without rancor

コロケーション英検1級C2TOEIC TOEIC 900点目標

発音

/wɪˈðaʊt ˈræŋkər/

withOUT RANcor

💡 「without」は『ウィダーウト』のように発音し、『-out』の部分を強く言います。「rancor」は『ラ』を強く発音し、『ラェンカー』に近い音です。語尾の『r』は強く発音しすぎず、軽く添える程度で大丈夫です。

使用情報

フォーマリティ:フォーマル
頻度:時々使われる
使用場面:
ビジネス政治・外交法律報道・ジャーナリズム歴史・学術人間関係批判・評価

構成単語

意味

恨みや悪意を抱かずに、遺恨なく。感情的にならず、公平な態度で。

"Without bitterness, resentment, or ill will; in a fair, impartial, and unemotional manner, especially when dealing with disagreement or conflict."

💡 ニュアンス・使い方

このフレーズは、意見の相違や対立がある状況において、個人的な感情や過去のわだかまりを持ち込まずに、冷静かつ公平な態度で物事に対処することを強調します。特に、感情的になりがちな議論や批判の場で、プロフェッショナルな姿勢や成熟した態度を示す際に用いられます。非常にフォーマルな表現であり、日常会話で使われることは稀です。書面や公式なスピーチ、報道などで使われると、知的で洗練された印象を与えます。ネイティブスピーカーにとっては、感情をコントロールし、客観的に事態を評価する能力があることを示す表現として認識されます。

例文

The judge delivered the verdict without rancor, focusing solely on the legal facts.

フォーマル

裁判官は遺恨なく判決を下し、法的事実にのみ焦点を当てました。

Despite their past disagreements, they managed to discuss the new proposal without rancor.

フォーマル

過去の意見の相違にもかかわらず、彼らは遺恨なく新しい提案について議論することができました。

The opposing candidates debated the issues without rancor, maintaining a respectful tone throughout.

フォーマル

対立する候補者たちは、遺恨なく問題を討論し、終始敬意を払った態度を保ちました。

She accepted the criticism without rancor, acknowledging her mistakes gracefully.

フォーマル

彼女は遺恨なく批判を受け入れ、優雅に自分の間違いを認めました。

The two nations agreed to resolve their border dispute without rancor, seeking a peaceful solution.

フォーマル

両国は、遺恨なく国境紛争を解決し、平和的な解決策を模索することで合意しました。

Even after losing the election, the candidate congratulated his opponent without rancor.

フォーマル

選挙に敗れた後も、候補者は遺恨なく対立候補を祝福しました。

The board discussed the difficult decision without rancor, aiming for the best outcome for the company.

ビジネス

取締役会は、会社にとって最善の結果を目指し、遺恨なく難しい決定について議論しました。

We need to approach this negotiation without rancor, focusing on mutual benefits.

ビジネス

我々は相互の利益に焦点を当て、遺恨なくこの交渉に臨む必要があります。

It's important to be able to part ways without rancor, even after a business partnership ends.

ビジネス

ビジネスパートナーシップが終了した後でも、遺恨なく袂を分かつことができるのは重要です。

The historical document describes how the peace treaty was signed without rancor, despite years of conflict.

フォーマル

その歴史文書には、長年の紛争にもかかわらず、平和条約が遺恨なく締結された経緯が記されています。

類似表現との違い

without maliceフォーマル

「malice」も「悪意」を意味しますが、「rancor」が長年にわたる根深い恨みや怨恨を指すのに対し、「malice」はより具体的な「害を与えようとする意図」としての悪意を指すことが多いです。フォーマル度は同様です。

without bitternessフォーマル

「bitterness」は「苦々しさ、憤り」といった感情を表しますが、「rancor」はより深く、消えにくい怨恨の感情に焦点を当てます。「bitterness」の方がやや広範な不快感を含むことがあります。

impartiallyフォーマル

「公平に、偏見なく」という意味で、感情的な側面よりも判断の公正さに重きを置きます。「without rancor」が感情的なしこりを排除する意味合いが強いのに対し、「impartially」はより積極的に中立的な立場を取ることを意味します。

objectivelyフォーマル

「客観的に」という意味で、感情や個人的な意見を排除し、事実に基づいた判断を下すことを強調します。「without rancor」が感情の負の側面を捨てることを指すのに対し、「objectively」は思考プロセスそのものの客観性を指します。

学習のコツ

  • 💡「rancor」は非常にフォーマルな単語であり、日常会話で使うと不自然に聞こえる可能性があるため、書面や公式な場で使用するのが適切です。
  • 💡対立や意見の相違があった後に、冷静かつプロフェッショナルな姿勢を示す際に効果的な表現です。
  • 💡「without + 抽象名詞」の形で、洗練された「〜なしに」というニュアンスを表現できることを学びましょう。
  • 💡ニュース記事や論文、フォーマルなスピーチなどで見かけることが多いので、読解力向上にも役立ちます。

対話例

困難なビジネス交渉後の協議

A:

The negotiation was tough, but I believe we handled the final discussion without rancor.

交渉は困難でしたが、最終的な議論は遺恨なく行ったと信じています。

B:

Indeed. It was crucial to focus on the long-term partnership rather than lingering disagreements.

その通りです。長引く意見の相違ではなく、長期的なパートナーシップに焦点を当てることが重要でした。

組織内の意見対立に関する会議

A:

We had some strong disagreements during the policy debate, but I appreciate that everyone discussed the points without rancor.

方針を巡る議論では激しい意見の対立がありましたが、皆さんが遺恨なく論点を話し合ったことに感謝しています。

B:

It's essential to maintain professionalism, especially when opinions diverge significantly.

意見が大きく食い違う時こそ、プロ意識を保つことが不可欠ですからね。

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