committed multilateralist
発音
/kəˈmɪtɪd ˌmʌltiˈlætərəlɪst/
kəˈMɪtɪd ˌmʌltiˈLÆtərəlɪst
💡 「コミテッド」の「ミット」と、「マルチラテラリスト」の「ラテ」を強く発音します。どちらも長めの単語なので、一つ一つの音を丁寧に発音することを心がけましょう。
使用情報
構成単語
意味
複数国間の協調や国際協力の原則に深く献身し、積極的に推進する人物。特に国際的な課題解決において、単独行動ではなく多国間での合意形成や連携を重視する立場の人。
"A person who is deeply dedicated to and actively promotes the principles of multilateralism, emphasizing cooperation, collaboration, and collective action among multiple countries to address global challenges, rather than pursuing unilateral approaches."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、主に政治、外交、国際関係の文脈で用いられる非常にフォーマルな表現です。国際社会において、ある国の指導者や外交官、国際機関の代表などが、多国間協調を重視する強い姿勢を示す際に使われます。例えば、気候変動やパンデミック、核不拡散といった地球規模の課題に対して、一国だけで解決しようとするのではなく、複数の国が協力し合うことの重要性を強く信じ、その実現のために尽力する人物を指します。肯定的な意味合いで使われることが多く、国際社会の安定と発展に貢献しようとする建設的な態度を表現します。ネイティブスピーカーにとっては、国際政治や外交に精通している人が使う、専門的で洗練された言葉だと認識されます。
例文
She is a committed multilateralist, always advocating for international cooperation.
彼女は献身的な多国間主義者であり、常に国際協力を提唱しています。
The new president is seen as a committed multilateralist, eager to re-engage with international institutions.
新大統領は、国際機関との再関与に熱心な、献身的な多国間主義者と見られています。
As a committed multilateralist, he believes that global challenges require global solutions.
献身的な多国間主義者として、彼は地球規模の課題には地球規模の解決策が必要だと信じています。
Her speech highlighted the importance of being a committed multilateralist in today's complex world.
彼女の演説は、今日の複雑な世界において、献身的な多国間主義者であることの重要性を強調しました。
Many European leaders are deeply committed multilateralists.
多くのヨーロッパの指導者は、深く献身的な多国間主義者です。
The organization's mission is to support leaders who are committed multilateralists.
その組織の使命は、献身的な多国間主義者である指導者たちを支援することです。
He has proven to be a committed multilateralist throughout his diplomatic career.
彼は外交官としてのキャリアを通じて、献身的な多国間主義者であることを証明してきました。
The report described her as a pragmatic yet committed multilateralist.
その報告書は彼女を、実用的でありながら献身的な多国間主義者だと評しました。
Our company actively seeks partnerships with governments led by committed multilateralists.
弊社は、献身的な多国間主義者が率いる政府との連携を積極的に模索しています。
The former Secretary-General was known as a committed multilateralist.
前事務総長は、献身的な多国間主義者として知られていました。
類似表現との違い
「多国間主義の強力な提唱者」という意味で、『committed multilateralist』と非常に似ています。どちらも多国間協調を重視する人物を指しますが、『committed』の方がその信条への『献身』や『深い関与』というニュアンスがより強調されます。
「多国間協力推進派」という意味ですが、『committed multilateralist』が多国間主義という『思想』や『原則』に深く根ざしている人物を指すのに対し、こちらは多国間『協力』という具体的な『行動』や『政策』に焦点を当てた表現です。
「国際主義者」という意味で、多国間主義と共通する部分が多いですが、『internationalist』はより広範に国際協調や世界市民としての意識を指すことがあります。『multilateralist』は、特に複数の国家間の制度や枠組みを通じた協調に重きを置くニュアンスが強いです。
「グローバリスト」という意味で、国際的な連携や自由な経済活動を推進する人を指す点で『committed multilateralist』と共通しますが、『globalist』はより経済的な側面や国境を越えた活動全般を指すことが多く、政治的な多国間協調に特化した表現ではありません。また、文脈によっては否定的な意味合いで使われることもあります。
よくある間違い
『multilateralism』は「多国間主義」という概念そのものを指す名詞です。多国間主義に献身する「人」を指す場合は、『multilateralist』(多国間主義者)という語尾の形を使います。
「献身的な」という意味で、受身の形容詞である『committed』を使います。『committing』は「(今まさに)献身している」という動名詞または現在分詞の形なので、文法的に不自然です。
学習のコツ
- 💡政治、外交、国際関係に関する英語ニュースや記事を読む際に、このフレーズに注目してみましょう。
- 💡『unilateralist』(一国主義者)という対義語とセットで覚えると、より理解が深まります。
- 💡複雑な国際情勢について議論する際に、自分の意見をフォーマルに表現するための重要な語彙です。
- 💡『committed』は他にも『committed to a cause』(ある大義に献身している)のように使われることを意識すると良いでしょう。
対話例
国際会議での政策議論
A:
What is the new administration's stance on global climate action?
新政権の地球温暖化対策に対する姿勢はどのようなものでしょうか?
B:
They have clearly stated their commitment to being a committed multilateralist, advocating for stronger international agreements.
彼らは、より強力な国際協定を提唱する献身的な多国間主義者であるというコミットメントを明確に表明しています。
国際関係に関する学術セミナー
A:
How do you characterize Prime Minister Tanaka's foreign policy approach?
田中首相の外交政策のアプローチをどのように特徴づけますか?
B:
He is definitely a committed multilateralist, consistently working through UN frameworks and regional blocs to address security issues.
彼は間違いなく献身的な多国間主義者であり、安全保障問題に対処するために国連の枠組みや地域ブロックを通じて一貫して活動しています。
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