ビジネスメールの基本
ビジネスメールは定型表現の組み合わせです。以下のフレーズを覚えましょう。
件名(Subject) - Inquiry about... (...についてのお問い合わせ) - Request for... (...のお願い) - Confirmation of... (...の確認)
書き出し - I hope this email finds you well. (お元気のことと存じます) - Thank you for your email. (メールをありがとうございます) - I am writing to inquire about... (...についてお問い合わせです)
依頼 - Could you please...? (...していただけますか) - I would appreciate it if you could... (...していただけると幸いです) - Would it be possible to...? (...は可能でしょうか)
結び - I look forward to hearing from you. (ご返信をお待ちしております) - Please let me know if you have any questions. (ご質問があればお知らせください) - Best regards, / Sincerely, (敬具)
電話対応の基本
電話は聞き取りが難しいですが、定型フレーズを覚えれば対応できます。
電話を受ける - Good morning, ABC Company. How may I help you? (おはようございます、ABC会社です。どのようなご用件でしょうか) - May I ask who's calling? (どちら様でしょうか) - Could you hold the line, please? (少々お待ちいただけますか)
電話をかける - This is [名前] from [会社名]. ([会社名]の[名前]と申します) - I'm calling regarding... (...の件でお電話しています) - Is this a good time to talk? (今お時間よろしいでしょうか)
聞き取れないとき - I'm sorry, could you repeat that? (すみません、もう一度おっしゃっていただけますか) - Could you speak a little slower, please? (もう少しゆっくり話していただけますか)
会議で使えるフレーズ
会議では、意見を述べる・賛成する・反対するなどの表現が必要です。
意見を述べる - I think... / I believe... (私は...と思います) - In my opinion... (私の意見では...) - From my point of view... (私の観点から見ると...)
賛成する - I agree with you. (賛成です) - That's a good point. (良い指摘ですね) - Exactly. / Absolutely. (その通りです)
反対する・異論を述べる - I see your point, but... (おっしゃることはわかりますが...) - I'm not sure about that. (それについては確信が持てません) - I have a different view. (私は違う見解を持っています)
確認する - Could you clarify...? (...を明確にしていただけますか) - What do you mean by...? (...とはどういう意味ですか) - Let me make sure I understand. (理解を確認させてください)
ビジネス英語の効率的な学習法
1. 場面別にフレーズを覚える - メール、電話、会議など場面を絞る - その場面で使うフレーズを集中的に覚える - 実際に使う場面をイメージしながら練習
2. 自分の仕事に関連する英語を優先 - 業界用語・専門用語を覚える - 実際に使うメールを英訳してみる - 過去のメールを参考にする
3. TOEICのリスニング・リーディングを活用 - ビジネスシーンの英語に慣れる - Part 3, 4は会議・電話の会話 - Part 7はビジネスメール・広告
4. 実践の機会を作る - オンライン英会話でビジネス英語レッスン - 英語でメモやToDoリストを書く - 社内の英語資料を積極的に読む
よくある間違いと注意点
1. 丁寧さのレベルに注意 - "Want to..." よりも "Would like to..." - "Tell me..." よりも "Could you tell me..." - ビジネスでは丁寧な表現を使う
2. 略語の使い方 - ASAP(as soon as possible): 急ぎの時だけ使う - FYI(for your information): カジュアルな場面で - TBD(to be determined): 未定の時
3. 文化の違いを意識 - 日本語の「検討します」≠ "I'll consider it."(前向きに聞こえる) - "No problem." は目上の人には使わない方が無難 - 結論を先に述べる(日本語と逆)
4. 曖昧な表現を避ける - "Maybe" "Perhaps" の多用は自信がなく見える - 数字や期限は具体的に伝える