histrionic gesture
発音
/ˌhɪstrɪˈɒnɪk ˈdʒɛstʃər/
his-tri-ON-ic GEST-ure
💡 「histrionic」は「ヒストリオニック」と読み、3番目の音節「on」に強いアクセントがあります。「gesture」は「ジェスチャー」で、最初の「ジェ」を強く発音します。全体的に少し硬い響きのあるフレーズです。
使用情報
構成単語
意味
演劇がかった、大げさな身振りや手振り。感情を過度に誇張して表現する動作。
"A theatrical or exaggerated gesture, often used to express strong emotions in an over-the-top, artificial, or attention-seeking manner."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、まるで舞台俳優のように、感情を過剰に、そして不自然なほど強調して表現する身振りや手振りを指します。多くの場合、その動作が「わざとらしい」「芝居じみている」「注目を集めようとしている」といったネガティブなニュアンスで捉えられます。話し手は、その動作を自然体ではない、あるいはやりすぎだと感じていることを示唆します。主に文学作品、批評、心理学的な文脈など、フォーマルな文章で使われることが多く、日常のカジュアルな会話で頻繁に出てくる表現ではありません。
例文
The actor's histrionic gestures on stage captivated the audience, though some found them a bit much.
舞台上の俳優の演劇がかった身振りは観客を魅了しましたが、一部の人はやややりすぎだと感じました。
She made a histrionic gesture of despair when her team lost the game, clutching her head dramatically.
チームが試合に負けたとき、彼女は頭を抱える大げさな身振りで絶望を表現しました。
During the debate, the politician's histrionic gestures distracted from the substance of his argument.
討論中、その政治家の大げさな身振りは、彼の議論の内容から注意をそらしてしまいました。
Critics often describe his acting style as having a tendency towards histrionic gestures.
評論家たちは彼の演技スタイルを、演劇がかった身振りをしがちだと評することがよくあります。
He's always making histrionic gestures to get attention, even for small things.
彼はどんなささいなことでも注目を集めるために、いつも大げさな身振りをしています。
The author used the character's histrionic gestures to emphasize her inner turmoil.
著者は登場人物の大げさな身振りを用いて、彼女の内面の葛藤を強調しました。
Please try to avoid histrionic gestures during your presentation; we prefer a more understated approach.
プレゼンテーション中は、大げさな身振りを避けるようにしてください。私たちはより控えめなアプローチを好みます。
His performance was full of histrionic gestures, making it difficult to take his serious role seriously.
彼の演技は大げさな身振りに満ちていて、真面目な役柄を真剣に受け止めるのが難しかったです。
She recounted the story with histrionic gestures, painting a vivid, if slightly exaggerated, picture.
彼女は演劇がかった身振りを交えてその話を語り、わずかに誇張されてはいたものの、鮮やかな情景を描写しました。
The young director was advised to tone down the histrionic gestures of his actors for a more natural feel.
若い監督は、より自然な雰囲気を出すために、役者の大げさな身振りを抑えるようアドバイスされました。
類似表現との違い
「dramatic gesture」は「劇的な身振り」と訳され、大げさな動きを指す点は似ていますが、「dramatic」は感動的、印象的といったポジティブな文脈でも使われます。「histrionic」はより「わざとらしい」「芝居じみている」といった批判的な、あるいは不自然なニュアンスが強いです。
「exaggerated gesture」は「誇張された身振り」で、文字通り大げさな動作全般を指します。「histrionic gesture」はその中でも特に「演劇的」「芝居がかった」という特定の性質を持った誇張を意味します。意味は近いですが、「histrionic」の方がより「意図的な演出」や「不自然さ」というニュアンスが強調されます。
「theatrical gesture」は「演劇的な身振り」で、「histrionic gesture」と非常に近い意味で使われます。両者はほぼ同義と見なせることもありますが、「histrionic」はやや古風で、精神医学的な文脈でも使われることがあるため、より専門的または批判的な響きを持つことがあります。
「grand gesture」は「壮大なジェスチャー」や「気前の良い身振り」を意味し、しばしば愛情や敬意を示すための大きな行動や贈り物などを指します。ポジティブな意味合いで使われることが多く、「histrionic gesture」が持つ「わざとらしさ」「不自然さ」というネガティブなニュアンスは通常含まれません。
よくある間違い
「historic」は「歴史的な」という意味で、「histrionic」の「芝居がかった、大げさな」とは全く意味が異なります。文脈に合わせて正しい形容詞を選びましょう。
「hysteric」は「ヒステリックな」という意味で、感情の制御ができない状態を表します。「histrionic」は「演劇がかった、わざとらしい」といったニュアンスであり、感情表現の性質が異なります。発音も似ているため混同しやすいですが、意味が異なるので注意が必要です。
学習のコツ
- 💡「histrionic」は「演劇」を意味する「histrionics」から来ており、「芝居がかった」というニュアンスを理解すると覚えやすいです。
- 💡このフレーズはネガティブなニュアンスで使われることが多いので、安易に使うと相手を批判していると受け取られる可能性があります。
- 💡英語圏ではあまり一般的な言葉ではないため、類義語(dramatic, exaggerated)も一緒に覚えると、表現の幅が広がります。
対話例
演劇評論家同士の会話
A:
What did you think of the lead actor's performance last night?
昨晩の主演俳優の演技はどうでしたか?
B:
While his energy was undeniable, I found his frequent histrionic gestures to be somewhat distracting and a little over the top for the role.
彼のエネルギーは否定できませんでしたが、頻繁に見られる大げさな身振りが、役柄には少々やりすぎで、気が散るように感じました。
友人との映画の感想
A:
That old black-and-white movie we watched yesterday had such dramatic acting, didn't it?
昨日観た古い白黒映画って、演技がすごくドラマチックだったね?
B:
Definitely. Some of the actors had quite histrionic gestures, typical of that era, I guess. It was quite a spectacle.
間違いなくそうね。何人かの俳優はかなり演劇がかった身振りをしていて、あの時代の典型なのかな。なかなか見ものだったわ。
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