fall into debt
発音
/fɔːl ˈɪntuː dɛt/
fall INTO debt
💡 「fall」の'a'は日本語の「オー」と「アー」の中間のような音です。「into」は「イントゥー」と伸ばさずに「イントゥ」と軽めに発音することが多いです。「debt」の'b'は発音しません。
使用情報
構成単語
意味
借金を抱える、債務に陥る。
"To start owing money to someone or something, often because of financial difficulty or mismanagement, resulting in a state of indebtedness."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、個人や組織が財政的な困難や予期せぬ出来事によって借金を負うようになる状況を表します。「fall」が示すように、意図せず、あるいは避けられない状況で徐々に、または突然、借金の状態に陥るというニュアンスが強いです。多くの場合、ネガティブな状況を伝える際に使われます。フォーマル度はニュートラルですが、財政に関する話題なのでビジネスシーンや公式な文書でも使われます。
例文
Many small businesses fell into debt during the pandemic.
多くの小規模企業がパンデミック中に借金を抱えました。
She was careful not to fall into debt after losing her job.
彼女は職を失った後、借金を抱えないように慎重でした。
Careless spending can easily make one fall into debt.
不注意な出費は、簡単に人を借金漬けにすることがあります。
The company's poor management led it to fall into debt.
その会社のずさんな経営が、債務に陥る原因となりました。
He had to take out a loan, afraid he would fall into debt otherwise.
そうでなければ借金を抱えてしまうと恐れ、彼はローンを組まざるを得ませんでした。
Nations often fall into debt when their expenses exceed their revenues.
国家は歳出が歳入を上回ると、しばしば債務に陥ります。
Many students fall into debt due to tuition fees and living costs.
多くの学生が学費と生活費のために借金を抱えます。
Without proper financial planning, it's easy to fall into debt.
適切な財政計画がなければ、簡単に借金を抱えてしまいます。
The report highlights how developing countries can fall into debt.
その報告書は、発展途上国がいかにして債務に陥るかを示しています。
After several bad investments, the entrepreneur found himself falling into debt.
いくつかの悪い投資の後、その起業家は借金を抱えていることに気づきました。
類似表現との違い
「get into debt」も「借金を抱える」という意味ですが、「fall into debt」が「予期せず、あるいは不可抗力で借金状態に陥る」という受動的でやや不運なニュアンスが強いのに対し、「get into debt」はより一般的な表現で、意図的か否かに関わらず借金状態になることを指します。どちらかというと「get into debt」の方が、自らの行動の結果として借金をしたというニュアンスを含みやすいです。
「be in debt」は「借金を抱えている状態である」ことを表します。「fall into debt」は「借金を抱えるようになる(過程や結果)」を指す動的な表現であるのに対し、「be in debt」は既に借金がある状態を指す静的な表現です。
「accumulate debt」は「借金を積み重ねる」という意味で、時間とともに徐々に借金が増えていくプロセスを強調します。比較的フォーマルな文脈で使われることが多く、計画的または長期的な負債の増加を表す際に適しています。「fall into debt」よりも、より意識的または継続的な行動の結果として借金が増えるニュアンスがあります。
「run up debts」は「多額の借金をする」という意味で、しばしば無計画に、または浪費によって借金を重ねるニュアンスが強いです。比較的インフォーマルな状況で使われることもあります。「fall into debt」よりも、当事者の責任や無謀な行動が原因であることを示唆することが多いです。
よくある間違い
「~の状態に陥る」という意味では、前置詞は「to」ではなく「into」が正しいです。「to」は方向を示し、「into」は状態の変化や内部への動きを示します。
「debt」は「借金」という一般的な概念を表す場合は不可算名詞として扱われることが多いです。「debts」と複数形にする場合は、「複数の種類の借金」や「個々の負債」を強調する際に使われますが、「fall into debt」というコロケーションでは単数形が一般的です。
学習のコツ
- 💡「fall into ~」は「~の状態に陥る」という変化を表すフレーズの一部として覚えると良いでしょう(例: fall into a coma, fall into a trap)。
- 💡「debt」の'b'は発音しない黙字(サイレントレター)です。発音は「デット」となります。
- 💡「借金を抱える」というネガティブな状況を表す際に使うことが多いです。ポジティブな状況では使いません。
- 💡金融や経済に関するニュースや記事で頻繁に登場するため、多読の際に意識して探してみましょう。
対話例
友人が金銭的な不安を打ち明けている場面
A:
I'm worried about my finances lately. My expenses are getting out of control.
最近、家計が心配なんだ。出費がどんどん増えてて。
B:
You need to be careful not to fall into debt. Maybe you should make a budget.
借金を抱えないように気をつけないとね。予算を立ててみるのはどう?
会社の経営状況について話す同僚同士
A:
The latest quarterly report isn't looking good. Sales are down significantly.
最新の四半期報告書は芳しくないね。売上が大幅に落ち込んでいる。
B:
Yes, if we don't turn things around quickly, the company might fall into debt.
ええ、すぐに状況を好転させないと、会社が債務に陥るかもしれません。
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