TOEFL iBT対策入門:試験概要と効果的な勉強法

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TOEFL iBTは、アメリカやカナダをはじめとする英語圏の大学・大学院への留学に必要な英語試験です。TOEICとは異なり、スピーキングとライティングも含む4技能すべてが評価されます。 「TOEFLは難しい」というイメージがありますが、正しい対策を行えばスコアアップは可能です。この記事では、TOEFL iBTの概要と、各セクションの対策法をご紹介します。

TOEFL iBTの試験概要

TOEFL iBTとは - Test of English as a Foreign Language(外国語としての英語テスト) - ETS(Educational Testing Service)が運営 - 世界中の大学・大学院で採用 - インターネット経由で受験(iBT = internet-Based Test)

試験構成

セクション問題数時間スコア
Reading2パッセージ35分0-30
Listening3-4セット36分0-30
Speaking4問16分0-30
Writing2問29分0-30
合計-約2時間0-120

スコアの目安 - 60点: 英語圏の短大・コミュニティカレッジ - 80点: 4年制大学(一般的) - 100点: 有名大学・大学院 - 110点以上: トップスクール

リーディング対策

出題内容 - 学術的なトピック(歴史、科学、芸術など) - 1パッセージ約700語 - 各パッセージ10問

問題タイプ - 語彙問題: 文脈から単語の意味を推測 - 詳細情報: 特定の情報を見つける - 推論: 直接書かれていない情報を推測 - 文挿入: 適切な位置に文を挿入 - 要約: パッセージ全体の要約を選ぶ

対策法 1. 学術的な語彙を増やす - TOEFL頻出単語を暗記 - 学術論文の接続詞・論理表現を覚える

2. 段落ごとの要旨を把握 - 各段落の最初の文に注目 - 論理構造(主張→根拠→結論)を意識

3. 時間配分を意識 - 1パッセージ18分が目安 - わからない問題は後回し

リスニング対策

出題内容 - 大学の講義(Lecture): 約5分 - 学生同士の会話(Conversation): 約3分 - 各音声につき5〜6問

特徴 - メモを取りながら聞く - 音声は1回しか流れない - アカデミックな内容

問題タイプ - 主旨: 講義・会話の目的 - 詳細: 具体的な情報 - 話者の意図: なぜその発言をしたか - 態度: 話者の感情・意見

対策法 1. メモ取りの練習 - キーワードを素早くメモ - 略語・記号を活用 - 論理の流れを矢印でつなぐ

2. 学術的な講義に慣れる - TED Talks、大学の公開講義 - Courseraなどのオンライン講座

3. アメリカ英語に慣れる - NPR、CNN10などのニュース - 様々な話者のアクセントに触れる

スピーキング対策

出題内容 - Independent Task(1問): 自分の意見を述べる - Integrated Tasks(3問): 読む/聞く + 話す

時間配分 - 準備時間: 15〜30秒 - 解答時間: 45〜60秒

採点基準 - Delivery: 発音、流暢さ - Language Use: 文法、語彙 - Topic Development: 内容の論理性

対策法 1. テンプレートを覚える - "I believe that... for two reasons." - "First, ... Second, ..." - "In conclusion, ..."

2. 時間内に話す練習 - 45秒・60秒を体感で覚える - 録音して聞き返す - 沈黙を避ける("Well...", "Let me think...")

3. 様々なトピックで練習 - 教育、テクノロジー、環境、社会問題 - 毎日1トピックでスピーチ練習

ライティング対策

Integrated Task(20分) - パッセージを読む(3分) - 講義を聞く(約2分) - 両者の関係を150〜225語で書く

Academic Discussion Task(10分) - 教授の質問と学生の投稿を読む - 自分の意見を100語以上で書く

採点基準 - 課題への回答 - 論理的な構成 - 文法・語彙の正確さ - 表現の多様さ

対策法 1. Integrated Taskのテンプレート - 講義の要点を3つ挙げる - 各要点がリーディングとどう関係するか

2. タイピングスピードを上げる - 英語タイピングの練習 - 10分で100語を目標

3. 添削を受ける - オンライン添削サービス - 文法・語彙の間違いを修正 - 模範解答を参考にする

まとめ

TOEFL iBTは、4技能すべてをバランスよく伸ばす必要がある試験です。最初は難しく感じますが、対策を続ければ確実にスコアは上がります。 まずは公式問題集で現在の実力を把握し、弱点を重点的に対策しましょう。特にスピーキングとライティングは、日本人が苦手とするセクションなので、早めに対策を始めることをおすすめします。 当サイトでは、TOEFL対策に役立つ学術語彙や長文読解問題を無料で提供しています。ぜひ日々の学習にご活用ください。

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