make provision for
発音
/meɪk prəˈvɪʒən fɔːr/
make proVISION for
💡 「make」は軽く、「provision」の「vi」にアクセントを置いて強めに発音します。「for」は文脈によっては「fr」のように弱く発音されることもあります。
使用情報
構成単語
意味
(将来の出来事や必要性のために)〜に備える、〜を用意する、〜の準備をする、〜を計画する。
"To prepare for a future event or need; to supply something necessary for a particular purpose or situation."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、将来起こりうる事態や必要性に対して、事前に計画的かつ具体的な準備や手配をする際に用いられます。単に「準備する」という意味の 'prepare for' よりも、より公式で包括的な対応や、責任感を持って先を見越した行動を表すニュアンスが強いです。特に、資金、物資、法的措置など、ある程度の規模や重要性のある事柄に対して使われることが多いです。ビジネス、法律、行政、災害対策などのフォーマルな文脈で頻繁に使われます。日常会話で全く使われないわけではありませんが、やや堅苦しい印象を与えるため、より簡潔な 'prepare for' や 'arrange for' が選ばれることが多いです。
例文
The company decided to make provision for potential future market fluctuations.
その会社は、将来的な市場変動の可能性に備えることを決定しました。
We need to make provision for emergencies, such as natural disasters.
自然災害のような緊急事態に備える必要があります。
The budget proposal makes ample provision for education and healthcare.
その予算案は、教育と医療のために十分な準備をしています。
They made provision for their children's university education.
彼らは子供たちの大学教育のために備えをしました。
The contract makes provision for dispute resolution.
その契約には紛争解決のための規定が盛り込まれています。
It's wise to make provision for your retirement early in life.
人生の早い段階で引退後の生活に備えることは賢明です。
The government is making provision for the resettlement of refugees.
政府は難民の再定住のための準備を進めています。
Please make provision for additional seating at the conference.
会議には追加の座席を用意してください。
The will makes provision for the distribution of assets.
その遺言書は財産の分配について定めています。
We must make provision for unexpected delays during the project.
プロジェクト中の予期せぬ遅延に備える必要があります。
類似表現との違い
「prepare for」は「〜に備える」という意味で最も一般的で、フォーマル・インフォーマルを問わず幅広く使えます。「make provision for」は「prepare for」よりも公式かつ計画的な、より深い準備や手配を指す傾向があり、特に書面やビジネス・法律の文脈で好まれます。
「arrange for」は「〜を手配する」「〜の段取りをつける」という、より具体的な準備や調整に焦点を当てます。一方、「make provision for」は、手配だけでなく、資金確保や法的措置など、より包括的な「備え」全般を指します。
「plan for」は「〜のために計画を立てる」という意味で、将来の出来事に対する計画そのものに重点を置きます。「make provision for」は計画だけでなく、その計画を実行するための具体的な準備や資金の確保まで含んだ「備え」を意味します。
よくある間違い
「provision」は「備え」「供給」の意味で使う場合、不可算名詞として扱われることが多いため、通常は冠詞 'a' を付けません。「規定」「条項」といった意味で使う場合は 'a provision' や 'provisions' (複数形) を使うこともあります。
「備える」という意味では通常単数形の 'provision' を使います。複数形の 'provisions' は「食料などの必需品」や「(法律などの)条項」という意味で使われることが多いです。
「make provision for」の 'for' は前置詞なので、後に続くのは名詞句または動名詞(-ing形)です。動詞の原形を続けたい場合は「make arrangements to do」などの表現が適切です。
学習のコツ
- 💡「provision」は「準備」「備え」「供給」といった意味のフォーマルな名詞であることを意識しましょう。
- 💡「for」の後に、何のために備えるのか(名詞または動名詞)を続けます。
- 💡ビジネス文書や公的なスピーチで使うと、信頼性と計画性を示すことができます。
- 💡類似表現である「prepare for」や「arrange for」とのニュアンスの違いを理解すると、より的確な表現が選べます。
対話例
会社での会議で、将来のリスク管理について話し合っている。
A:
We need to consider potential risks in the next quarter.
来四半期の潜在的なリスクについて検討する必要があります。
B:
Yes, it's crucial that we make provision for any unforeseen challenges.
はい、予期せぬ課題に備えることが極めて重要です。
チームリーダーがプロジェクトの予算について指示を出している。
A:
Ensure that the budget proposal makes sufficient provision for unexpected costs.
予算案が予期せぬ費用に十分備えているか確認してください。
B:
Understood. I'll review it with that in mind.
承知いたしました。それを念頭に置いて確認します。
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