まずはTOEICの基本を知ろう
TOEICテストは、リスニング(Part 1〜4、45分間)とリーディング(Part 5〜7、75分間)の2セクションで構成されています。合計200問を2時間で解答します。
各Partの概要 - Part 1: 写真描写問題(6問) - Part 2: 応答問題(25問) - Part 3: 会話問題(39問) - Part 4: 説明文問題(30問) - Part 5: 短文穴埋め問題(30問) - Part 6: 長文穴埋め問題(16問) - Part 7: 読解問題(54問)
600点を目指すなら、まずはPart 2、Part 5、Part 7のシングルパッセージを重点的に対策しましょう。
リスニング対策のポイント
リスニングセクションでスコアを伸ばすには、以下の3つが重要です。
1. 頻出フレーズの習得 TOEICのリスニングでは、ビジネスシーンで使われる定型表現が繰り返し出題されます。「Would you mind...?」「I'm calling to...」などのフレーズを耳で覚えましょう。
2. 先読みの習慣化 Part 3, 4では、音声が流れる前に設問と選択肢を読んでおくことが重要です。何を聞き取るべきかを把握してから音声を聞くと、正答率が大幅に上がります。
3. シャドーイングの実践 毎日15分でもシャドーイング(音声を追いかけて発音する練習)を続けると、英語の音に慣れてきます。最初は0.8倍速から始めるのがおすすめです。
リーディング対策のポイント
リーディングセクションは時間との勝負です。75分で100問を解くには、1問あたり45秒のペースが必要です。
Part 5の攻略 文法問題は「品詞」「時制」「前置詞」の3カテゴリーが頻出です。これらを重点的に学習し、空欄の前後だけで解ける問題を瞬時に見分ける力をつけましょう。
Part 7の読み方 長文は最初から最後まで読む必要はありません。設問を先に読み、必要な情報だけをスキャニング(拾い読み)します。メール、広告、記事など文書タイプごとの特徴を把握しておくと、さらに効率が上がります。
おすすめの学習スケジュール
1日1〜2時間の学習を想定した3ヶ月プランをご紹介します。
1ヶ月目:基礎固め - 基本単語(中学〜高校レベル)の復習 - 基本文法の確認 - TOEICの形式に慣れる
2ヶ月目:問題演習 - Part 2, 5を中心に毎日演習 - リスニングのシャドーイング開始 - 時間を計って解く練習
3ヶ月目:実戦演習 - 模擬試験を2回実施 - 弱点分野の補強 - 時間配分の最終調整
コツコツ継続することが最も重要です。無理のないペースで続けましょう。