多読とは?
多読の定義 - 辞書を引かずに読む - 自分のレベルより少し易しい本を選ぶ - たくさんの量を読む - 楽しんで読む
多読の効果 - 語彙力が自然に増える - 読むスピードが上がる - 英語を英語のまま理解できるようになる - 文法が感覚的に身につく
多読は「勉強」ではなく「楽しみ」として英語に触れる方法です。
多読の3原則
多読を成功させるための3つのルールがあります。
1. 辞書を引かない - 知らない単語があっても推測して読み進める - 物語の流れを止めない - どうしてもわからなければその本は置いておく
2. わからないところは飛ばす - 1ページに知らない単語が5語以上あれば、その本は難しすぎる - 完璧に理解しようとしない - 70%以上理解できればOK
3. つまらなければやめる - 興味を持てない本は読まない - 無理に読み続けない - 別の本に切り替える勇気を持つ
Graded Readersの選び方
多読初心者には「Graded Readers」がおすすめです。学習者向けにレベル分けされた本で、語彙と文法が制限されています。
主なシリーズ - Oxford Bookworms: 7レベル、名作文学が多い - Penguin Readers: 7レベル、映画原作も豊富 - Cambridge English Readers: 6レベル、オリジナルストーリー - Macmillan Readers: 6レベル、クラシックから現代まで
レベルの目安 - レベル1(300語): 英検4級〜3級 - レベル2(600語): 英検3級〜準2級 - レベル3(1,000語): 英検準2級〜2級 - レベル4(1,500語): 英検2級〜準1級
最初は「簡単すぎる」と思うレベルから始めましょう。
多読の始め方
ステップ1: レベルを決める - 最初の2〜3ページを読んでみる - 知らない単語が1ページに2〜3語以下ならOK - スラスラ読めるレベルを選ぶ
ステップ2: 好きなジャンルを選ぶ - ミステリー、ロマンス、SF、伝記など - 興味のあるテーマなら続けやすい
ステップ3: 読む量の目標を決める - 最初は週に1冊を目標に - 慣れてきたら徐々に増やす - 累計100万語を目指す
ステップ4: 記録をつける - 読んだ本のタイトルと語数を記録 - 累計語数を可視化するとモチベーションが上がる
多読を続けるコツ
1. 電子書籍を活用する - Kindle Unlimited で洋書が読み放題 - スマホでいつでも読める - 辞書機能は使わない(多読のルール)
2. 図書館を活用する - 多くの図書館にGraded Readersがある - 無料で借りられる - 気軽に試し読みできる
3. 同じシリーズを読む - シリーズものは登場人物が同じで読みやすい - 徐々にレベルを上げていける
4. 読書仲間を作る - SNSで読書記録を共有 - おすすめの本を教え合う - 刺激を受けてモチベーション維持