come to a head
発音
/kʌm tuː ə hɛd/
come to a HEAD
💡 「head」を特に強く発音します。「to a」は繋がって「トゥア」のように短く発音されることが多いです。
使用情報
構成単語
意味
(問題や状況が)決定的な局面を迎える、最高潮に達する、煮詰まる、いよいよ決着をつける時が来る。
"To reach a crisis or a crucial point where a decision or resolution becomes necessary; to become extremely serious or intense, especially after a period of development."
💡 ニュアンス・使い方
このフレーズは、長引いていた問題や対立、状況などが、もはや放置できないほど深刻化し、最終的な解決や決着を迫られる段階に達したことを表します。多くの場合、ネガティブな状況に使われ、「いよいよ避けられない状況になった」「膿が出た」といった切迫感や、事態が悪化した結果として使われます。フォーマルからビジネス、カジュアルな会話まで幅広く使われますが、文脈は比較的深刻な事態が多いです。ネイティブは、溜まっていたものが一気に噴き出すような、または事態がクライマックスに達して避けて通れない状況を認識する際にこの表現を使います。
例文
The argument between them had been brewing for weeks, and it finally came to a head yesterday.
彼らの口論は何週間もくすぶっていたが、ついに昨日最高潮に達しました。
Our financial problems are starting to come to a head; we need to do something soon.
我々の財政問題が煮詰まり始めています。すぐに対処する必要があります。
The kids' constant fighting came to a head when one of them broke a valuable vase.
子供たちの絶え間ない喧嘩は、一人が高価な花瓶を割ったことで最高潮に達しました。
My frustrations with my old computer finally came to a head when it crashed completely.
古いパソコンへの不満は、それが完全にクラッシュしたときについに爆発しました。
After months of silence, the tension between the two friends came to a head at the party.
数ヶ月の沈黙の後、二人の友人間の緊張はパーティーで最高潮に達しました。
The negotiations over the new contract finally came to a head after weeks of intense discussions.
新契約を巡る交渉は、数週間の激しい議論の末、ついに決着の時を迎えました。
The issues with product quality came to a head when we received several major customer complaints.
製品品質の問題は、いくつかの大きな顧客からの苦情を受けて、ついに見過ごせないレベルに達しました。
Management decided that the internal dispute had come to a head and required immediate intervention.
経営陣は、内部紛争が最終局面を迎え、直ちの介入が必要だと判断しました。
The political crisis came to a head with the Prime Minister's unexpected resignation.
政治危機は首相の予期せぬ辞任により、ついに決着の時を迎えました。
After years of scientific debate, the new evidence brought the long-standing theory to a head.
長年の科学的議論の後、新しい証拠が長年の理論を決定的局面へと導きました。
類似表現との違い
「come to a head」が問題が最終的な解決や決着を必要とする段階に達したことを指すのに対し、「reach a crisis point」は危険な状況や決定が迫る状況をより広く指します。どちらも深刻な状況を表しますが、「head」の方がより「問題が膿んで爆発する」ようなニュアンスを含みます。
この表現は、物理的、精神的な限界に達する際に使われ、「これ以上耐えられない」という感情的なニュアンスが強いです。「come to a head」は感情だけでなく、客観的な事態の進行にも使われます。
「come to a climax」は物語やイベント、議論などが最高潮に盛り上がることを指し、必ずしもネガティブな問題解決の文脈で使われるわけではありません。「come to a head」は、特に長引く問題や対立が避けられない決着の段階に至った場合に特化して使われます。
よくある間違い
「head」の前には冠詞「a」が必須です。このフレーズは固定表現なので、変更せずに使いましょう。
前置詞は「on」ではなく「to」を使います。こちらも固定表現なので注意が必要です。
学習のコツ
- 💡「問題が深刻化し、解決が避けられない状況」を表すときに使うことを覚えましょう。
- 💡直訳すると意味が通じないため、慣用句として丸ごと覚えるのが効果的です。
- 💡特に、長引く対立や未解決の問題について言及する際に頻繁に耳にします。
対話例
友人間のプロジェクトに関する意見の相違について話している場面。
A:
Sarah and Tom have been arguing a lot lately about their project. I wonder if they'll ever sort things out.
サラとトム、最近プロジェクトのことでよく喧嘩してるね。いつか解決するのかな。
B:
I heard their long-standing disagreement finally came to a head yesterday. They had a big talk and decided to compromise.
彼らの長年の意見の相違が昨日ついに決着の時を迎えたらしいよ。大々的に話し合って、妥協することにしたんだって。
職場での新しい方針を巡る緊張感について話している場面。
A:
The tension in the office about the new policy has been palpable for weeks.
新しい方針を巡るオフィス内の緊張感が何週間もひしひしと伝わってくるね。
B:
Yes, it finally came to a head during the staff meeting this morning. Everyone voiced their concerns and management promised to review it.
ええ、今朝の職員会議でついに決定的局面を迎えました。皆がそれぞれの懸念を表明し、経営陣はそれを見直すと約束しました。
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