film critique
発音
/fɪlm krɪˈtiːk/
film criTIQUE
💡 「film」は「フィルム」ではなく、口を軽く開けて「フェルム」のように発音し、「l」の音を意識します。「critique」は「クリティーク」と、後半の「ティーク」を強く発音し、最後の「k」は強く破裂させず軽く発します。
使用情報
構成単語
意味
映画作品の内容、演出、演技、テーマ、社会背景などを分析し、評価・解釈する文章や行為、またはその専門的な意見。
"A detailed analytical and evaluative written or spoken piece about a film, often published in academic journals, specialized magazines, or reputable online platforms, that examines its artistic merits, thematic elements, directorial choices, and socio-cultural context."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、単なる「映画の感想」や「レビュー」を超えて、より深く、分析的で、しばしば学術的な視点から映画を評価・解釈する行為やその結果を指します。鑑賞者の個人的な好悪だけでなく、映画の技術的側面、芸術性、文化的・社会的な意味合いまで掘り下げて考察するニュアンスが含まれます。主に、映画専門家、学者、熱心な映画ファンが使う傾向があります。フォーマルからニュートラルな文脈で用いられます。
例文
Her latest film critique explored the symbolism in the director's early works.
彼女の最新の映画批評は、その監督の初期作品における象徴性を探求していました。
I always check reputable film critiques before deciding which art-house movie to watch.
アートハウス系の映画を観る前に、必ず信頼できる映画批評をチェックするようにしています。
Writing a comprehensive film critique requires a deep understanding of cinematic history and theory.
包括的な映画批評を書くには、映画の歴史と理論への深い理解が求められます。
We had a fascinating discussion in class about the film critique published in 'Sight & Sound'.
授業で『サイト&サウンド』誌に掲載された映画批評について、非常に興味深い議論をしました。
His film critique of the new documentary was incredibly insightful and changed my perspective.
彼の新しいドキュメンタリーに対する映画批評は驚くほど洞察に富んでおり、私の視点を変えました。
Many aspiring filmmakers read professional film critiques to learn about storytelling and direction.
多くの若手映画製作者が、ストーリーテリングや演出を学ぶためにプロの映画批評を読んでいます。
Have you read any good film critiques recently that made you want to rewatch a movie?
最近何か、もう一度映画を観たくなるような良い映画批評を読みましたか?
The film critique pointed out subtle nuances in the acting that I hadn't noticed.
その映画批評は、私が気づかなかった演技の繊細なニュアンスを指摘していました。
For my thesis, I'm analyzing how different film critiques interpreted the movie's ending.
論文のために、様々な映画批評がその映画の結末をどのように解釈したかを分析しています。
She published an acclaimed film critique on the socio-political implications of dystopian cinema.
彼女はディストピア映画の社会政治的意味合いに関する絶賛された映画批評を発表しました。
類似表現との違い
「movie review」はより一般的で、観客が映画を観るべきかどうかの判断材料を提供する、より実用的な「感想」や「評価」を指します。「film critique」が芸術的・学術的な分析に重点を置くのに対し、「movie review」はエンターテイメントとしての側面や、ストーリー、演技のわかりやすい評価に焦点を当てることが多いです。
「film analysis」は、映画の構造、テーマ、技術、文脈などを詳細に分解し、理解しようとする行為やその結果を指します。必ずしも評価や判断を含むわけではなく、純粋な「分析」に重点が置かれます。一方、「film critique」は分析に加えて、作品の芸術的価値やメッセージに対する評価や判断が含まれる点が異なります。
「film critique」が具体的な個々の「批評(作品)」を指すことが多いのに対し、「film criticism」は「映画批評という行為や分野全体」を指す、より広範で学術的な概念です。例えば、「He writes film critiques for a newspaper.」(彼は新聞に映画批評を書いている)と、「She specializes in film criticism.」(彼女は映画批評を専門としている)のように使われます。
「film commentary」は、映画に関する解説や意見を指します。批評ほど深い分析や学術的な厳密さを持たず、より個人的な視点や解説的な側面が強い場合があります。DVDの特典映像にある監督や俳優の解説もこれに当たることが多いです。評価よりも説明や洞察に重きを置きます。
よくある間違い
「film critic」は「映画批評家」という「人」を指します。「映画批評」という「文章や行為」を指す場合は「film critique」を使います。文脈によって使い分けが必要です。
「film critique」は単なる感想ではなく、深い分析や考察に基づいた批評を指します。もし単に「映画が退屈だった」という個人的な感想を述べるのであれば、「film review」や「my thoughts on the film」の方がより適切で自然です。
学習のコツ
- 💡「film critique」は単なる感想ではなく、分析に基づいた批評であることを意識して使いましょう。
- 💡英語圏の映画雑誌やウェブサイト(例: Sight & Sound, The Criterion Collection)で実際の「film critique」を読んで、使われている表現や構成を学ぶと良いでしょう。
- 💡類似表現の「movie review」や「film criticism」との違いを理解し、文脈に応じて適切に使い分けられるようにしましょう。
- 💡映画や芸術関連の文章を書く際に、このフレーズを積極的に使ってみることで、より洗練された表現力が身につきます。
対話例
友人との映画鑑賞後の会話
A:
That was an intense film! What are your initial thoughts?
あの映画はすごかったね!最初の感想はどう?
B:
It certainly was. I'm going to look for a good film critique later to understand all the layers of symbolism.
本当にそうだったね。後で良い映画批評を探して、象徴性のあらゆる層を理解するつもりだよ。
大学の映画学の授業での議論
A:
How did the film critique by André Bazin influence the perception of Italian Neorealism?
アンドレ・バザンの映画批評は、イタリアン・ネオレアリズモの認識にどのように影響を与えましたか?
B:
Bazin's film critique emphasized its realism and moral ambiguity, shaping its enduring legacy in cinema studies.
バザンの映画批評は、そのリアリズムと道徳的曖昧さを強調し、映画研究における永続的な遺産を形成しました。
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