で「軽率な、性急な」という意味ですが、道の勾配が「険しい、急な」という意味では「precipitous」を使います。混同しやすいので注意しましょう。
類似スペル単語との違い
「precipitate」の形容詞形と混同しやすいですが、「precipitous」は主に「険しい、急な(崖など)」という意味で使われます。一方で「precipitate」が形容詞として使われる場合は「軽率な、性急な」という意味合いが強いです。
「expedite」も「促進する、早める」という意味で似ていますが、「precipitate」が悪い事態を「引き起こす、招く」というネガティブなニュアンスを含むことが多いのに対し、「expedite」は良い結果や効率化のために行動を「促進する」というポジティブな意味合いで使われます。
派生語
語源
📚 この単語は、ラテン語の「precipitare」(頭から落ちる、急いで投げ落とす)に由来しています。「頭から急降下する」という原義から、「急に何かが起こる」「急いで行動する」といった意味合いに発展しました。化学用語の「沈殿」も、液体中から固体が急激に落下してくるイメージと関連しています。
学習のコツ
- 💡この単語は動詞、形容詞、名詞と複数の品詞を持つため、文脈でどの意味で使われているかを確認しましょう。
- 💡語源の「頭から落ちる」というイメージを持つと、「急に起こる、急いで行う」という中心的な意味を覚えやすくなります。
- 💡「precipitate a crisis (危機を招く)」のように、ネガティブな事態を引き起こす文脈で使われることが多いです。
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