英検1級の試験概要
1級の目安: 大学上級程度(ネイティブレベル) - 語彙数: 約10,000〜15,000語 - 合格ライン: CSEスコア2028点以上(満点2550点) - 合格率: 約10%
一次試験の構成 - リーディング: 41問(語彙25問 + 長文16問) - ライティング: 1問(200〜240語のエッセイ) - リスニング: 27問(約35分) - 試験時間: 筆記100分 + リスニング約35分
二次試験(面接) - 時間: 約10分 - 形式: 2分間スピーチ + 質疑応答(社会問題)
1級の特徴は「専門的な語彙」と「社会問題への深い理解」が求められることです。
語彙対策(最大の壁)
1級の語彙問題は、英検の中で最も難しいセクションです。日常では使わない専門語彙が多く出題されます。
必要な語彙レベル - 準1級: 約7,500語 → 1級: 約10,000〜15,000語 - 約2,500〜7,500語の上乗せが必要
頻出の語彙ジャンル - 政治・外交: diplomacy, sanction, bilateral - 経済・ビジネス: fluctuate, downturn, procurement - 科学・医療: hypothesis, chromosome, pathogen - 環境: biodiversity, deforestation, sustainability - 社会問題: discrimination, segregation, marginalize
効果的な学習法 1. パス単1級を5周以上 2. 英字新聞・雑誌を毎日読む(The Economist, TIME等) 3. 語源を活用(ラテン語・ギリシャ語由来が多い) 4. 類義語・反義語をセットで覚える
語彙問題で18問以上取れれば、合格圏内です。
リーディング対策
1級の長文は、学術論文レベルの抽象度と長さです。
長文の特徴 - 1パッセージ約800〜1,000語 - トピック: 科学、歴史、社会問題、文化 - 抽象的な議論が多い
攻略のポイント 1. 段落ごとの要旨を把握 - 各段落の最初と最後に注目 - 議論の流れ(主張→根拠→反論→結論)を追う
2. 設問タイプ別対策 - 内容一致: 選択肢の言い換えに注意 - 空所補充: 前後の論理関係を確認 - 主旨: 全体を通しての筆者の主張
3. 時間配分 - 1パッセージ15分が目安 - 語彙問題を10分以内で終わらせる
日常的なトレーニング - 英字新聞を毎日1記事精読 - TED Talksの書き起こしを読む - 学術論文のアブストラクトを読む
ライティング対策
1級のエッセイは200〜240語で、社会問題について賛成・反対の立場で論じます。
出題例 "Agree or disagree: Developed countries have a responsibility to accept refugees."
エッセイの構成(4段落)
[Introduction]
I agree/disagree that... for the following reasons.
[Body 1]
First, [理由1 + 具体例・データ].
[Body 2]
Second, [理由2 + 具体例・データ].
[Body 3]
Third, [理由3 + 具体例・データ].
[Conclusion]
In conclusion, [まとめ。主張を再度述べる].高得点のポイント - POINTSから3つ選んで論じる - 具体例・統計データを入れる - 高度な語彙を使う(however → nevertheless) - 複雑な構文を使う(分詞構文、倒置など)
練習方法 - 過去問のトピックで毎日1本書く - 添削サービスを活用 - 模範解答を暗記
スピーキング(二次試験)対策
二次試験は、2分間のスピーチと質疑応答です。
面接の流れ 1. 5つのトピックから1つ選択(1分間考慮) 2. 2分間スピーチ 3. スピーチに関する質疑応答(4問程度)
スピーチのコツ - 立場を明確に(賛成 or 反対) - 3つの理由を述べる - 具体例を1つは入れる - 2分間しっかり話し切る
頻出トピック - 環境問題(気候変動、再生可能エネルギー) - テクノロジー(AI、プライバシー、SNS) - 社会問題(少子高齢化、教育格差、移民) - 国際関係(グローバル化、貿易、紛争) - 倫理問題(安楽死、死刑、遺伝子操作)
練習方法 - 毎日1トピックで2分間スピーチ練習 - 録音して自分の話し方を確認 - ニュースを見て意見を英語で考える