🗣️💼 ビジネス

説明する」は英語で何という?

せつめいする

elucidate, expound, clarify など、 場面に応じた7つの英語表現を紹介します。

🎯使い分けのポイント

フォーマルな場面では「clarify」「illustrate」を、学術的な内容では「elucidate」「expound」を選択しましょう。日常的なビジネスでは「explain」「describe」が最適です。具体例を示す場合は「illustrate」、手順を説明する場合は「walk through」や「break down」が効果的です。相手との関係性と説明内容の複雑さを考慮して選択することが重要です。

📚英語表現(7つ)

1

elucidate

イルーシデイト

非常にフォーマル

意味: 明確にする、解明する

ニュアンス: 非常に学術的で格式高い表現。複雑な概念や理論を詳細に解き明かすときに使用。論文や公式文書でよく見られ、日常会話では使わない。

学術論文公式報告書専門的なプレゼンテーション

例文

Could you elucidate the methodology used in this research?

この研究で使用された方法論について説明していただけますか?

学術会議での質問

The professor elucidated the complex theory with clear examples.

教授は明確な例を使ってその複雑な理論を説明した。

学術的な講義

注意: 日常会話やビジネスメールで使うと大げさすぎる印象を与える可能性があります

📖elucidate」の詳細を見る
2

expound

イクスパウンド

非常にフォーマル

意味: 詳しく説明する、論述する

ニュアンス: 理論や思想を体系的に詳しく述べるときに使用する格式ある表現。特に哲学的や理論的な内容について深く掘り下げて説明する際に適している。

学術講演専門書の執筆理論的な議論

例文

The economist expounded his theory on market dynamics.

その経済学者は市場動態に関する自身の理論を詳しく説明した。

経済学会での発表

She expounded on the philosophical implications of the research.

彼女はその研究の哲学的含意について詳しく説明した。

学術シンポジウム

注意: ビジネスの日常的な場面では堅すぎる表現となります

📖expound」の詳細を見る
3

clarify

クラリファイ

フォーマル

意味: 明確にする、はっきりさせる

ニュアンス: 曖昧な点や誤解を解消するために詳しく説明する表現。ビジネスや学術の場で頻繁に使われ、相手の理解を確実にすることに重点を置いている。

ビジネス会議学術発表公式な質疑応答

例文

Let me clarify the project timeline for everyone.

プロジェクトのタイムラインについて皆さんに明確に説明させてください。

プロジェクト会議

Could you clarify what you mean by 'immediate action'?

「即座の行動」とはどういう意味か説明していただけますか?

ビジネスミーティング

📖clarify」の詳細を見る
4

illustrate

イラストレイト

フォーマル

意味: 例を示して説明する、図解する

ニュアンス: 具体例や図表を使って分かりやすく説明することに重点を置いた表現。視覚的な要素や実例を交えて理解を促進する際に最適。

プレゼンテーション教育現場技術説明

例文

This chart illustrates our sales performance over the past year.

このグラフは過去1年間の売上実績を説明しています。

営業報告会

Let me illustrate this concept with a real-world example.

実際の例を使ってこの概念を説明させてください。

研修セミナー

📖illustrate」の詳細を見る
5

describe

ディスクライブ

中立

意味: 描写する、述べる

ニュアンス: 物事の特徴や状況を詳しく述べる最も一般的な表現。フォーマルからカジュアルまで幅広い場面で使用でき、TOEIC頻出語彙。

日常会話ビジネス学校

例文

Can you describe how the new system works?

新しいシステムがどのように動作するか説明してもらえますか?

システム導入説明

She described the incident in detail.

彼女はその出来事を詳細に説明した。

状況報告

📖describe」の詳細を見る
6

break down

ブレイク ダウン

カジュアル

意味: 分解して説明する、詳しく分析する

ニュアンス: 複雑な内容を段階的に分けて分かりやすく説明する表現。特にプロセスや構造を理解しやすくするために使用される実用的な表現。

チーム会議同僚との相談指導場面

例文

Let me break down the budget for you.

予算について詳しく説明しますね。

予算説明会

Can you break down the steps in this process?

このプロセスの手順を詳しく説明してもらえる?

業務指導

注意: 句動詞なので、フォーマルな文書では avoid した方が良い場合があります

📖break」の詳細を見る
7

walk through

ウォーク スルー

カジュアル

意味: 順を追って説明する

ニュアンス: 手順やプロセスを一歩ずつ順番に説明する際に使用するカジュアルな表現。実際に操作や作業をしながら説明する場面でよく使われる。

システム操作説明作業手順の指導カジュアルな研修

例文

I'll walk you through the registration process.

登録手順について順を追って説明しますね。

システム使用説明

Could you walk me through what happened?

何が起こったか順を追って説明してもらえる?

状況確認

注意: 句動詞のため、正式な書面では使用を控えめにしましょう

📖walk」の詳細を見る

⚠️よくある間違い

「explain about」と言ってしまう
「explain」単体で使用

explainは他動詞なので前置詞aboutは不要です。「explain the process」のように直接目的語を続けるか、「explain to someone」のように相手を示すときのみtoを使用します。

「describe about」と言ってしまう
「describe」単体で使用

describeも他動詞なので前置詞は不要です。「describe the situation」のように直接目的語を取ります。日本語の「〜について説明する」に引きずられがちですが、英語では前置詞は不要です。

「説明する」をすべて「explain」で表現してしまう
文脈に応じて適切な動詞を選択

「clarify」(明確化)、「illustrate」(例示)、「describe」(描写)など、説明の目的や方法によって最適な動詞が異なります。文脈を考慮して使い分けることで、より自然で正確な英語表現になります。

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