/nɒt ə hɪnt/
NOT a HINT
💡 「not」と「a」は繋がって「ノッタ」のように発音されることが多いです。「hint」の「t」は、ほとんど発音されずに止まるか、軽く破裂する程度になることがあります。
"Absolutely no sign, suggestion, or trace of something; not even the slightest indication of its presence or existence."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、期待していたもの、探していたもの、あるいは存在するはずのものが全くないことを強調する際に使われます。情報、感情、兆候、手掛かりなどが「微塵もない」「全く見られない」という強い否定を表します。驚き、失望、あるいは断固たる否定の気持ちを表すことができます。フォーマル度は中立的ですが、日常会話でよく使われ、やや感情的なニュアンスを伴うことがあります。ネイティブは、否定を非常に強く表現したいときにこのフレーズを選びます。例えば、「情報が全くない」「兆候が全く見られない」「恐れる気持ちが微塵もない」といった文脈で使われます。
There was not a hint of sadness in her voice, only relief.
彼女の声には悲しみの微塵もなく、安堵だけがありました。
We searched everywhere, but there was not a hint of his lost keys.
私たちはどこもかしこも探しましたが、彼の失くした鍵の気配すらありませんでした。
He faced the challenge with not a hint of fear.
彼は微塵の恐れも見せずにその困難に立ち向かいました。
Despite the long delay, there was not a hint of complaint from the passengers.
長い遅延にもかかわらず、乗客からは一切の苦情もありませんでした。
The suspect showed not a hint of remorse during the interrogation.
容疑者は尋問中、微塵の後悔も見せませんでした。
After the meeting, there was not a hint of doubt regarding the project's success.
会議の後、プロジェクトの成功に関して一丝の疑念もありませんでした。
The report contained not a hint of new information that could change our strategy.
その報告書には、私たちの戦略を変えるような新しい情報は微塵も含まれていませんでした。
The official statement offered not a hint of a solution to the ongoing crisis.
公式声明は、進行中の危機に対する解決策の兆候すら示していませんでした。
From the research data, there was not a hint of correlation between the two variables.
調査データからは、2つの変数間の相関関係は微塵も示されませんでした。
Even after hours of brainstorming, there was not a hint of a breakthrough idea.
何時間もブレインストーミングをした後でも、画期的なアイデアの兆候は微塵もありませんでした。
The weather forecast said clear skies, but there's not a hint of sun today.
天気予報は晴れと言っていたのに、今日は太陽の気配が全くありません。
「not at all」は「全く~ない」という、より一般的で幅広い否定を表します。特定の「兆候」や「気配」がないことを強調する「not a hint」とは異なり、あらゆる種類の否定に適用できます。例えば、「I'm not at all tired.(私は全く疲れていない)」のように使います。
「no sign of」は「~の兆候がない、形跡がない」という意味で、「not a hint」と意味は非常に近いですが、「not a hint」の方が、より感情的、あるいは文学的なニュアンスで「微塵もない」という強調が強いです。「no sign of」は、より客観的な観察や報告に使われる傾向があります。
「not even a trace」は「not a hint」よりもさらに強い否定を表し、「痕跡すらもない」というニュアンスです。物理的な存在だけでなく、情報や感情の痕跡がないことを強調する際に使われます。例えば、犯罪現場で「not even a trace of evidence(証拠の痕跡すらもない)」のように用います。
「not any hint」も文法的に間違いではありませんが、「not a hint」が「微塵もない」という強い否定を表す慣用的な決まった言い方です。自然な英語表現としては「not a hint」が圧倒的に多く使われます。
「no」と「a」は通常一緒に使われません。「no」は単独で「全くない」を意味するか、「no + 名詞(複数形または不可算名詞)」で使います。このフレーズでは「not」が副詞として「a hint」全体を否定する形が正しいです。
A:
How was your job interview yesterday?
昨日の面接どうだった?
B:
Well, the interviewer gave not a hint about whether I got the job or not. It's frustrating.
うーん、面接官は私が仕事を得られるかどうか、微塵もヒントをくれなかったよ。もどかしいな。
A:
Did you find your wallet anywhere?
どこかで財布見つかった?
B:
No, I've checked everywhere. There's not a hint of it.
いや、どこも探したんだけど。全く気配がないんだ。
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