on the margin
発音
/ɒn ðə ˈmɑːrdʒɪn/
on the MARgin
💡 「margin」の「ma」に最も強いアクセントを置き、「アー」と長く発音します。前の「on the」は弱く、速く発音しましょう。
使用情報
構成単語
意味
(本や紙などの)端に、縁に、余白に
"At the edge or boundary of something, often a page or document, indicating a position that is not central or main."
💡 ニュアンス・使い方
物理的な空間の「端」や「縁」、特に本や書類の「余白」を指す場合に使われます。何かを書き込んだり、印を付けたりする場所として言及されることが多いです。主要な内容から少し離れた、補足的な位置にあるという感覚を伴います。フォーマル度としては中程度で、日常会話からビジネス、学術的な文脈まで幅広く使用可能です。ネイティブは、物事がメインストリームや中心から外れた、二次的な場所に存在するというニュアンスを感じ取ります。
例文
She scribbled a quick note on the margin of her textbook.
彼女は教科書の余白に走り書きのメモをしました。
Please leave some space on the margin for comments.
コメントのために余白にスペースを残してください。
The lawyer made several annotations on the margin of the contract.
弁護士は契約書の余白にいくつか注釈を付けました。
His unusual theories existed on the margin of mainstream science.
彼の珍しい理論は、主流科学の周縁に存在していました。
There was a small illustration drawn on the margin of the ancient manuscript.
その古代写本の余白には小さな挿絵が描かれていました。
わずかな差で、ぎりぎりのところで、薄利で(経済分野)
"By a very small amount or degree; barely profitable or at the breakeven point; at a critical or minimal level."
💡 ニュアンス・使い方
主に経済やビジネスの文脈で用いられ、利益が非常に少ない状態(薄利)や、損益分岐点に近い、あるいは何かがわずかな差で決定されるぎりぎりの状況を指します。投資や経営において「余裕がない」「リスクが高い」といった切迫感や厳しさを表すことが多いです。ビジネス記事や経済ニュース、学術論文などで頻繁に登場するため、フォーマル度は比較的高めです。ネイティブは、このフレーズから「わずかな余裕しかない」「決定的な分岐点にいる」といった、厳しい判断や状況への意識を感じ取ります。
例文
The company operates on a very tight margin, so every sale counts.
その会社は非常に薄利で運営しているため、一つ一つの売り上げが重要です。
We won the election on the margin of just a few hundred votes.
我々はわずか数百票の差で選挙に勝利しました。
Many small businesses are struggling to survive on the margin in the current economy.
多くの小規模企業が現在の経済状況下でぎりぎりのところで生き残ろうと奮闘しています。
Investing on the margin can lead to significant gains but also huge risks.
証拠金取引(オンザマージン取引)は大きな利益につながる一方で、莫大なリスクも伴います。
The new product's pricing strategy means we will be selling on the margin initially.
新製品の価格戦略では、当初は薄利で販売することになります。
His political career was on the margin after the scandal.
そのスキャンダル後、彼の政治家としてのキャリアは危ういものになりました。
The team secured victory on the margin of a single point in the last minute.
チームは最後の1分で1点差というぎりぎりのところで勝利を確実なものにしました。
類似表現との違い
物理的な「端」や「限界」を指す点で「on the margin」と似ていますが、「at the edge」はより広範に一般的な端や縁を示します。「on the margin」は特定の文脈(書類の余白や経済的な薄利など)で使われることが多いです。
「周縁に」「周辺に」という意味で、中心から離れた場所や、あまり重要でない位置にあることを示します。物理的な位置だけでなく、比喩的に思想や活動が主流から外れていることを表す点でも「on the margin」と共通しますが、「on the margin」の方が経済的な意味合いが強い場合があります。
「わずかな差で」という意味で、特に選挙結果やスポーツの勝敗など、勝敗や結果の差が小さいことを強調する際に使われます。「on the margin」も「わずかな差で」という意味で使われますが、状態(薄利で営業しているなど)や位置(限界にある)を示すことが多いのに対し、「by a narrow margin」は結果の差そのものに焦点を当てます。
「〜の寸前で」「〜の瀬戸際で」という意味で、何かがまさに起ころうとしている状態や、ある状態から別の状態へ移行する直前の段階を表します。「on the margin」が「境界線上にある」という意味合いで似ていますが、「on the verge of」はより差し迫った変化や出来事を予感させるニュアンスが強いです。
「最先端に」「フロンティアに」という意味で、未開拓の領域や知識の最前線を指します。「on the margin」が「限界」や「周縁」を指すことが多いのに対し、「at the frontier」は「新しい領域への挑戦」というポジティブなニュアンスや、学術的な最先端を表すことが多いです。
よくある間違い
物理的な余白に何かを書き込む場合は、通常「in the margin」を使います。「on the margin」は「境界線上に」「ぎりぎりのところで」という、より抽象的または経済的な意味合いで使われることが多いです。
「薄利で運営する」という経済的な意味合いで使う場合、「on the margin」または「on a tight margin」のように冠詞や形容詞を伴うのが一般的です。「on margin」は別の意味(証拠金取引)になることがあるため注意が必要です。
学習のコツ
- 💡物理的な「余白」を指す場合は「in the margin」と使い分ける。
- 💡経済的な意味では「利益が少ない」「ぎりぎりの状態」を表すことを覚えておく。
- 💡「on a tight margin」(非常に薄利で)のように形容詞と合わせて使われることも多い。
- 💡ビジネスや経済ニュースで出てきたら、「余裕がない」状況を表している可能性が高い。
対話例
ビジネス会議で新製品の収益性について話している場面
A:
What are your projections for the new product's profitability?
新製品の収益性について、どのような予測をしていますか?
B:
Initially, we expect to operate on the margin, focusing on market penetration before increasing prices.
当初は薄利で運営し、価格を上げる前に市場浸透に注力する予定です。
友人同士が授業の課題について話している場面
A:
Did you see the professor's comments on our essays?
先生が私たちのエッセイにつけたコメント見た?
B:
Yeah, she wrote a lot of suggestions in the margin of mine. But I think she only made a few remarks on the margin of the class's overall performance.
うん、私のには余白にたくさんの提案が書かれてたよ。でも、クラス全体の成績については、先生はごくわずかな言及しかしてなかったと思う。
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